DMC-GX7がやってきた
先週、修理が完了した5D3と、注文されたGX7が入荷しましたよという連絡がいつものカメラ屋さんから届いていた。
連休中は台風が直撃するようなので、都合を無理矢理つけて取りに行ってきた。
私のマイクロフォーサーズ歴は紆余曲折だ。
基本、パナソニックに主軸を置いているが、オリンパスから気になる新製品が出たら浮気したりとせわしない。
パナとオリのマイクロに対するとらえ方は微妙に違うようだ。
色つけに関してはパナの方が好みだ。
だが、それぞれに長所があり、短所がある。
だからマイクロはパナ・オリ共にボディを所持している。
そんな中、発売されたのがパナのGX1の後継機種であるGX7だ。
今回はシルバーをチョイスした。
GX7はGH3のような一丸ライクなフォルムでなく、レンジファインダー機のような外見を持つ。
持った瞬間のイメージはズシリとする質感の高いカメラといったところか。
GX1の血脈は受け継がれているようで安心した。
細かい仕様については公式サイトを参照してもらうとして・・・・。
まずは独特のフォルムを持つこのボディーでも、一際目を引くのがEVFであろう。
276万画素の上方90度までチルト可能なファインダーだ。
ファインダー倍率はGH3に比べると若干小さい気がする。
黒い色には少しカラーブレイクが目立つ感じだ。
気になったのがアイカップを含めて若干飛び出しているところだ。
ロック機構があれば良かったのかもしれないが、ストラップでボディをぶら下げたときに、体幹にEVFがぶつかり明後日の方向を向いてしまう気がする。
もうこの半分まで抑えられれば完璧だったのに。
まあ、技術的な限界なのであろうか。
次に軍艦部ダイヤル周りを見てみたい。
メインダイヤルは適度な固さがあってなかなかよろしい。
その基部には電源ダイヤルがある。
カメラをホールドしたときに、親指をかけて外側にレバーを回すと電源オンとなる。
GH3もそうだったが、非常に使いやすい。
シャッター全押し撮影まで1秒弱。実用性は高い。
シャッター周りのダイヤルは絞りに連動している。
メインダイヤルに比べ程よく回すことが可能だ。
シャッターの押した感じは可もなく不可もなくといったところか。
パナソニックなりに拘ったと感じられる作りだが、ここまで拘ったのであればシャッターを押す動作が快感に感じるくらいの作り込みが欲しかった。
+αとして、レリーズボタンのねじ込み穴なんかあると良かったかもしれない。
ま、このあたりは完全に嗜好の範疇に入るが。
サムホルダーに価する部分のダイヤルだ。
こちらでも絞り値の変更ができる。
さらに一度押し込んでから回すと、露出を変えることが可能となる。
再生時では撮影画像の拡大に使用する。
全体的なダイヤル操作感は概ね良好だ。
もう病みつきという快感レベルではないが、使っていてストレスを感じることはない。
この次は軍艦部の中央部だ。
GX7ではこのサイズなのにフラッシュが内蔵されている。
GX7だからGN7.0相当なのかはわからないが、ストロボは無いよりはあった方が良い。
左にあるレバーを操作することでストロボがポップアップする
ホットシューもついている。
渋いのが、ホットシューカバーだ。
GX7オリジナル仕様だが、脱落を防ぐためのギミックがついている。
こう言う心遣いはうれしいものだ。
できればLumixシリーズで統一して欲しいものである。
さて、どんどん行きましょう。結構時間がかかってしまった。
お次はフロントのグリップだ。
パナはいつもグリップに拘っている気がする。
今回も完成度は高い。
シボの感じも非常によろしい。
だが、こうレベルが高いと別のタイプも試してみたい気がする。
発売記念限定モデルでグリップの質感を変えたものを出すような遊び心もがあっても良かったような気がする。
ああ、これではオリの二番煎じになってしまうか。
ま、贅沢な要求ですね。
背面部の液晶だ。
今回はサイズからGH3のようなバリアングルは採用されなかったようだ。
個人的にはそちらの方が好きである。
上下にチルトできる104万画素を持つ3.0型背面モニターだ。
感じとしてはOM-Dにそっくりな感じである。
例のクラック事件のようなことは起きないと信じている。
操作ボタンのユーザーインターフェイスはいつもと同じだ。
最近は比較的統一されているので使いやすい。
ボタン操作もボディに剛性があり、クリック感がハッキリしているために心地よい。
次は底面だ。
メモリカードとバッテリー挿入部は同じところに挿入するタイプである。
カバーのロックボタンがやや貧弱で残念だ。
偶発的に開き難くする工夫はされているものの、触れた質感がそれをすべて台無しにしている気がする。
工作精度は高いのだから、周囲を硬質ゴムで覆うとか、ここだけ材質を変えるとかして欲しい。
触れる頻度の高いところは、カメラ使用時のモチベーションに響いてくる。
カプラ専用のカバーもちょっと気になる。
電源カプラを使っているうちに、だらしのない口元のように半開きになってしまうのではないかと不安になる。
カプラを購入するのがちょっと怖い。
最後に三脚穴だ。
3/8の太ねじ専用で、レンズの光軸に一致したところにあいている。
サイズを気にしたGX7でも、こういうところに気を抜かないパナの姿勢は評価したい。
とまあ、ざっくりと触った感じを書いてみたが、簡単に結論をまとめると、GX7のガワに関しては寄せ集めのものではなく、それなりに気合いを入れて作られたことのわかるボディなのだ。
このボディを見てコレだ!と感じた方は間違いなく買いでしょうか。
フォーカスも正確で素早く、色乗りも私の大好きなパナ色だ。
あ、でもまだ高感度を見ていませんね。
次回は高感度耐性を見てみようと思う。
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こんばんは。
もう、本体バージョンアップがでてますよ。
投稿: e91-320i | 2013年9月17日 (火) 22時15分
本当ですね、いきなり発表されてます。
何かあったんでしょうかね(^^;
投稿: ちぇりた | 2013年9月18日 (水) 01時56分