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2013年9月21日 (土)

Lumix GX7の高感度

デジカメを購入したら、いつもやるのがこの高感度耐性だ。

20130921a

光量の少ないところではシャッター速度が遅くなるので手ぶれを起こしやすくなる。
そこでISOを上げることでシャッター速度を稼ぐわけであるが、当然感度が上がるとノイズが増えてコントラストが落ちてくる。
この高感度耐性が強ければ、使いやすいカメラということになる。
他にもダイナミック・・・・

まあ、いつものテスト撮影であるから、今回も簡単に高感度耐性のテストを行ってみる。

Pon6

被写体はいつもの犬の置物であるぽん様。
距離は2m。
ボディはGX7、レンズはLeica DG Summilux25mm/1.4。
Aモードで絞りはF5.6に固定し、WBはオートに設定した。
各ISOで撮影する。

【高感度テスト】

20130921b
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こうしてサムネイルで見てみると、ISO125から25600まであまり差が少ないことに驚かされる。
色乗りやコントラストがかなり粘って残っている。
さすがによく見ると、ISO25600では解像感が失われているのがわかるが、たいしたものである。

これだけではわかりにくいので、中央部をトリミングして比較してみたい。

【トリミング比較】

ISO125・200・400
20130921d1
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この3枚にあまり差は無いようだ。
ノイズフリーなきれいな画像である。

ISO800・1600・3200
20130921d2
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ISO800あたりから僅かではあるがノイズが見られ始める。
が、殆ど気にしなくて良いレベルだと思う。
ISO1600になると僅かに解像感が失われてきているようだ。
犬の毛並み柄の解像感が低下してきている。
ISO3200になるとノイズが目立ち始める。
それでもまだまだ実用的な画像だ。

ISO6400・12800・25600
20130921d3
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ISO6400では黒い鼻の頭にカラーノイズが現れ始める。
ノイズも粒状感がハッキリしてくる。
解像感はかなり失われつつあるが、色乗りはまだまだ何とか保てている感じだ。
ISO12800にもなるとカラーノイズが目立ち始め、毛並み柄の解像感はほぼ無い。
ノイズも激しく、トリミングは不可能といったところか。
ISO25600はまさに緊急用といったところか。
犬の置物の境界面は毛羽立ったようになり、解像度という概念は破綻している。
ノイズ・カラーノイズも激しく、トリミングという行為がこのISOではいかに無駄なことになるのかという現実を思い知らされる結果になるだろう。
ある意味、このISO値でここまでコントラスト色乗りを残せたように見せる技術が凄い。
ブログなどに小さいサムネイル画像で出すのが吉だ。

20130921e_2
Panasonic DMC-GX7+Leica DG Summilux25mm/1.4ASPH.

どの辺までのISO値に我慢できるのかは、個人の閾値によるところが大きいだろう。
私的にはISO6400を入れるかどうかに迷うところだ。

高感度耐性のイメージとしてはGH3とさほど変わらない感じだ。
現行マイクロ機の中でトップクラスの高感度性能を持つが、際だって他機種より性能が良いというセンサーではない。
それでも数年前のマイクロのセンサーに比べたら隔世の感がある。

次はGH3やOM-Dと高感度でも比較してみましょうか。

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