OM-D(E-M1)の高感度
今日は生憎の雨であったが、ブログネタが枯渇気味なので強制的にE-M1のテスト撮影を行うことにした。
新しいボディを購入すると必ず行うテストだ。
高感度に強ければ様々なシチュエーションで、その長所を発揮できる。
いつものようにいつもの被写体を置いていつものレンズで撮影する。
被写体までの距離は2mに設定。
E-M1ボディにLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.を取り付けて絞りはF5.6に固定した。
WBはオート、ISOを200から一段ずつ変えてテストした。
【高感度撮影】
RAWで撮影したデータをそのままJPEGにて現像した。
上段が全体、下段が中央部トリミング。
低感度の画像はノイズも見られず、解像感も十分だ。
コントラストもしっかりしている。
ISO800あたりから解像感に変化が現れてきた。
犬の毛並みや咥えている看板の木目に劣化傾向が僅かに見られる。
ノイズは背景にほんの僅かに現れ始めた。
ISO1600ではその傾向はさらにはっきりとなる。
だが、まだまだ実用度は高い。
ISO3200になると、背景に粒子状のノイズが目立ち始める。
だが被写体によってはうまく誤魔化せそうだ。
解像感の低下が徐々に目立ってくる。
犬の毛並み模様のすう壁は、このあたりでのっぺり感が強くなる。
ISO6400は、より著明となり等倍鑑賞は厳しいものになる。
犬の鼻の頭にはカラーノイズが出始める。
ISO12800にもなると、画面全体の雰囲気ががらりと変わる。
すでに正確なコントラストが低下し、正確なカラーバランスが成り立たなくなり始める。激しい各種ノイズにまみれた画像は、かろうじて被写体境界はハッキリしているが、精細感はすでに消失しのっぺりした感が著しい。
ISO25600はまさに非常用だろう。
サムネイルで見ると、お?全然いけているのではないかと思ってしまいがちだが、拡大すると何これ?という状況になる。
まあ、遠目で鑑賞したり、薄目で楽しむのが吉であろう。
ここで各写真をまとめておく。
【まとめ】
個人的な判断によれば、等倍鑑賞に堪えられるのはISO3200あたりまでだろうか。
このへんにボーダーがある。
そしてISO6400くらいに大きな堀があって、ISO12800には巨大な壁がある感じだ。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12mm/2.0
E-M1はよく出来たマイクロ機だ。
では現行機種で頭一つ抜けた機種であるかと言われると、それは微妙だと思う。
E-M5やGH3とどっこいどっこいではないだろうか。
状況によってはE-M5やGH3の方が優れていることもあるだろう。
E-M1の拡大画像を色々見ているうちに、ああ、やっぱりこれはオリンパスの絵作りだなあと実感していることに気づいた。
個人的な嗜好からいうとやはりパナソニックの絵作りが好きである。
しかし、ボディ内手ぶれ補正を有し、大きく見やすいEVFが搭載され、ホールディングのよいグリップを持つ機種はこれしかない。
しばらくの間はこれが私のマイクロメイン機となるであろう。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12-40mm/2.8 PRO
現時点に於いてパナ製最新機種であるGX7は先日のGH3との対比であまりいい結果が出せなかった。
これが非常に気になっていたのだ。
その対比は条件の異なるデータをそれぞれ用いたために、結果の信憑性は決して高いモノではない。
だが今回のE-M1テスト撮影時に、同じレンズを使って同時に同条件でGX7の高感度チェックをおこなった。
この結果を後日出したいと思う。
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