職場とカエル
今日、半ドンの仕事を終えて机から立ち上がろうとしたとき、足下に何かがいるのに気づいた。
ヒキカエルである。
体長5cmほどの今年生まれたばかりの奴であろうか。
何故こんな所にいるのかと不思議に思いながら手でカエルを捕まえてみると、ほこりまみれですでに全身カリカリに乾いて虫の息だ。
慌ててシンクに低目のぬるま湯を張って中に放り込んでみた。
しばらくは水面でジッとしていたが、直にスイ~ムと泳ぎ始めたので安心した。
このように元気な姿を見ていると自分に様々な欲求が出てくる。
何かエサはないかと探してみたが、生憎今すぐ捕まえられるような生き餌はいないため、体が元気なうちに実家の庭に放すことに決めた。
Panasonic DMC-GX7+Voightlander Nokton17.5mm/0.95ASPH.
実家の水草の張ってあるカメに入れたら、気に入ったらしく縁に座ってノドを膨らまし始めた。
カメラを近付けると慌てて水中に逃げ込むほど元気が出たようだ。
元気な姿の写真を撮ろうにも、蚊が多くてマニュアルフォーカスではまともに撮影が出来ない。
数枚撮って、早々に退散した。
さて、今日は夏日だったので問題ないが、今後気温が低くなったときにこのカエルは無事に越冬できるであろうか心配だ。
左足に傷があったので、もし来年出会うことがあればわかるだろう。
しかし、何故職場にいたのだろう。
あのほこりの付き具合と乾き方からすると4、5日は職場にいたことになりそうだ。
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