Lumix G Vario 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH.(スペック)
現在パナから発売されている中で、最も小型で軽量な標準ズームであるG12-32mm/3.5-5.6だ。
先日のGM1レンズキットと一緒に付けられている。
これはパナの廉価版標準ズームの中で最もワイド端が広い12mmスタートとなっている。
今回はこのズームレンズについて書いていきたい。
サイズはφ55.5mm×約24mm(沈胴時)、重量は僅か70g。
このコンパクトな中に、標準域のズームと手ぶれ補正機能が備わっている。
色はシルバーと黒の2種類から選べる。
レンズ構成は7群8枚。
非球面3枚にEDレンズが1枚組み込まれている。
レンズ鏡筒部分には金属外装を、そしてマウントも金属を使用している。
鏡筒部分は触れると一見プラスチック様だが、爪で弾くと金属を感じる。
ちょっと薄いようだが。
フィルター径はお財布に優しい37mm。
私はフルサイズ対応レンズやAPS-C対応レンズには保護フィルターを取り付けるが、マイクロ対応レンズには付けないという変なジンクスを守っている。
理由は何だったかな?
そうそう、絞り羽根は円形虹彩の7枚絞りである。
最短撮影距離は20cm~30cm。
焦点距離が12-20mmまでが20cm、21mm-30mmまでが30cmと言うことらしい。覚えやすい。
最大撮影場率は0.26倍とマイクロ標準レンズとしてはほどほどな感じだ。
フードも取り付けられるバヨネット機構が見られない。
付けたい人はねじ込み式の社外品をチョイスすることになりそうだ。
先日の記事にも書いたが、沈胴を伸ばすにはズームリングを回すだけだ。
固めのフリクションが効いたエリアを回しきると、突然ズームリングはカチリと言う音と共にスムースな可動域に入る。
これで撮影準備完了となる。
鏡胴は二段式で、ズーミングしても伸長の変化は殆どない。
沈胴させるときは逆の操作を行えば良い。
本体電源との連動や、面倒なロック機構などは存在しない。
己の指で回すだけである。
鏡胴周囲はツルリとした能面のようだ。
全く余分なものがない。
あるのはレンズ取り付けマークの白ポチくらいであろうか。
超軽量で超コンパクト。
ある意味、余計な機能を徹底的に排除した姿勢に対して評価したい。
家電メーカーとしてはあり得ないほどの割り切り方に驚かされたくらいだ。
カメラ部門が明確な意思を持ていることが窺える。
今後に登場するカメラやレンズに対しても期待が持てそうだ。
Lumix G Vario 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
スペック
テスト撮影
実写と感想
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