Ai Nikkor 45mm/F2.8P(スペック)
以前にも書いたことがあったが、このレンズは過去に2度中古で購入した。
シルバー→ブラックと2種類の色調は過去に楽しんだ。
レンズのカラーリングはシルバーがきれいだが、今回はDf(黒)のために購入したのでブラックをチョイスした。
これで3本目だ。
このレンズはマニュアルフォーカスだ。
つまりピントリングを自分で回してフォーカスを合焦させねばならない。
以前は撮影スタイルのこだわりもあってMFレンズをいくつかは持っていたが、最近は老眼が酷くフォーカシングに自信がなくなってきた。
ほぼ標準域の焦点距離にF2.8という程々の明るさ。
そして超コンパクトで軽量なパンケーキレンズ。
最後の実用派MFとしてちょうど良いのではないかと思ったのだ。
軽量のDfと組み合わせることで通勤鞄にも放り込める手頃な重量とサイズ。
実際にパナ製GM1の使用頻度をかなり喰っている。
そんなAi Nikkor45mm/2.8Pのスペックは如何様なものなのか。
サイズはφ63x17mm。文字通りまさにパンケーキレンズだ。
重量は僅か120g。マイクロで慣れているとこの程度の重量には驚かないが、フルフレームセンサーでこの重量は凄まじい。
ただ、キヤノンのEF40mm/2.8STMはフルフレーム対応でしかもAF付きで130gだ。
なんかまた欲しくなりそうである。
レンズ構成は3群4枚。
テッサータイプの光学系を採用した薄型標準レンズということらしい。
フィルター径はφ52mm。
パンケーキにレンズにフィルターを付けるとコンパクトさが失われるので個人的には付けていない。
マニュアルレンズにありがちなインナーフォーカスで「ない」レンズなので、フォーカシングにより鏡胴が伸長する。
最短距離から無限遠までも全周の1/4程度(90°)なのでピント合わせも非常に楽だ。
最短撮影距離は45cm、最大撮影場率は0.13倍。
決して寄れるレンズではない。
接写も強ければ常用レンズになったのであるが。
フードはフジツボ型のものが付いている。
フードを付けたままでも、純正のレンズキャップが取り付けられるところがNikonらしい。
ピントリングはスムースで、フォーカスエイドと組み合わせれば老眼の私であっても45mm/F2.8という被写界深度のヒット率は非常に高い。
Dfと組み合わせて趣味性の高い撮影が可能なのだ。
これがMFのF1.4とになったら開放撮影は厳しいであろう。
が私のラストMFレンズとして楽しませていただきたい。
ちなみにDSLRで使用する場合、絞りリングは最大絞りのF22にセットしておく必要がある。
これをしておかないとコマンドダイヤルがエラーを表示し一切受け付けない。
ライカR7と同じやり方だ。
後日にレンズ性能のテスト撮影を。
Ai Nikkor 45mm/F2.8P
スペック
テスト撮影
実写と感想
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コメント
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Df の絞り設定について
Df 使用説明書のP262 をご参照ください(が、少々分かり難い)。
私も最大絞りへのセットしかないと思い込んでいましたが、コシナへ相談して判明。
MENU->カスタムメニュー->カスタムメニューの管理->f操作->f7 コマンドダイヤルの設定->絞り値の設定方法->絞りリング->OK
という操作で、MFレンズが当たり前に使えるのですよ。お試しあれ。 以上
投稿: | 2015年9月 2日 (水) 11時31分
それは初めて知りました。
やはりマニュアルは絞りリングを絞ってこそですよね。
カニ爪が懐かしいです。でも交換時のf5.6合わせは面倒でした。
今のカメラは昔の名残を残しながら最新の操作法に対処可能となっていますね。
たいしたものです。
投稿: ちぇりた | 2015年9月 3日 (木) 04時25分