EOS M2 がやってきた
今日はMよりほんの僅かだけコンパクトになって軽量化されたキヤノンの新ミラーレスM2についてである。
例によってスペック云々は割愛する。
初代Mに比べてどう変わったのか、触れた感じの直感的なレビューを書いていく。
正面像では殆どMと変わらない感じだ。
持ってみても軽くなったとは言え、実際に実感できる感じはない。
対比できれば良かったのだが、下取りに出してしまったので叶わぬ願いだ。
だが、サイズが変わったと言うことは、ガワもすべて新調されたと言うことだ。
果たして、気合いの入るキヤノンの新型ミラーレスの実力は如何に。
最初に変化に気づくのは軍艦部のシャッター周りだ。
[A+][1][2][動画]の4つの切り替えダイヤルが付いた。
[A+]はシーンインテリジェンスオート、つまりはカメラお任せモードだ。
[1]はクリエイティブオート、ボケ具合などを確認しながらの作品が作れるモードである。
[2]は俗に言うモードダイヤルである。P・Tv・Av・Mを切り替えて撮影する。
[動画]は、このモードに切り替えないと動画撮影は出来ないようになっている。
ホットシューにはEVFコネクターなどは存在しない。
私はコレでいいと思うが、欲しい人には不満なところだろうか。
でも、直にEVF搭載のが出ると思いますから、このMシリーズはこのまま付けずにいて欲しいですね。
次に背面部のサムグリップだ。形状が変わったようである。
隆起を大きくしてホールド感を上げている。
好感の持てるいい変化である。
操作ボタンはEOS Mのものを踏襲している。
M2の背面ボタン類は変わるかなと思っていたが、キヤノンはこのスタイルで行くようだ。
小型ボディなのでこのくらいの方がやりやすい。
側面のコネクターカバーが変わった。
以前は切り込みに爪を挟んで開くだけだったのが、回転させて開くようになった。
軽量化と剛性化の代償かもしれないが、もう少し開けやすいやり方をして欲しい。
とはいうものの、私はまず開けることはないであろう。
相変わらずレリーズケーブルは接続不可だ。
底面である。
三脚穴は例のごとく光軸に沿って取り付けられている。
これはこれでいいのであるが・・・・。
問題はバッテリー・メモリカードカバーだ。形状はMと全く同じである。
EOS M2は山カメラとして活用する予定なので、カメラプレートを三脚穴に設置せねばならない。
そうするとこのカバーが開くときに干渉してしまうのだ。
まあ、三脚穴をずらすためにスペーサーのようなものを挟むしかないかな。
バッテリーはEOS Mと同じLP-E12なので共用が可能だ。
そのためにEOS MのACカプラも使える。良かった。
撮影枚数はCIPA規格でEOS Mと同じ常温(23℃)で230枚とある。
もうちょっと頑張って欲しかったかな。
EOS Mの欠点に、撮影後に液晶がブラックアウトする現象があった。
だが、EOS MのPR用動画ではそれが解消されているにもかかわらず、私の個体では相も変わらず僅かにブラックアウトする。
何故?とメニューをいじくって操作していると・・・・。
「撮影画像の確認時間」を「切」にするとどうやらブラックアウトを解消できた。
ちょっと違う気がしなくもないが、取り敢えずは解消できたので良しとしましょうか。
でも「切」だと何かが違うなあ。
EOS Mは私のブツ撮りカメラとして年中活躍している。
レンズはマクロプラナーなのでAFは関係なかったのだが、カメラ自体の稼働頻度を見れば所持機の中で何故かダントツなのだ。
これを山カメラとして外にも持ち出す。
実際に新EOS MはAF速度が実用範囲に入ってきた。
体感速度としては、マイクロユーザーの私がコンデジ持ちでストレスがかからない何とか待てるギリギリのレベルだ。
小言を言えばいくつかの難点はまだあるが、実用機としてはEOS Mより遙かに高い。
外見は殆ど変わっていなくても中身が異なると触れることによりそれが分かるのだ。
今後は外に持ち出す頻度が増えていくだろう。
後日に高感度のチェックをやってみたい。
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