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とうとうこのシリーズを始めて3年が経った。
今年初めから購入した機種について、現時点での評価を踏まえながら簡潔に書いていきたい。
【DMC-FT5】
今年の2月に発売されたタフネスコンデジだ。
ポケットに収納できるタフネスカメラとして非常に高く評価している
。
私の場合、マリンスポーツより転倒を前提としたスキーで使用するために、耐衝撃性が維持されていることと低温による電圧低下の動作不良を非常に嫌う。
いくつかのメーカーを辿り歩いてきたが、パナ製の特に電源周りの信頼性は高い。
先代まで数少なくなったCCDセンサーを搭載していたが、FT5になってからMOS型に変更された。CCDファンとしては実に残念だ。
今年の秋口までこれ以外の選択肢は考えていなかったが、今回NikonからAW1というレンズ交換式のタフネスミラーレスが発売された。
非常に気になる存在なのだが、パナさんでもマイクロ規格でコンパクトなタフネスミラーレスを出してくれると嬉しいなあなんて思っている。
【DMC-GX7】
昔ながらのレンジファインダーデザインを踏襲したパナの新型ミラーレスだ。
初のボディ内手振れ補正も搭載されており、加えてパナソニックの色作りも大好きな自分なので早速飛びついた。
暗所AFも優れているが、まだ発展途上の実用性の低いボディ内手振れ補正と、高感度のディテール崩壊が著しいので後述するEOS M2の下取りに出してしまった。
最近思うようになったが、レンジファインダー型ミラーレスにEVFはいらない。
LSR型は必要と思われるが、重量増加の負荷と背面液晶表示の影響を受けるEVF赤外線センサーが邪魔になるだけである。
【OM-D(E-M1)】
本格SLR型マイクロ機として早速飛びついた。
基本、私のGH3後継機になった訳なのだが、やはりオリンパスは色が自分と合わない。
だが、カメラの基本性能は極めて高く、ボディ内手振れ補正が搭載された防塵防滴仕様という事からも今後も私の主力機として活躍してくれるであろう。
アートフィルターは評価したい。
GH3の後継に実用的なボディ内手振れ補正が搭載されたら是非買い替えたいところだが、GX7の補正能をみるとまだまだ先のようである。
【DMC-GM1】
私はパナのミラーレスが大好きだ。
どこが好きなのかというと、パナの作る色合いが大好きなのだ。
昔に感じたコンデジイメージであるルミックスの色とは明らかに異なっている。
さて、GM1はGX7と同じセンサーを搭載しているという口コミに惹かれた。
GX7の項で酷いことを書いたが、それでもE-M5に対抗できる性能を有している。
それでいて尚且つパナカラーを楽しめるのだ。
GX7はマイクロサブ機としても大きいために手放すことをちょうど考えていたから即買いである。
超小型ボディということから、マイクロの真骨頂を生かした機種でもある。
付属の12-32mm/3.5-5.6の性能が思ったほどではなかったので、GX PZ14-42mmとのトレードも考えたが、パワーズームはバッテリーを喰うことから結局はそのまま使用することに決めた。
実写では殆ど問題ならない超コンパクトお手軽ズームなので意外にも使用頻度が高い。
【Df】
今年一番の掘り出し物かもしれない。
いつものカメラ屋さんで強く勧められて購入を考えた機種だ。
本来は手放したマウントだったのでスルーするつもりだったのだが、単焦点用に購入したところ大当たりのDSLRとなった。
とにかくコンセプトがハッキリと分かるカメラだ。
軽量ボディ・高感度に強い・手頃なファイルサイズ・機械式を彷彿させるカメラデザイン。
これは手持ち撮影で気軽に撮影を楽しむためのカメラなのだろう。
高画素機求めるならばD800があるNikonユーザーは幸せ者だ。
私がメインシステムで使うEOSには3000万画素オーバーの機種はまだない。
デジタルの簡便さを取り込みながら、昔ながらの撮影も可能なカメラ。
昔、ライカの機械式R6.2を使っていたときに露出の使い方で目から鱗が落ちそうになったことがあった。
同じような撮影法が出来なくはないが、やはりDfは手持ちでストレスなく撮影するのが気持ちいい。
【EOS M2】
今年の最後に購入したキヤノンミラーレスの第2弾。
EOS Mはブツ撮りに使っているために使用頻度は極めて高い。
しかも、今のところ山カメラとしても有力候補なので、新型EOS M2には期待度が上がっている。
実用的と言われるようになったEOS M2のAFであるが、EF-M22/2.0STMを使う分には厳しいと言わざるを得ない。
特にネコや赤ん坊など動きものはやはりAFが迷って合焦不能だ。
だが、同じシチュエーションでマイクロでは合焦する。レンズ自体の特性や被写界深度の事もあるだろうが、センサーが大きいミラーレスは静物の方が吉なのだろう。
11-22mmは比較的スムースだが、これは先代のEOS Mの時もそうだったので何とも言えない。
あと、年末に発売したせいか愛用の現像ソフトSilkypixがEOS M2のRAWファイルに未だ適応されていない。年明けまで待たせるのだろうか。
AdobeのCamera rawはすでに適応されているというのに。
以前のSilkypixはカメラ対応が早いのが売りだったが、最近はどうもダメである。
そろそろ替え時かもしれないなあ。
【まとめ】
私の中では、今年は意外性の高かったNikon Dfであろう。
次点でGM1かな。
発売時期が近かったかことで、GM1の活躍の場が完全にDfに喰われてしまった。
もう一つ、GM1で不幸なのがRAW現像ソフトの対応の遅れが影響している。
私は複数メーカーのカメラを使用しているために、現像ソフトを統一できるように他社製ソフトを使っている。
が、これの対応が遅れるとテスト撮影や実写のデータ現像が出来ないのでブログアップが先延ばしになってしまうのだ。
今回は後に発売されたDfの方が先にシルキーピックスに対応してしまったのだ。
まあ、こんなバックグラウンドがあったわけであるが、このトラブルがなくてもやはりDf優位は変わらないかな。
Nikon Df+AF-S NIKKOR24-85mm/3.5-5.6 ED VR
先日、唐津へ持って行ったGM1であるが、強風の砂浜を撮影するのに夢中でレンズが大変なことになってしまった。
砂風が面白いので動画のため低い位置にミニ三脚で固定したまま撮影したところ、気がついたらGM1が砂に埋まっていた。
慌ててボディの砂を払ったが、レンズに付着した砂は無理に取ると傷が付く可能性もあったので、パフパフも持ち合わせていないこの状況ではこのままそっとしておくより他に方法はなかった。
宿に戻ってレンズを外そうと考えたが、その時に内部に砂が入るのもやっかいなので、パフパフ、いやエアーダスターがあるところに持ち込むまではリスクを伴うので、電源すら入れずにこのまま家に持ち帰ることにした。
Olympus OM-D(E-M1)+Lumix G20/1.7 ASPH.
帰宅した後にメモリーカードを抜き出して、エアダスターで砂を振り落とすことはやっておいた。
レンズも異音はないし、大丈夫であろうと高をくくっていたのだ。
そんな中、子供たちとクリスマス会をやることになったので、早速GM1を持ち出した。
もちろん、G20mm/1.7も付いている。
Panasonic DMC-GM1+Lumix G20mm/1.7 II ASPH.
あれ?シャッターが切れない。
ピントも合わない。それどころか、変なタイミングでシャッターが突然切れる。
GM1が突然、全く使い物にならなくなってしまった。
耳をレンズに近づけるとウンウンと異音がする。
あー、カムに残砂が噛んでしまったのだろうか。
鏡胴が伸びたまま固定されている。
もう、こうなるともうダメであろう。このレンズは瀕死になりつつある。
修理直行だ。
GM1はレンズを変えると完動するが、念のためボディも一緒に見てもらおう。
本来このレンズは電源OFF時は鏡胴が収納されているのであるが、飛び出したままになっている。
こうして見ると指で押し込みたくなるが、変なことすると死亡フラグが乱立する可能性もあるのでそのままそっと箱にしまい込んだ。
この新20mmを購入するときに旧20mmを下取りに出す予定だったのだが、見当たらなかったのでそのままにしておいた。
が、今回のクリスマスレンズ騒動時に突然風呂敷から旧20mmが出てきたので、ある意味神懸かっているなあと感じたのだった。
まあ、全てが動き出すのは年明けであろうなあ。
以前にも書いたことがあったが、このレンズは過去に2度中古で購入した。
シルバー→ブラックと2種類の色調は過去に楽しんだ。
レンズのカラーリングはシルバーがきれいだが、今回はDf(黒)のために購入したのでブラックをチョイスした。
これで3本目だ。
このレンズはマニュアルフォーカスだ。
つまりピントリングを自分で回してフォーカスを合焦させねばならない。
以前は撮影スタイルのこだわりもあってMFレンズをいくつかは持っていたが、最近は老眼が酷くフォーカシングに自信がなくなってきた。
ほぼ標準域の焦点距離にF2.8という程々の明るさ。
そして超コンパクトで軽量なパンケーキレンズ。
最後の実用派MFとしてちょうど良いのではないかと思ったのだ。
軽量のDfと組み合わせることで通勤鞄にも放り込める手頃な重量とサイズ。
実際にパナ製GM1の使用頻度をかなり喰っている。
そんなAi Nikkor45mm/2.8Pのスペックは如何様なものなのか。
サイズはφ63x17mm。文字通りまさにパンケーキレンズだ。
重量は僅か120g。マイクロで慣れているとこの程度の重量には驚かないが、フルフレームセンサーでこの重量は凄まじい。
ただ、キヤノンのEF40mm/2.8STMはフルフレーム対応でしかもAF付きで130gだ。
なんかまた欲しくなりそうである。
レンズ構成は3群4枚。
テッサータイプの光学系を採用した薄型標準レンズということらしい。
フィルター径はφ52mm。
パンケーキにレンズにフィルターを付けるとコンパクトさが失われるので個人的には付けていない。
マニュアルレンズにありがちなインナーフォーカスで「ない」レンズなので、フォーカシングにより鏡胴が伸長する。
最短距離から無限遠までも全周の1/4程度(90°)なのでピント合わせも非常に楽だ。
最短撮影距離は45cm、最大撮影場率は0.13倍。
決して寄れるレンズではない。
接写も強ければ常用レンズになったのであるが。
フードはフジツボ型のものが付いている。
フードを付けたままでも、純正のレンズキャップが取り付けられるところがNikonらしい。
ピントリングはスムースで、フォーカスエイドと組み合わせれば老眼の私であっても45mm/F2.8という被写界深度のヒット率は非常に高い。
Dfと組み合わせて趣味性の高い撮影が可能なのだ。
これがMFのF1.4とになったら開放撮影は厳しいであろう。
が私のラストMFレンズとして楽しませていただきたい。
ちなみにDSLRで使用する場合、絞りリングは最大絞りのF22にセットしておく必要がある。
これをしておかないとコマンドダイヤルがエラーを表示し一切受け付けない。
ライカR7と同じやり方だ。
後日にレンズ性能のテスト撮影を。
Ai Nikkor 45mm/F2.8P
スペック
テスト撮影
実写と感想
このマクロレンズの購入は2本目になる。
Fマウントから離れるときに一度手放した。
Dfを手にしたとき、広角・標準・望遠の単焦点レンズを選ぶときの望遠レンズとして再度購入となったのだ。
最初に購入した頃は手振れ補正機構の付いたマクロレンズは珍しく、プラス望遠レンズとして使う分にはお得感があったと言えよう。
サイズはφ83x116mm、重量は750gと結構重い。
キヤノンの同等品としてEF100mm/2.8L Macro IS USMがあるが、キヤノンの方が120g以上軽い。
レンズ構成は12群14枚。
EDレンズを1枚入れている。
インナーフォーカスなのでレンズ鏡胴に伸長する変化はない。
フィルター径は62mm、ボディサイズの割に口径が小さい。
白ければ電線の碍子っぽいデザインではあるが何気に気に入っている。
手振れ補正は3段分。
被写体が3mより手前になるとVRの効果は弱まっていく。
キヤノンマクロのハイブリッドISのように接写時に対応出来ないのが残念であるが、こちらの方が発売が古いので仕方のないところであろう。
最短撮影距離は31.4cm、最大撮影倍率は1.0倍。
つまり等倍マクロだ。
フォーカスエリアの切り替えは通常使用の無限遠から50cmまでと、最短撮影距離まで接写が可能なFULLがある。
キヤノンマクロでは接写用の0.3-0.5mという切り替えモードが付いているので便利であった。
Dfボディに付けてみた。
レンズが独特のフォルムなので、ひょっとこの口っぽい。
優しく口元に手を添えれば、絶妙な重さのピントリングに指が触れる。
コレがまた使いやすいのだ。
Nikon Df+AF-S VR Micro-Nikkor105mm/2.8G ED
いいレンズである。
Nikon版ハイブリッドVRが付くともっといいのであるが難しいだろうなあ。
AF-S VR Micro-Nikkor105mm/2.8G ED
スペック
テスト撮影
実写と感想
先週、唐津に出かけたときにGM1とNikon Dfを持ち出した。
おそらくはGM8、Df2くらいの割合であろうかと予測していたが、実際に現地ではGM2、Df8の割合だった。
写真撮影の8割はDfで撮影していたのだ。
まあ、動画撮影時は100%GMなのでマイクロが荷物になった訳ではない。
お宿はいつもの水野旅館だ。
最近、唐津ではいつもここだ。鮮度の高い魚介類を美味しく頂ける。
家族で行くときは大部屋、一人で行くときは同じ小部屋を用意してもらっている。
今回持ちだしたレンズはDfには24-85mmズームに58mm、そしてパンケーキ45mmの3本。
GMには付属の小型ズーム12-32mmと20mmIIの単玉である。
NikonDf+AF-S NIKKOR24-85mm/3.5-4.5G ED VR
到着したその日は曇りで風は少しあるものの、心配した雨や雪は見られない。
時折晴れ間さえ見える状況だ。
NikonDf+AF-S NIKKOR24-85mm/3.5-4.5G ED VR
少し時間があったので付近を散策してみた。
24-85mm/3.5-4.5GズームのVRによる補正効果は非常に良い。
標準域ズームへの手ぶれ補正搭載は必要ないかなと考えていたが、この重量に収まるのであればないよりある方が便利である。
噂の58mmも付けてみた。
やはりテスト撮影でも実感したとおり開放から使えるいいレンズだ。
コントラストも十分だ。
この58mmは面白い。
寄れないのが玉にきずであるが、寄らせる代償にこの味わいが消えてしまうのであれば、素直にこのスペックを受け入れたい気持ちにさせられるレンズである。
Panasonic DMC-GM1+Lumix G20mm/1.4 II ASPH.
翌日は朝から猛烈な風が吹いていた。
時折みぞれが混じる非常に寒い朝だった。
海も荒れ気味で、普段から静かな海に白波が目立っている。
強風で帽子が飛ばされそうだ。
NikonDf+AF-S NIKKOR24-85mm/3.5-4.5G ED VR
砂を伴う強風が凄まじい。
分かりにくいが、足下50cmほどを砂が疾走している。
この後、砂の強風動画を低位置から撮影していたGMが大変なことに・・・・。
朝食も早々に早めに宿を出る。
パンケーキレンズであるAi Nikkor45mmは開放で撮影するとコントラストが若干落ちるのだろうか。
今度テスト撮影でチェックしてみよう。
隅角部の甘さも気になる。
唐津駅に着いて驚いた。
筑肥線が朝から動いていないのだという。
風に弱いと聞いていたが、よりによってこのタイミングで止まるとは・・・・。
まあ、結局はタクシーを使って博多12時05分発の新幹線にギリギリ間に合ったのであるが、あまりこういうことは経験したくない。
そういえば、以前にも唐人町駅で車両火災を被ったことがあったなあ。
DfとAi Nikkor45mm/2.8Pの組み合わせは非常に使いやすい。
なんと言ってもコンパクトで軽量なのが良い。
双方合わせて830gほど。
最近の外歩きには毎回持ち出している。
コンパクトさと重さでは同じフルフレーム機のRX1に負けるが、ホールディングの良さと高感度に対する強さという安心感がNikon Dfにはある。
肩にはストラップでつり下げられたDSLR、コートのポケットには動画可能なGM。
旅先にはこの組み合わせになりそうだ。
GMが防塵防滴仕様だったらなあ。
パナさんがマイクロ規格でNikonのAW1みたいなものを作ってくれると嬉しいのであるが。
今日は年末であるが残業をせずに自宅に直帰した。
恒例の家族で過ごすクリスマスがあるからだ。
Olympus O-MD(E-M1)+Lumix G20mm/1.7 II ASPH.
玄関を開けると私のベレン人形がオリジナリティーあふれる配置で飾ってあった。
次男坊がクリスマスだからと数日前に配置してくれたのだ。
ちなみに、中央のキリストは先日まで置いてなかった。芸が細かい。
このベレン人形は以前、自由が丘のマナンティアル書店で購入したキリスト関連の書籍に付録で付いていたものである。
長男や次男が幼児期だった頃、玩具の電車に乗り降りする乗客(動物)として大活躍していた人形たちだ(笑)。ずいぶん減ってしまったが。
Olympus O-MD(E-M1)+Lumix G20mm/1.7 II ASPH.
現在、次男坊はカトリック系の小学校に行っている。
そのために聖歌あめのきさきや12弟子の覚え歌などを年中口ずさんでいるせいか、私もすっかり暗記してしまった。
学生時代に天正遣欧少年使節の4人を覚えたのと同じくらい、この12弟子氏名の記憶が人生で活躍することはないであろう。
夜も更けた。
クリスマスの朝が来る前に、これから私は赤い服を着たとある人物になり変わらねばならない。
年に一度のトランスフォーメーションだ。
ついに小2の次男坊がサンタクロースの存在を疑い始めた。
小学校で友人から指摘されたらしい。
長男の時もそうだったが、サンタクロースの存在について聞かれると、疑った人の所にはもう来ないと伝えている。
次男坊はネットで調べたらしく、どうやら北欧に本当に住んでいるらしいので安心したと語っていた。
ネット検索とは今時である。
サンタはセコムやカメラに探知されないでどうやって家に入るのだろうとも聞かれた。
一応、サンタは光学迷彩とハッキングに長けているのでセキュリティー解除はお手のものらしいと話したらフーンと呟いていた。
もうサンタの存在を次男坊に貫き通せるのも今年が最後だろう。
来年以降は、事実を知ってのクリスマスプレゼントになるのだ。
少しさみしいなあ。
でも、まだもう一人いるからいいか。
今日はMよりほんの僅かだけコンパクトになって軽量化されたキヤノンの新ミラーレスM2についてである。
例によってスペック云々は割愛する。
初代Mに比べてどう変わったのか、触れた感じの直感的なレビューを書いていく。
正面像では殆どMと変わらない感じだ。
持ってみても軽くなったとは言え、実際に実感できる感じはない。
対比できれば良かったのだが、下取りに出してしまったので叶わぬ願いだ。
だが、サイズが変わったと言うことは、ガワもすべて新調されたと言うことだ。
果たして、気合いの入るキヤノンの新型ミラーレスの実力は如何に。
最初に変化に気づくのは軍艦部のシャッター周りだ。
[A+][1][2][動画]の4つの切り替えダイヤルが付いた。
[A+]はシーンインテリジェンスオート、つまりはカメラお任せモードだ。
[1]はクリエイティブオート、ボケ具合などを確認しながらの作品が作れるモードである。
[2]は俗に言うモードダイヤルである。P・Tv・Av・Mを切り替えて撮影する。
[動画]は、このモードに切り替えないと動画撮影は出来ないようになっている。
ホットシューにはEVFコネクターなどは存在しない。
私はコレでいいと思うが、欲しい人には不満なところだろうか。
でも、直にEVF搭載のが出ると思いますから、このMシリーズはこのまま付けずにいて欲しいですね。
次に背面部のサムグリップだ。形状が変わったようである。
隆起を大きくしてホールド感を上げている。
好感の持てるいい変化である。
操作ボタンはEOS Mのものを踏襲している。
M2の背面ボタン類は変わるかなと思っていたが、キヤノンはこのスタイルで行くようだ。
小型ボディなのでこのくらいの方がやりやすい。
側面のコネクターカバーが変わった。
以前は切り込みに爪を挟んで開くだけだったのが、回転させて開くようになった。
軽量化と剛性化の代償かもしれないが、もう少し開けやすいやり方をして欲しい。
とはいうものの、私はまず開けることはないであろう。
相変わらずレリーズケーブルは接続不可だ。
底面である。
三脚穴は例のごとく光軸に沿って取り付けられている。
これはこれでいいのであるが・・・・。
問題はバッテリー・メモリカードカバーだ。形状はMと全く同じである。
EOS M2は山カメラとして活用する予定なので、カメラプレートを三脚穴に設置せねばならない。
そうするとこのカバーが開くときに干渉してしまうのだ。
まあ、三脚穴をずらすためにスペーサーのようなものを挟むしかないかな。
バッテリーはEOS Mと同じLP-E12なので共用が可能だ。
そのためにEOS MのACカプラも使える。良かった。
撮影枚数はCIPA規格でEOS Mと同じ常温(23℃)で230枚とある。
もうちょっと頑張って欲しかったかな。
EOS Mの欠点に、撮影後に液晶がブラックアウトする現象があった。
だが、EOS MのPR用動画ではそれが解消されているにもかかわらず、私の個体では相も変わらず僅かにブラックアウトする。
何故?とメニューをいじくって操作していると・・・・。
「撮影画像の確認時間」を「切」にするとどうやらブラックアウトを解消できた。
ちょっと違う気がしなくもないが、取り敢えずは解消できたので良しとしましょうか。
でも「切」だと何かが違うなあ。
EOS Mは私のブツ撮りカメラとして年中活躍している。
レンズはマクロプラナーなのでAFは関係なかったのだが、カメラ自体の稼働頻度を見れば所持機の中で何故かダントツなのだ。
これを山カメラとして外にも持ち出す。
実際に新EOS MはAF速度が実用範囲に入ってきた。
体感速度としては、マイクロユーザーの私がコンデジ持ちでストレスがかからない何とか待てるギリギリのレベルだ。
小言を言えばいくつかの難点はまだあるが、実用機としてはEOS Mより遙かに高い。
外見は殆ど変わっていなくても中身が異なると触れることによりそれが分かるのだ。
今後は外に持ち出す頻度が増えていくだろう。
後日に高感度のチェックをやってみたい。
また一年で一番好きな日であり、嫌いな日でもある冬至が来てしまった。
理由は毎年述べているので、もう書くのはやめておく。
Panasonic DMC-GM1+Lumix G20mm/1.7 II ASPH.
冬至の今日は息子たちと映画に行ってきた。
選定に紆余曲折したが、お父さん権限で「ゼログラビティ3D」をチョイスした。
ストーリーはこうだ。
宇宙望遠鏡の修理のため、エクスプローラー(スペースシャトル)で船外作業をしていた主人公らは、他国の事情により破壊された衛星のデブリによる被害を受けるのだ。
バラバラになった衛星の数え切れないほどの破片は時速2万8千キロを超える。
このスペースデブリが船外活動中の主人公やエクスプローラーに襲いかかる。
辛うじてデブリの直撃を免れた主人公とコマンダーらの二人は、破壊されたエクスプローラーを後に近接するISSへ船外服と活動ユニットのみで避難しようとするが地球との交信も途絶し酸素残量も僅かな状況だ。
しかも90分ごとにデブリは周回軌道を回ってくる。
この危機的状況から如何に地球へと帰還するかというものである。
なかなかよく出来た映画だと思う。
これは3Dを選んで正解だった。
実際に自分自身が宇宙遊泳をしている気分に浸れる。
子供たちの評価は非常に怖いと言うものだった。
特にデブリによる衝突を受けた船外作業員や、エクスプローラーの搭乗員らの死に様が強烈だったらしい。
小2の次男坊は宇宙は好きだったけど、もう嫌いになったとまで言われてしまった。
私もタワーリングインフェルノの件があるので、子供に対する映画のチョイスは重要だなあと考えてしまった一日であった。
またまた唐津へ行ってくる。
旅行ではなく、仕事(?)のためだ。
朝早いが、天気が少し心配だ。
Panasonic DMC-GM1+Lumix G20/1.7 II ASPH.
今回は嫁さんにも乳飲み子がいるし、年末の多忙な中で行かねばならないために私一人で赴くことになった。当然一泊だけとなる。
往復路ともに例のごとく新幹線だ。
お宿はいつもの水野旅館に決めた。
Panasonic DMC-GM1+Lumix G Vario12-32mm/3.5-5.6ASPH.
カメラは何を持って行こう。
今回は一泊なのでGM1を持ち出しますか。
Dfはどうしよう。
荷物が増えると面倒であるが悩むところだ。うう~ん・・・・
Nikon Dfで広角・標準・望遠の単焦点3本で揃えようと考えたときの広角単焦点。
AF-S NIKKOR 28mm/1.8Gである。
本来はもっと広角な焦点域のレンズでも良かったのであるが、古くからここを覗いている方はご存じの通り、私は広角レンズが苦手である。
パースが強烈についてしまうレンズをチョイスするのも何なので、比較的軽めの28mmにしたというわけだ。
それでは早速スペックについて語りたい。
発売は昨年出たばかりの新型単焦点である。
サイズはφ73x80.5mm、重量は330gと広角にしてはまあまあ軽い。
最近はマイクロのレンズ重量に慣れているので、重量だけ見ると「ムムム・・・・」と感じてしまうのが悲しい。
実際にフルサイズ対応レンズとして持てば軽いんですけどね。
レンズ構成は9群11枚。
非球面が2枚組み込まれている。
手ぶれ補正機構は付いていない。
インナーフォーカスで比較的高速に合焦する。
フィルター径は67mm。
キヤノンの同スペックレンズから見れば結構大きな口径を持つ。
絞り羽根は7枚である。
ピントリングは結構スカスカだ。
軽いわけではないが、安っぽさを感じる感触がする。
いいレンズのピントリングがスー・・・・という感触ならば、このレンズのそれは軽っぽいズー・・・・である。
最短撮影距離は25cm、最大撮影倍率は0.21倍。
広角域のレンズとしては結構寄れる。
マーク
今回のDfに取り付ける単焦点のポイントとして、軽いレンズであるという事を重視していた。
組み合わせてみてもなかなかいい感じである。
こうしてみると、Dfのブラックというのは新型NIKKORレンズでも比較的相性がいいようだ。
Dfシルバーとマッチしたレンズとの相性には敵わないが、Dfブラックはオールマイティーに程々似合ってくれるのがありがたい。
今や28mmは標準域に埋もれつつある焦点距離だ。
最新標準ズームは24mmスタートが殆どである。
28mmをNikonの広角レンズとしてチョイスした私は、ひとり時代に取り残されている気がしないでもないが昔ながらの使いやすい広角レンズとして愛用させていただこうと思う。
きっと更なる広角レンズが欲しくなる気も・・・・。
後日にこのレンズのテスト撮影を行ってみたい。
AF-S NIKKOR 28mm/1.8G (スペック)
スペック
テスト撮影
実写と感想
今日は疲れたのでちょっとカメラ記事はお休みである。
今朝、寝室のベッドから起きて着替えをしていると下の居間からチェリーの尋常でない叫び声が聞こえてきた。
何事かと寝室を出て階段を降りようとすると、チェリーが階下から駆け上がり私の書斎に逃げ込んだ。
何事かと居間に降りて嫁さんに聞くと、寝そべっていたチェリーの胴体を間違えて足で踏んづけてしまったらしい。
結構本気で体重がかかってしまったという。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO
私もよくうっかり尻尾を踏んづけてしまうことはあるが、あの叫び方は初めてだったので新鮮だ。
その後のチェリーに体調の変化はなかったので問題はないだろう。
嫁さんの体重か・・・・。チェリーも災難だったなあ
「男は黙って単焦点」と私のDfがそう呟いたかどうかは分からないが、58mm/1.4Gを購入するまでは単焦点だけを考えていたのは確かだ。
だが、58mmを引き取りに行く前日にはこのズームを取り置きしてもらっていたことは間違いない。
この僅か数日の間に何があったのか私もよく覚えていないが、言えることは私はかなり面倒くさがり屋であるということである。
さて、単焦点のよく似合うDfにズームレンズなどを取り付けるなどとは邪道と感じられる人もいるのではないだろうか。
だが、この軽量なDfに軽量なズームを取り付けると、高感度の強さも相まって実に使い勝手の良い組み合わせとなる。
組み合わせデザインも結構気に入っている。
現在、AF-S NIKKOR58mmに次いでの使用頻度だ。
では、そんなズームのスペックを淡々と述べていきたい。
サイズはφ78x82mm、重量は465gとフルサイズ対応標準ズームとしてはまあまあである。
無理にF4通しとせずに、F3.5-4.5と持ってきたところに好感が持てる。
レンズ構成は11群16枚。
非球面3枚にEDレンズ1枚という組み合わせだ。
フィルター径は58mm/1.4Gと同じく72mm。
絞り羽根は7枚の円形絞りである。
最短撮影距離は38cm、最大撮影倍率は0.22倍。
接写が得意なレンズではないが、標準的に寄れるレンズである。
フォーカスはインナーフォーカス。
インナーズームではなく、ズーミングにより鏡胴が二段階に伸びる構造だ。美しい・・・・。
私の場合、この二段式の鏡胴が琴線にたまらなく響くのだ。
何なんでしょうね。
もちろん、手ぶれ補正が内蔵されている。
効き具合は上々だ。
個人的にはAi AF Zoom-Nikkor 24-85mm/2.8-4.0Dの方が好きなのであるが、同じレンズを買い直すのも癪なので新しい未購入のレンズをチョイスした。
この24-85mm/3.5-4.5の旧製品も持っていたが、確か発売された頃はEDレンズが組み込まれた廉価ズームとして注目されたが、パッとしない性能だったと思う。
だが、昨年に光学設計も新たに手ぶれ補正機能を追加して登場した。
重量も465gと純正フルサイズ標準ズームとしては軽量だ。
Nikon Df+AF-S NIKKOR24-85mm/3.5-4.5G ED VR
写りに対してはまた後日述べるとして、Dfとの組み合わせは実に使いやすい。
双方合わせても1.2kgを切る重量だ。
標準ズームレンズを取り付けたフルフレーム機でこの重さである。
最大F値が4.5あっても、D4のセンサーが搭載されているDfならばまるで心配はいらないだろう。
問題は写りだ。
先代のズームは実に微妙だったが、コレはどうでしょう。
後日にテスト撮影でこのズームの実力を見てみたい。
AF-S NIKKOR 24-85mm/F3.5-4.5G ED VR
スペック
テスト撮影
実写と感想
実はこのところ最も稼働率が高いレンズがこれだ。
このAF-S NIKKOR58mmはどこがよいかと聞かれたときに特定の言葉で返答するのは難しいが、雰囲気が出せるレンズだと思っている。
ただ、最短撮影距離が60cm弱あるので、どうしても子供やネコを撮るときにピントが合わず一歩後退してから取り直すことが多い。
そんなレンズであるにもかかわらず結構使ってしまう。
それがどんなものなのか、テスト撮影で確認してみたい。
被写体はいつもの犬の置物。
距離は2mに設置して、AF-S NIKKOR58mm/1.4GをボディのDfに取り付ける。
ISOは100、WBはオートに固定し、Aモードで各絞り値にて撮影した。
【テスト撮影】
惰性に各絞り値をダラダラ並べるのを防ぐために、2段ずつの写真をアップする。
上段は通常撮影。下段は中央部と隅角部のトリミングである。
通常撮影からは被写体後ろのボケっぷりが素晴らしい。
また四隅にはかなりのシェーディングが分かる。
被写体は一見切れ切れの画像のようであるが、トリミングを見てみると・・・・。
このようにちょっとソフトな感じで描写されている。
だが、ハロっぽくは見えるが実際にはコントラストは高く、芯もある程度しっかり出ているようだ。
この描写はEDレンズを多数使った開放から芯をハッキリ出すようなレンズとは一線を画している。
被写体体幹部の境界面を見るとグリーンの収差が浮き出ているのが分かる。
全群繰り出し式のレンズの場合、ピント後方に生じる現象だ。
ちなみに前方にはマゼンタが生じる。
フォーカシングに拘った分、ボケは非常に美しい。
高額なレンズだけある。
絞ると途端に解像感がグッとアップしてくる。
シェーディングはあまり気にならないレベルになり、ニコン風のカリッとした描写である。
トリミングした画像からも収差は消失し、解像感もいい感じになっている。
この画像は2段分絞った画像だが、F2.0でもF2.8同様の傾向だ。
F2.0ではシェーディングがまだ少し残っている。
絞り込んでもボケのきれいさは維持されている。
拡大画像も文句ない。
F11
F2.8以降は解像感における極端な差は出ない。
ボケの差ぐらいであろうか。非常に扱いやすいレンズだ。
絞りすぎると回析が出てくるのでこの辺で。
【最短距離撮影】
あまり寄れない58cmによる近接撮影を行う。
やはりボケは強烈に美しい。
近接撮影するなら開放かなあ。だが絞り込んでもいい味わいがある。
開放では点光源に若干の口径食が見られる。
2段絞るとほぼ円形になる。
F5.6あたりから9角形の光源ボケが目立ち始める。
とはいってもほぼ円形ですが。
非球面を使っているが光源ボケに同心円状紋様は見られない。精度の高い非球面だ。
【まとめ】
このレンズはノクトの再来と言われているらしく、本領発揮は夜景だという。
だが、私はまだ夜景にこのレンズを使ってはいない。
なので、一般撮影のみについて感じたことを書いていきたい。
このレンズを使い始めたときに思い出したレンズがある。
M型ライカの球面ルクス35mmだ。
球面Summilux35mmは開放では非常に柔らかくソフトな描写であるが、絞り込むとカリッと鮮鋭度が増してくる面白いレンズだ。
AF-S58mm/1.4Gと球面ルクス35mmとが同じ傾向であると言うわけではない。
58mmの方が開放からコントラストはしっかりしているし、ボケ方に関してもかなり上手だ。
どちらのレンズも独特の雰囲気を持っているということなのだ。
最新レンズの傾向に多い、開放から解像感が高いレンズとは若干異なる。
これは、決して58mm/1.4Gが開放は使えないということではない。
逆に開放にこそ、このレンズの真の実力が秘められているのではないかと思うのだ。
俗に言うクセ玉というレンズがある。
先に述べた球面ルクス35mmなどがそうだが、ただ古いレンズというだけの描写能でなく、レンズ性能を数値化したものでは見られない「何か」を特化したものが、未だに愛好家の多いクセ玉として残っているのではないかと感じている。
その「何か」がこのAF-S NIKKOR58mmと同じものとして隠されているかどうかは分からないが、写し始めたときに球面ルクス35mmと同じにおいがしたと自分は感じたのだ。
取り敢えず、この「何か」を「味わい」としておく。
代表的な古いクセ玉が好きな人は、多分このレンズにハマる。
このレンズにハマった人は、そのクセ玉にハマる「かも」しれない。
「かも」というのは、やはり今の時代、AFがないと厳しいですからねえ。
特にその頃のレンズが好きな人は私同様老眼が・・・・。
と言うわけで、昔と違って開放から現代風の実用的な描写能を持ちつつ、超音波式のAFモーターまで付いて、しかも「味わい」までも付属しているこのレンズはどうでしょう。
おそらくNikonからは何種類も乱発するレンズではないと思われる。
所持する焦点距離に関係なく一本あると面白い。
今回は妙に抽象的になってしまったなあ。
AF-S NIKKOR 58mm/F1.4G
スペック
テスト撮影
実写と感想
先日職場に出勤すると何やら私宛に荷物が届いているという。
封を切って中身を確認すると、いつぞやに申し込んだGM1キャンペーンのハンドグリップではないか。
いつもキャンペーンものは忘れた頃にやってくる。
だが、今回のハンドグリップは少し気になるところがあったのだ。
超小型マイクロ機であるGMは、ホールディングが心許ない。
コンパクトさを追求したが故にホールド感が犠牲になったのだ。
それを補うのがこのハンドグリップである。
重量は僅か40gちょっと。
アルミニウム製で非常に軽い。
さて、このハンドグリップのどこが気になるかというと「底面」なのだ。
実は以前GM1のモックにこのハンドグリップが取り付けられていたのを触らせてもらったのだが、グリップ底面に三脚のねじ穴が開いていなかったのだ。
このねじ穴がないと山カメラとしてザックのホルダーに取り付けられない。
そのため製品化されたものにはねじ穴が開いているのではと一縷の望みを託していたのであるが・・・・
ああー、ダメである。
やはりねじ穴は切ってなかったのだ。
考えてみればハンドグリップの底厚があまりないので、無理にねじ穴を切っても本体を痛めるだけであろう。
まあ、気を取り直して改めてじっくりと見てみる。
・・・・、シルバーは汚れが目立ちそうだ。
今年の夏に購入したCOCのグリッパーがこの質感によく似ているが、毎日使っているためかグリッパーの持ち手はすでに真っ黒である。
しかし、GM1にこのグリップを取り付けると、この通り一気にホールディングが改善する。
片手ホールドも難なく可能だ。
しかも20mmのようなボディをはみ出るレンズも使い勝手は上々だ。
Panasonic DMC-GM1+Lumix G20mm/1.7 II ASPH.
薄暗い書斎の机の下にいるチェリーを撮ってみる。
うむ、ホールディングが良いせいかぶれずに撮影できた。
よいアイテムそうだ。
すでに旧型20mmのテスト撮影を行ってはいるが、せっかくII型になったことなのでもう一度記事にすることにする。
先日に少し書いたが、GX7にトラブルが出た。
絞り優先モードで、コマンドダイヤルによるF値の変更がうまく出来なくなったのだ。
電源のON/OFFを繰り返すことでF5.6までの撮影は出来たが、それ以上の絞り値にすることが出来ない。
シャッターを押すたびに何故かF2.8に戻ってしまうのだ。
結局、撮影終了後にバッテリーの抜き差しを行うことで復旧したが、再現性がないので偶発的なものととらえている。
ちなみにその時の写真は開放撮影で著明なピンずれが起きていた。
原因は不明なままだ。
今回の撮影データは後日のものなので問題ない。
では、気を取り直してポン様によるテスト撮影を。
ボディはGX7、被写体までの距離は2m。
ISOは200、WBはオートに固定し、各絞り値で撮影を行った。
記事の都合上、開放のF1.7、F4.0、F8.0で比較する。
【テスト撮影】
上の写真は通常撮影、下の写真は中部トリミングである。
通常撮影に於いては開放だとビネッティングが目立つ。
これは次のF4.0ではほぼ解消しているが、F2.0でも結構残っている。
気にならなくなるのはF2.8あたりだろう。
開放から色乗りやコントラストは十分で、問題なく使えるレベルだ。
より絞り込むことで更に解像度はアップする。
20mmのほぼMAXの画像であろう。
解像度、色乗り、コントラストいずれも文句ない。
このレンズはF4.0かF5.6で解像度がピークに達する。
どちらかと言われれば、F5.6かな?
F4.0の写真に比べると僅かだが解像感は落ちている。
だが気にするレベルではない。
ここで各絞り値の中央部トリミング画像を結合して解像度を比較してみた。
ピントは咥えている看板に合わせてある。
開放でも最大絞り値でも、著明な変化は出ないがそれなりに劣化している。
画像はクリックで拡大される。
【最短距離撮影】
フォーカスは目玉に合わせてある。(20cm)
ボケは比較的きれいだ。
二線ボケ傾向も殆ど見られず、換算40mmとしてはきれいにまとめている。
最大撮影倍率は0.25倍。
DG Summilux25mmよりも大きく被写体を写すことが出来る。
F1.4という明るさと換算50mmという焦点距離に拘らなければ、さらに10cm寄れるこのG20mm/1.7のコスパは極めて高い。
点光源を見てみる。
開放でこそ多少の口径食が若干みられるが、絞り込むと消失する。
アスフェリカルな紋様は目立たない。
口径食はだいたいF2.8あたりで消えるのであるが、代わりに正7角形の絞り羽根光源が現れる。
【まとめ】
このII型はご周知の通り前モデルと光学性能に変更はない。
だからブツは同じなのだ。
要はII型というものは、重量をI型100gより13g軽くして、色をグレー/黒のツートンからとシルバーと黒の2色を用意したものなのである。
I型を持っている人は、よほどのこだわりがなければ切り替える必要はないと思う。
(私はI型に加え追加購入してしまいましたが)
ただ、GM1あたりからマイクロに入った人には超おすすめだ。
12-32mmのズームと共に、マイクロ単焦点の魅力を大いに楽しんでいただきたい。
Lumix G 20mm/F1.4 II ASPH.
スペック
テスト撮影
実写と感想
本当はマイクロネタをやる予定だったのであるが、どうもGX7の調子がイマイチだったのでニコンネタをやることになった。
再現性が認められないので、問題ないとは思うのだが。
徐々にマイクロフォーサーズブログがDfブログになりつつあるように感じるであろうが、まあ旬なブツでもあるのでもう少しお付き合い願いたい。
先日行ったDfの高感度が非常によろしかったので、今度は拡張したさらなる高感度204800までについてチェックしてみたい。
前回はレンズの絞り値をF5.6にしていたため、ISO51200でDfの限界シャッター速度1/4000秒に達してしまい、更なる高感度撮影が行えなかったが今回は違う。
敢えて曇りの日を狙い、なるべく光量を抑えておく。
そしてAF-S NIKKOR58mm/1.4の絞り値を限界のF16まで上げて撮影だ。
ISO感度は前回と統一させるために100に固定する。
まあ、被写体は同じ犬の置物で。
条件は前回の高感度テストと同じで行う。
DfのデフォルトがISO12800までだったので、一応12800から一段ずつ増感して撮影した。
【高感度テスト】
今回は枚数が少ないので、通常比較と中央部トリミング比較をそれぞれ掲載する。
中心線より左がコントロールとなるISO100、右が該当ISO値である。
マイクロではこのあたりになると大騒ぎになるのであるが、Dfでは余裕を感じる。
通常比較では左右差に気づかないレベルだが、トリミング比較では解像感の低下が現れているのが分かる。
細かいディテールは失われている。だが、ノイズが・・・・目立たない・・・・。
恐ろしいセンサーだ。
通常比較ではまだ明らかな差はハッキリとは分からない。
トリミングでは徐々に犬の毛並み模様が消えているのがわかる。
だが、きれいな消え方だ。
ノイズは相変わらず目立たないが、12800よりは増えている。
まだ通常比較では粘りますねえ。
だがトリミング側はノイズが急速に目立ち始める。
だが気にならない人は全然平気なレベルだろう。
私は、ちょっと微妙だ。
通常比較でようやく差が出てきた。
くどいようだが、恐ろしいセンサーだ。
トリミングではディテールの崩壊が著しく、カラーノイズも目立ち、画像の破綻が顕著である。
通常比較でもノイズまみれであることが分かる。
だが、コントラストや色乗りは結構維持されているので驚きだ。
トリミング比較は「ダメだこりゃ」状態だ。
マイクロの25600クラスかな?
【まとめ】
なんとまあ高感度に強いボディなのだろう。
キヤノンの5D3の出番が間違いなく激減しそうだ。
個人的な感想だが、気軽なスナップ写真ならばISO51200は余裕だ。
5千ではない。5万なのだ。
Dfに慣れると怖い。
マイクロフォーサーズの高感度にギョッとしてしまうことが多くなるからだ。
一度覚えた味を忘れることは難しい。
しかし、5D3の使用頻度が下がることはあれど、マイクロの使用頻度にさほど差は出ていない。
やはりシステムの大幅なコンパクト化は高感度とは異なる棲み分けが可能なのだろう。
デザインが良かったので、何気なくDfを購入したのであるがこれは掘り出し物だ。
画素数が抑えられているために写真データサイズも控えめなのがありがたい。
動体を追従する強力なAFと連写能も一般撮影には殆ど使わない。
ややマニュアルチックなノルマルボディにいつでもどこでもシャッターが切れる超高感度センサーを搭載したカメラがこれだ。
Dfはユビキタスなカメラなのだ。
キヤノンさんにも1DXのような高感度に強いセンサーが搭載されたDfに近いスペックのDSLRを出して欲しいなあと思う今日この頃である。
先月応募しておいたモンベル2014年度福袋の抽選結果メールが届いた。
もう最近では来年を占う年末の恒例行事になりつつある。
さて、今回はどうでありましょうか?
Panasonic DMC-GX7+Leica DG Summilux25mm/1.4ASPH.
結果から言うと、私と嫁さんの福袋は当選、子供たちのは落選であった。
今回は2勝2敗だ。
やはり子供の方が人気が高かったようだ。
最近の勝敗を年別にまとめると・・・・
2011年度福袋
3勝1敗(2万円福袋1勝1敗/1万円福袋2勝)
2012年度福袋
2勝(1万円福袋2勝)※モンベル2万円福袋消滅
2013年度福袋
0勝2敗(1万円福袋2敗)
2014年度福袋
2勝2敗(1万円福袋2勝/子供福袋2敗)※モンベル子供福袋開始
トータルで7勝5敗ですか。勝率0.583だ。
Panasonic DMC-GX7+Leica DG Summilux25mm/1.4ASPH.
予想はしていたが、やはり子供福袋は激戦だ。
モンベルは品質が高くタウンユースでも使えるためにTPOの守備範囲は広い。
着る対象が子供なので色は何でも似合いそうだ。
そういったハズレ服が少ないのも魅力的だったのであろう。
来年になると娘も参入できるので、是非子供福袋は残しておいて頂きたいものである。
次回こそ、子供福袋を当てていきたい。
Nikon Dfを購入すると決めたときに、一緒に手に入れようと考えていたレンズである。
当時はちょうど58mm発売から2週間ほど経った頃で、いつものカメラ屋さんにDfと一緒の手渡し希望の旨を伝えたところ、品薄状態で58mmだけ後になるという事を聞かされた。
ボディだけ来ても仕方がないので慌てて他レンズを一緒に購入したが、結果的には先月末に程なく手にすることができた曰く付きのレンズだ。
購入理由は単純にライカSでそろえる予定だったレンズ群の焦点域に合わせたからである。
実はZeiss Otus 55mm/1.4も候補に上がっていたのであるが、レンズ単体の重量が1kg近くあり、何よりMFというのが老眼にはキツいであろう(金銭的にも)ということからAF-S NIKKOR58mm/1.4Gに決まったのだ。
点光源やボケにこだわりを持って登場したNikonの58mmに対する期待は高い。
まあ、今回はスペックを語るだけなのであるが。
さて、まずはサイズ/重量からいってみたい。
φ85x70mm、重さは385gとサイズの割には軽く感じる。
レンズ構成は6群9枚。
非球面を2枚使用している。EDレンズは使われていない。
前玉が奥まっているのが特徴だ。もちろんナノクリ付きである。
フィルター径は72mm。
シグマの50mmほどではないが大きい部類に入る。
絞り羽根は9枚の円形絞りである。
最短撮影距離は58cm、最大撮影倍率は0.12倍。
ぐっと寄れると言うレンズではない。
とにかくレンズサイズの割には軽く感じる。
質感もしっかりとしており悪くない。
ピントリングも適度な重さがあるので実用的なフォーカシングが可能だ。
火口のカルデラのように奥まったところに前玉が見られる。
全群繰り出しのようで、無限遠から最短にフォーカスリングを回すとレンズ底面が1cmほどせり上がってくる。
だが、移動部分は鏡胴内に収まるためにレンズ全長に変化はない。
とにかくDfのボディに取り付けると、そのサイズ・口径から異様な迫力を持つレンズに見える。
だが、コイツは寄れないレンズだ。
しかし無理に最短撮影距離を詰めることなく、余裕のある設計で点像再現とボケ味に特化させたレンズと聞く。
このように光学性能だけでなく、レンズの持ち味を前面に出してきたのは珍しい。
クセが分かってくると面白いレンズになりそうだ。
自分のレパートリーの中に、こういうレンズが1~2本あると楽しめそうだ。
もちろん、強烈なクセ玉というわけではなさそうなので、一般使用にも十分実用性はあると思われる。
次回は実際にテスト撮影を。
AF-S NIKKOR 58mm F1.4G (スペック)
スペック
テスト撮影
実写と感想
先日、100均でサボテンを買ってきた。
入り口近くに陳列されていたサボテンに惹かれて衝動的に購入してしまった。
サボテンの種類はよくわからないが、コイツには見覚えがある。
私が幼児だった頃、この丸いタイプの大きいサボテンが実家の庭にごまんと置かれていたのだ。
Wikiより
それらは祖父が大事に育てていたものだ。
子供心ながらに座ったら大変だから気をつけていたにもかかわらず、疲れたのでよっこらせとサボテンの上に座ってしまったのだ。
泣きながらおしりを出して母親に棘を抜いてもらった記憶がある。
以来、サボテンに対して嫌いにはならずに興味を引くようになった。
学生時代には、通学路に飛び出すように平べったいサボテンが伸びていたので、小さな葉を一枚失敬した。
これを下宿に持ち帰り、水を張った皿にのせておいたところ、しばらくして根を張りだしてニョキニョキと成長していった。
卒業までの間、そのサボテンを可愛がって育てていた。
社会人になってから宮崎へ出向したときには、何が何でもサボテンステーキを食べると息を巻いていた。
苦労して見つけた店でのサボテンステーキの味は未だに忘れられない。
同僚らは食べなかったが、興味津々だったようだ。
もう、20年近く前になるだろう。
以来、すっかりサボテンとのご縁はなくなってしまっていたが、このサボテンを機会に再びお近づきになりたいものである。
無精な私にぴったりな植物ではないだろうか。
大嫌いな毛虫もつきにくいようだし。
せっかくだから、可愛い鉢を用意しておこう。
なんだかんだで結局M2を予約してしまった。
最終的には山カメラはEOS Mと言うことになりそうだ。
いくつかの機種を考えたが、広角域が足りなかったり、重量が大きくなったりとうまくいかなかった。
Panasonic DMC-GH3+Lumix G VARIO7-14mm/4.0ASPH.
山で撮影した写真を見ると、後半になるに従いぶれ率が増えている。
そのためかなり神経を使って撮影することになる。
後で失敗に気づいても簡単に撮りに行くことが出来ない。
疲労によるものかもしれないが、やはりボディかレンズ側に手ぶれ補正機構がついていた方が良さそうだと感じたのだ。
その結果がEOS Mに手ぶれ補正付き広角ズームと言うことになった。
実はNikon1と広角ズームも候補に上がっていたのだが、そこまで切り替えるとメインシステムまで影響しそうな感じがしたので、取り敢えず様子見にすることにした。
EOS Mで軽量タイプの防塵防滴モデルが出てくれるとありがたいのである。
まあ、まだまだ先の話になるだろうが。
でもNikon1の防塵防滴モデル気になるなあ。
新しいカメラを購入したら必ずやっているのがこのテストだ。
高感度が強いと何かと便利である。
光量が足りなくてもシャッター速度を稼ぐことが出来るからだ。
ブレ写真の抑制にも働くだろう。
今回は噂の高感度に強いNikon D4に搭載されているセンサーがDfにも内蔵されているので、このテストに対して非常に期待度が高い。
すでに他サイトでD4やDfの高感度検証は唸るほど行われてはいるが、ちぇり小屋的には自分でやらないと気が済まない口なので取り敢えず遅ればせながらも検証してみた。
被写体はいつものポン様。
被写体までの距離は2m、ボディはDf。
コレに今回はAF-S NIKKOR58mm/1.4Gを取り付けた。
絞り優先モードに設定してレンズはF5.6に固定。
WBはオート、各ISO値で撮影を行った。
驚くべきことにDfはISO204800まで増感可能だ。
ただ、そこまで増感して撮影することはまずないと思うため、キヤノンやマイクロと同様にISO25600かもう一段までの感度としておいた。
いや、正直なところF5.6ではISO51200で、ボディ限界のシャッター速度1/4000秒に達してしまったのだ。
F値を変えるのも面倒なので、取り敢えずはF5.6で。
【高感度テスト】
ノイズやディテールを見るために、トリミング画像のみを列挙していく。
わかりやすくするために右半分がコントロールのISO100、左が該当感度である。
ISO100
顔のすう壁にほんの少しだけ解像感の低下が見られる。
だが、全く気にするレベルではない。
ノイズはまだ気にならない。
ISO6400では左半分にごく薄いフィルムが貼られたように解像感の低下を感じるがまだまだいける。
ノイズも、まだ気にならない。
この辺になってくると、解像感の低下がハッキリしてくる。
が、ディテールはまだ十分に維持されている。スゴいよ。
左下あたりに粒子状のノイズが少しずつ目立ち始めた。
ISO25600まで来ると、すう壁が目立たなくなってのっぺり感が強くなってきた。
ディテールの崩壊が始まっている。
ノイズも目立ち始めてるが、まだ結構余裕を感じる。
解像感はISO25600程度と同様に感じるが、一気にノイズが増えてきた。
カラーノイズも発生し始めて、結果的に画像の崩壊が急激に進んだように見える。
【まとめ】
恐ろしい。
ここまで高感度が凄まじい機種とは思っていなかった。
D4のセンサーを搭載しているので予想はしていたのだが。
私は普段はコンパクトなマイクロフォーサーズをメインで使い、時折キヤノンフルサイズ5D3を愛用している。
私の所有する高感度番長は、フルフレーム搭載のキヤノン5D3だ。
そういったバックグラウンドがあることを前提で感じたことは、このカメラの高感度耐性は並のレベルではないということだ。
個人的にDfの常用はデフォルトのISO12800まで全く普通に使えると思う。
ただ、ニコンのデフォルト設定が25600だったら、25600まで気にせず使っていただろう。
高感度のノイズ・ディテールコントロールはマイクロ・オリンパスの傾向に似ている。
だが、センサーサイズの違いもあるだろうがニコンの方が上手だ。
Nikon Df+AF-S NIKKOR58mm/1.4G(クリックで拡大)
ここにトリミングしないISO100と51200を中心線分割した恐ろしいものを出しておく。
この写真だけ見たら、パッと見であまり差がわからないのではないだろうか。
等倍で見なければ51200でもコントラストや全体の解像感は十分維持されている。
クラシカルなデザインの中に高感度に強いセンサーを搭載してきた。
高画素でなく、高感度を選んできたのだ。
画素数を抑え、高感度にシフトさせたことはいい選択だと思う。
DfにD4のセンサーを搭載してくれたことに非常に感謝しつつ、このカメラのマーケティングを決定した人に拍手を送りたい。
このカメラは画素数を抑え、高感度をめっぽう強くし、ISO12800までは「さほど気にする画像の崩壊が生じていない」画質レベルを維持し、オールラウンドに使える汎用性を高くした万能カメラなのだ。
高画素化させた巨大な写真データを、高スペックのPCでガリガリ処理するようなカメラではないのだ。
手ぶれに強い画素数を持ち、万人に受け入れられやすい高感度センサーを搭載し、デザインからフィルム機ユーザーをサルベージする。
様々な意味の「融合」機なのだ。
今回はシャッター速度の関係でISO51200までしかチェックできなかったが、後日絞り値を変えてさらなる高感度も見てみたい。
こうなるとD4のライバル機であるEOS 1DXも気になるのであるが、収拾がつかなくなるのでそれはやめておこうと思う。
Dfの売れ行き次第では、キヤノンも1DXのセンサーを搭載したDfに対する廉価機が必要なのではないだろうか。
先月下旬にいつものカメラ屋さんからAF-S NIKKOR58mm/1.4Gが入荷したと連絡が来たので昨日引き取りに行ってきた。
個人的にNikon Dfの主力と位置づけしているレンズだ。
値段を聞いてビックリした。高いのね。
今月下旬に唐津へ行くので持って行こう。
Nikon Dfは以前の宣言の通り単焦点のみでレンズをそろえるつもりだったのだが、舌の根も乾かぬうちに当日AF-S24-85mm/3.5-4.5G ED VRを購入してしまった。あーあ(笑)
でも、ズームは一本あると色々便利ですからね。
他にはレンズにかぶせる保護フィルターを買ってきた。
私はフルサイズ対応レンズには保護フィルターを付ける口である。
ただしマイクロのレンズには付けない。
変なマイルールをかたくなに守っているのだ。
ちなみにAi Nikkor45mm/2.8Pには保護フィルターを付ける気はない。
パンケーキの意味が減ってしまうからだ。
だから今回は52mm枠は購入してない。
とりあえずこの4本(5本)をそろえた。
以前に見覚えのあるレンズも混じっている。
(Ai Nikkor45mm/2.8Pは自宅の防湿庫なのでここには写っていない)
これでしばらくやっていこう。
キヤノンフルサイズとハイブリッドで付き合っていく。
うまく使い分けられるだろうか。
気になっていた58mmは思ったより大きくて驚かされた。
そして意外にも軽いのだ。
どんなものかと試し撮りしてみたところ・・・・
写真(プライベートな写真だったので割愛させていただきました)
ちょっと。
コレは雰囲気の出せる今時にしては珍しいレンズかもしれない。
クセ玉と言うには違う気もするが、非常に面白いレンズだ。
気に入りました。これ人気出ますよ。
絞るとまた雰囲気が変わるので、時期を見てテスト撮影やってみたい。
楽しみである。
要は乳児が咥えているアレである。
サイボーグ009に出てくるイワンこと001も咥えているが、我が家の子供たちは乳児の時に決しておしゃぶりをしようとはしなかった。
何故だろう。
乳児がしていると非常に可愛いので毎回子供たちに購入していたのだが、咥えてもミルクが出ないと分かるとすぐに吐き出してしまって誰も喜ぶものはいなかったのだ。
まあ、おしゃぶりにはメリット/デメリット色々あるようだが、とりあえず3人目のこの子にもさせてみましょうか。
脂漏性皮膚炎が出始めている娘がおあつらえむきに早速泣き始めましたよ。
咥えさせて見ると・・・・
おっ、泣き止みましたね。
うまいこと行くかもしれないぞ。
・・・・・。
ん?ミルクが出ないことに気づいたか?
まだ大丈夫だ。いける?いける?
この娘はおしゃぶりがいけるかもしれない。
そう思った瞬間、
あー、やっぱり駄目ですねえ。
仕方がないので泣いたら普通にあやしますか。
おしゃぶり道は深いなあ。
今回は先月購入したGM1に付属している超コンパクトなズームレンズについてである。
パナのズーム群に於いて、唯一の12mmスタートな廉価ズーム。
ワイド端が12mmであるにもかかわらず、ズーム倍率を2.6倍までに抑えることで信じられぬようなコンパクトサイズに押し込めることが出来た。
余計なギミックは一切排除。
だが、手振れ補正機構を外すような妥協は受け入れない。
こんな職人気質的なレンズの光学性能は一体どれほどのものなのか、いつものテスト撮影で確認してみたいと思う。
毎度のことであるが、犬の置物のポンちゃんだ。
撮影中にスタッフらから、その置物が超大好きなんですねと言われたが、いや別に好きとか嫌いとかそういうものじゃなくてね・・・・。
被写体までの距離は2m。
ボディはGM1。
ISOは200に固定、WBはオート、各絞り値にてワイド端とテレ端で撮影を行った。
【テスト撮影】
ワイド端である。
うーん、流れもないし開放からコントラストもしっかりしているのでなかなかよろしいのではないだろうか。
ちょっと上方の明るい部分がフレアっぽいかな?
テレ端である。
同じく開放から色のりの良いレンズだ。
ここで各焦点域のトリミング画像を出してみたい。
そこそこは解像している。
が、やはり廉価ズームだ。大口径ズームに比べると解像感がイマイチと感じる。
それにPZ14-42mm/F3.5-5.6 ASPH.よりも少し悪くないだろうか。
前評判が高かっただけにちょっと意外な感じだ。
ワイド端(12mm)隅角部
収差などはよく補正されている。
まあ、パナボディにパナレンズなので当たり前である。
が、キレが弱いかなあ。
レンズサイズがこのだけ極小なので、仕方がないといえば仕方がないか。
ワイド端同様に程々解像している。
そして同じようにやはり廉価ズームかなあと感じるのだ。
少し絞り込むと画像は改善する。
【最短距離撮影】
では、近接撮影の方も見てみたい。
12-32mm/F3.5-5.6は最短撮影距離は焦点距離によって以下のように異なる。
12-20mmが20cm
21-32mmが30cm
ワイド端とテレ端でそれぞれ絞り値を変えて撮影してみた。
(テレ端ではF8.0に揃えると1段しか変わらないため、ボケの具合の変化を大きくする事を踏まえて2段分のF11まで絞ってあります)
近接撮影は結構良い感じだ。コントラストが落ちる感じもしない。
やはり暗いズームなので大きくぼけることはないが、比較的ボケは奇麗なようだ。
点光源もスムースな円形状を呈している。
最大撮影倍率は換算0.26倍と普通のマイクロ標準ズームに比べると若干寄りが弱い。
【まとめ】
少し前評判を聞きすぎていたせいか少し拍子抜けした感じが否めない。
個人的には勝手にPZ14-42mm/3.5-5.6と同等かそれ以上とイメージしていたからだ。
考えて見れば14mmスタートを12mmまで引き下げて、しかもサイズ・重量もよりコンパクトにしたレンズが写りに対して同等以上とは考えにくいか。
それがテレ端を10mm下げたとしても。
今回のレンズが光学性能的にハズレであったとしても、アタリ玉に「劇的」な画質の改善があるという期待はあまりない感じがする。
だが、通常のスナップ撮影で普通に撮影する分には全く問題ないだろう。
普通に鑑賞する分には気にならない。
何よりこの超コンパクトズームの他の利点がそれらを相殺にしてくれるからだ。
個人的にはGM1とこの12-32mm/3.5-5.6を山カメラとして使えないかと期待してテストしてみたが、ちょっとキツイかな?
Panasonic DMC-GM1+Lumix G Vario12-32mm/3.5-5.6ASPH.
もう少し使い込んでみますか。
一般撮影では奇麗に写るんですけどねえ。
Lumix G Vario 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH.
スペック
テスト撮影
実写と感想
本日、いきなりキヤノンからEOS M2が発表されていたので驚いた。
発売日も突然で12月の半ばだという。
今年はNikonのDfで締めかななんて考えていたらもう一波乱あったとは。
今回の新製品であるM2は、AF速度をアップさせてきた。
往来機種に対し2.3倍の改善がなされたという。
EOS Mの2.3倍か・・・・。
また微妙な表現を使ってきたなあ。
速くはなったのであろうが、マイクロに慣れている身としては「速い」「普通」「遅い」と三択で選ぶならば「普通」か「遅い」になるような気がしてならない。
さて、ネガティブなことはこの辺にして、新しいEOS M2のスペックを見てみたい。
画素数はEOS Mと変わらぬ1800万画素だ。
だが、ハイブリッドCMOS AF IIを新規搭載することでAF速度をアップできたという。
連写速度は4.3コマ/秒から4.6コマ/秒。
なんと言ってもありがたいのは外寸が僅かではあるが、数mmほど短くなったことだ。
重量も238gと30gほど軽量化に成功した。
このEOS Mと見分けがつかないほどの新製品であるが、個人的には前モデルのデザインや機能を踏襲してくれてありがたいと思っている。
私のEOS Mの使い方では月面や日面撮影、山カメラとして考えているため、背面液晶が見られてコンパクトであればOKなので、今度のEOS M2は正に理にかなっているのだ。
自分時には広角ズームと22mm単焦点で満足してしまった。
しかし、EOS Mをメイン機として使うユーザーならば、今度の新製品には不満がつくかもしれない。
EVFを付けられるコネクターがあった方がいいであろうし、何より現時点では専用Mレンズの絶対数が足りない。
いつまでもEFやEF-Sレンズとおんぶにだっこともいうわけにはいくまい。
EOS Mにはまだまだ足りないレンズがたくさんある。
少なくともマクロレンズに高倍率ズーム、そして根強い人気の大口径のズーム群だ。
そろうまでにはどれほどの時間がかかるのか。
まだまだこれからのマウントであろう。
Canon EOS M+EF-M22mm/2.0STM
レンズラインナップが出来上がる頃には、通常のEOS M/2のタイプと、DSLR型のEOS M Pro(仮称)なんてものが登場しているかもしれない。
いや、キヤノンさんはデジカメに”Pro”というワードは使わなさそうな気がするなあ。
ようやく愛用の現像ソフトであるシルキーピックがGM1に対応してくれたので、さっそく高感度についてチェックしてみたい。
何しろGM1はGX7と同じセンサーであるなどという出所がはっきりしない噂をチラホラ見かける。
本当にそうなのだろうか?
GM1はあのミニサイズだ。
仮に同じセンサーを搭載してあっても、GM1の画像エンジン処理にはちょっとだけ手を抜いているでしょ?>パナさん?
そこで、ちぇり小屋的にもその辺を個人的なテストで見てみましょうかと言うことになる。
GX7とGM1を持ち出して比較撮影だ。
と言うわけでテストを行った。
被写体はいつもの犬の置物である。
距離は2m、レンズはLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.を選択し、F値は5.6に固定した。
WBはオート、この状態で三脚に固定したGM1とGX7の各ISO値で撮影する。
【高感度比較】
分かりやすいように中央部をトリミングして比較する。
左がGM、右がGX7だ。
左右差を見てもほぼ同じ高感度ノイズレベルだと思う。
パナっぽいノイズの形状、感度が上がるに従って崩壊するディテール。
ともに殆ど差は見られない。同じとみて良いだろう。
GX7の高感度ノイズについては以前感想を述べたので、ここでは割愛させて貰う。
【まとめ】
GX7とGM1が同じセンサーであるならば、撮像画像のピクセルは同一となる。
それを確認してみると双方共に「4592x3448ピクセル」となっている。
ふむ、画素数が同じセンサーか・・・・。
そして上の検証結果である。
うむむ・・・・。
まず、同じセンサーを使っているとみて間違いないと思う。
GX7の方が画像エンジンによる有意差が出るかなと予想していたが、見事に良い意味で裏切られた。
GM1とGX7は同じヴィーナスエンジンを使っているだろう。多分。
Panasonic DMC-GM1+Lumix G20mm/1.7II
マーケティングの異なるGM1とGX7では画質に差があって当然。
私は企業ならばそうするだろうと当たり前のように思い込んでいたのだ。
今回の結果から、パナの本気度、そして前向きの姿勢には頭が下がる思いである。
パナさん、申し訳ない。
心が穢れていたのは私の方だったのだ。
と言うわけでGM1はおすすめなのです。
またやってしまったようだ。
今日はGM1の記事をやる予定だったのだが、以前撮った写真のデータが見つからない。
すでに外は暗いために取り直すことは不可能だ。
と言うわけで今日はただの日記である。
10月に生まれた娘のお宮参りは済ませたものの、地元の神社への挨拶はまだだったので散歩がてらに行ってきた。
所持したカメラはNikon Dfだ。
マイクロにしようと思ったが、意外にコンパクトなのでこちらを選んだ。
なかなか良いカメラだ。
心地よいシャッター音を切りながら神社で撮影していると、次男坊が自分にも写させてくれとせがんできた。
ふむ、息子よ。目の付け所が違うな。まあいいでしょう。
一応撮影の仕方を教えたが、背面液晶にライブビューが映らないと文句を言っている。
(本当はライブビュー可能だが)これはそういうカメラではない、ここから覗くのだと教えたところ、よく見えないカメラだなあとぼやいていた。
ライブビューが当たり前世代の子供には、DSLRの良さはわからないのであろう。
子供たちが大人になる頃には、どれほどのDSLRが残っているのか。
少し心配だったが、考えてみればその頃の私はもはやファインダーを覗けるような視力を保持できてないかもしれない。杞憂ですな。
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