Nikon Df の高感度2
本当はマイクロネタをやる予定だったのであるが、どうもGX7の調子がイマイチだったのでニコンネタをやることになった。
再現性が認められないので、問題ないとは思うのだが。
徐々にマイクロフォーサーズブログがDfブログになりつつあるように感じるであろうが、まあ旬なブツでもあるのでもう少しお付き合い願いたい。
先日行ったDfの高感度が非常によろしかったので、今度は拡張したさらなる高感度204800までについてチェックしてみたい。
前回はレンズの絞り値をF5.6にしていたため、ISO51200でDfの限界シャッター速度1/4000秒に達してしまい、更なる高感度撮影が行えなかったが今回は違う。
敢えて曇りの日を狙い、なるべく光量を抑えておく。
そしてAF-S NIKKOR58mm/1.4の絞り値を限界のF16まで上げて撮影だ。
ISO感度は前回と統一させるために100に固定する。
まあ、被写体は同じ犬の置物で。
条件は前回の高感度テストと同じで行う。
DfのデフォルトがISO12800までだったので、一応12800から一段ずつ増感して撮影した。
【高感度テスト】
今回は枚数が少ないので、通常比較と中央部トリミング比較をそれぞれ掲載する。
中心線より左がコントロールとなるISO100、右が該当ISO値である。
マイクロではこのあたりになると大騒ぎになるのであるが、Dfでは余裕を感じる。
通常比較では左右差に気づかないレベルだが、トリミング比較では解像感の低下が現れているのが分かる。
細かいディテールは失われている。だが、ノイズが・・・・目立たない・・・・。
恐ろしいセンサーだ。
通常比較ではまだ明らかな差はハッキリとは分からない。
トリミングでは徐々に犬の毛並み模様が消えているのがわかる。
だが、きれいな消え方だ。
ノイズは相変わらず目立たないが、12800よりは増えている。
まだ通常比較では粘りますねえ。
だがトリミング側はノイズが急速に目立ち始める。
だが気にならない人は全然平気なレベルだろう。
私は、ちょっと微妙だ。
通常比較でようやく差が出てきた。
くどいようだが、恐ろしいセンサーだ。
トリミングではディテールの崩壊が著しく、カラーノイズも目立ち、画像の破綻が顕著である。
通常比較でもノイズまみれであることが分かる。
だが、コントラストや色乗りは結構維持されているので驚きだ。
トリミング比較は「ダメだこりゃ」状態だ。
マイクロの25600クラスかな?
【まとめ】
なんとまあ高感度に強いボディなのだろう。
キヤノンの5D3の出番が間違いなく激減しそうだ。
個人的な感想だが、気軽なスナップ写真ならばISO51200は余裕だ。
5千ではない。5万なのだ。
Dfに慣れると怖い。
マイクロフォーサーズの高感度にギョッとしてしまうことが多くなるからだ。
一度覚えた味を忘れることは難しい。
しかし、5D3の使用頻度が下がることはあれど、マイクロの使用頻度にさほど差は出ていない。
やはりシステムの大幅なコンパクト化は高感度とは異なる棲み分けが可能なのだろう。
デザインが良かったので、何気なくDfを購入したのであるがこれは掘り出し物だ。
画素数が抑えられているために写真データサイズも控えめなのがありがたい。
動体を追従する強力なAFと連写能も一般撮影には殆ど使わない。
ややマニュアルチックなノルマルボディにいつでもどこでもシャッターが切れる超高感度センサーを搭載したカメラがこれだ。
Dfはユビキタスなカメラなのだ。
キヤノンさんにも1DXのような高感度に強いセンサーが搭載されたDfに近いスペックのDSLRを出して欲しいなあと思う今日この頃である。
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