タクシー
今日、いつものカメラ屋さんに調子の悪くなったレンズを持って行った。
メーカーに修理をお願いするためだ。
帰りはターミナル駅まで電車で移動し、そこで雑用を済ませてから流しのタクシーを捕まえることにした。
しばらく待っていると向こうから白い空車のタクシーを見つけることが出来た。
が、目の前に止まったタクシーを見て目を疑った。
車体全体がボロボロになった個人タクシーだったのだ。。
ドアが開いたとき、乗ることに本能が一瞬の躊躇を与えたが、この後にすぐに後続のタクシーが来るとは限らない。
意を決してそのボロボロタクシーに乗り込んだ。
首を半分入れた時点で、内部から猛烈な饐えた臭いが漂ってくる。
これは・・・・、後悔の念が頭をもたげたが、ええいままよと内部に座り込んだ。
全体にくすんだ内部の色調、スプリングがへたった座席シート、細かいゴミが散乱した床、背もたれたシートが何気に湿気っている気がする。
心なしか車内の空気も湿度が高く澱んでいる気がする。
行き先を告げると運転手さんは車を走らせた。
ところが対応は全くもって普通だ。
だが、走り始めるとともに車の床下から異音が生じ始めた。
ショックアブソーバも殆ど効いている気がしない。
体感的にほぼ廃車寸前とみていいだろう。
ガタガタユラユラと車は走る。
車内をよく見ると、タクシーメーターもボロボロだ。
配線が一部むき出しで非常に汚れているが、一応動いているようだ。
初乗り\710のインジケータが出ている。
このタクシーでも710円か・・・・。ここは日本だよね。
助手席にはコンビニ袋に包まれた得体の知れないものが置いてある。
しばらく乗っていたのだが、この臭いには全く慣れる気配がない。
ふと思ったのだが、この運転手さんはこのタクシーで生活しているのではないのだろうか。
運転手さんの風貌からはそれを否定するには厳しいものがあると感じられた。
もう少し観察したかったのだが、目的地に着く前にタクシーを降りた。
我慢の限界だったのだ。
レシートをもらいたかったが、すでにそこまでの気力はすでにない。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO
家までの距離はまだ少しある。
仕方がないので歩いて行くことにしたが、何か体の調子がおかしい。
この時気がついたが、貧血を起こしていることが分かったのだ。
今年の初タクシーはスゴいのを引いてしまった。
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コメント
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最近、
かなり老齢のタクシー運ちゃんが増えてますね。
個人的に一番怖いのは、耳の遠いタクシー運ちゃん
でも、臭いのはたまりませんね。
レシートもらって、通報してもらいたかったです。
私が巡り会わないためにも。。。。
投稿: swingphotos | 2014年1月 7日 (火) 22時00分
いやー、私は潔癖ではないのですが、汚れまみれのタクシーメーターから出されるレシートを受け取る気力はありませんでした。
その時は、ただただ早く車から降りたいだけで・・・・(^-^;
どこに現れるのか、私も怖いです。
ロシアンルーレットですね。
投稿: ちぇりた | 2014年1月 8日 (水) 00時17分