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2014年1月26日 (日)

岩殿山道中記(後編)

前半は岩殿山頂への遊歩道なので散歩がてらの気楽な行程だったが、後半の稚児落としになるとちょっと雰囲気が変わってくる。

20140126a
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

鎖場コースを選択したので、こういう急傾斜を登っていくことになる。
ちょっと年期の入ったトラロープを繋いでいるところに一抹の不安を感じる。
ま、大丈夫でしょう。

20140126b

今回はザックのハーネスにカメラを取り付けるタイプのキャプチャーを選択したのであるが、鎖場など三点保持の状態でカメラを撮影する場合には、EOS M2のような背面液晶のタッチパネルは非常に使いにくい。

20140126c
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

特に偶発的に設定が変わっていたときに、グローブをつけた状態ではタッチパネルのセンサーの感応が非常に悪く、思った通りの操作に困難を極めた。
その点、タッチパネルでないタフネスミラーレスであるAW1はそのようなトラブルは皆無で、片手しか使えない状況下でも思った通りの操作が可能だった。

20140126d
Canon EOS M2+EF-M11-22mm/4-5.6STM

だが、EOS M2が使えないというわけではない。
普通に歩いているときは超広角ズームならではの素早いフォーカシングで気持ちよく撮影できる。

20140126e
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

鎖場が連続してくると徐々にEOS M2の出番が減ってくる。
理由は胸に固定しているボディが岩場にコツンとぶつかる感触が増えるからだ。
AW1はレンズ先端がゴムで覆われているためにさほど気にならないが、EOS M2は

あ、やっちまった

という明らかな感触が伝わる。

20140126f
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

レンズキャップとフィルターをつけているので、実際に傷が付いたわけではないが心因的に鎖場を登っているときにはあまりいい影響はないだろう。
安全面からも途中でEOS M2はザックにしまい込んでしまった。

20140126g
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

こうなるとトラバースでも余裕が出てくる。
カメラを過剰に意識しなくて済むようになるからだ。
しかし低い山でも滑り落ちたらただじゃ済まないので、当然ながら注意は必要である。

20140126h
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

天神山山頂付近に祠がある。
これから向かう稚児落としでの無事を祈ってお賽銭を入れておいた。

20140126i
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

さて、まだ残雪ある歩道を進んでいくと稚児落としに出るようだ。
足の裏に着いた泥をよく落としてかないと恐ろしい事になりそうだ。

20140126j
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

ひぃぃ、ここが稚児落としですか。
見晴らしはいいが覗き込もうとすると恐ろしぃぃ・・・・。

20140126k
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

ここからもう少し進むと、今の絶壁を歩いてきたコースが一望できる場所に出る。
向こうには岩殿山も見える。
短いコースだが充実度は満点だ。

20140126l
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

ここで食事を摂ることにした。
ほぼ無風だったのでクッカーでコーヒーを沸かしている時に、崖下から一陣の風が・・・・。

手元の紙袋がフワリと頭上に。
慌てて手を伸ばしてジャンプしたところ、おしりがキュッとなった。
怖いぃぃぃ。

20140126m
Nikon1 AW1+1NIKKOR AW 10mm/2.8

十分景色を堪能した後、下山した。
鎖場もあるが、どこに足場があるかすぐ分かる状況なので難易度は低いと思う。
だが市街地が近いとは言え、標高差のある急斜が多く、足を滑らせると洒落にならないのでそれなりの注意は必要だ。

いい山だと思う。
リピーターになりそう。

天候に左右されず、鎖場があっても難なく使えるのはAW1だろう。
だが、万能感の高いAW1にも欠点がある。

三脚穴の位置だ。
ボディ底面左端にあるために、キャプチャーのプレートをそこに取り付けるとザックに装着したときにバランスが良くなく、ボディがプラプラ妙な振り子運動が発生する。

歩行時に気になるレベルではないが、締め付け具合が悪いと徐々にネジが緩んでくる可能性がある。
如何に三脚穴の位置をずらすかが課題になりそうだ。

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