Capture Camera Clip System(その2)
以前、山にカメラを持ち出す上で、ホールドさせるためのシステムを探していたことがあった。
b-gripである。
DSLRには程々使えるものの、小型のミラーレスになるとかなりオーバースペックであることは否めない。
そのため、コンパクトな小型のホールディングシステムを探していたのだ。
目に止まったのはCapture。
以前にも記事にアップしたことがあったが、先月の山カメラテストで一緒に試験的に使ったので、その感想を書いてみようと言うことだ。
Captureは実にコンパクトなシステムだ。
Peak designより販売されており、サイズは10.4x5.2x2.8cm。
重量も110gとb-gripに比べ実に小さい。
特徴はアルカスイス互換のプレートをはめ込むことが出来ることだろう。
私の知る限りで、このタイプのザックハーネスにつけられるシステムは他に知らない。
プレートには何種類か有り、DSLRのような大型機につけられる大型プレート。
ミラーレスなどの小型機に撮りつけられる小型プレート。
そしてGoproなどのように動画を撮影するためのプレートだ。
Captureは腰のベルトやザックのハーネスに取り付けられるが、私がこのシステムを使うのは基本登山の時だけなので、ザックハーネスにつける前提で話を進める。
専用プレートを取り付けるときは、そのままプレートをCaptureにスライドさせるようにはめ込めばよい。
装着は実にスムースに取り付けることが出来る。
バネの力で自動にロックがかかり、勝手に外れて落下するようなことはない。
ただ、そのままでは若干ぐらつきがあるので黒いネジを回すことでプレートをしっかりと固定できる様になる。
カメラを外すときは赤いボタンを押すことでロックが解除されスムースにカメラをCaptureから取り外すことが出来る。
この時、黒いネジを締め付けたままだと外すのに抵抗があるので、私は締め付けネジは殆ど使用していない。
さて、ハーネスに取り付け時は、片方の正面ネジを緩めるとCaptureが二層に分離され、その間にハーネスを挟み込んで締め付け直すのであるが・・・・。
その時に気をつけねばならないことがある。
ハーネスの厚みだ。
実はCaptureに付属しているネジは長さが短い。
ハーネスの厚みが少ないザックであれば問題ないのであるが、耐荷重の大きいザックや、本格仕様のものだとCapureを取り付けるにはネジの長さが足りずに、場合によってはCapureが破損する可能性がある。
そこで、ザックにつけることを考えている方は、ロングクランピングボルトを一緒に購入しておくことをお勧めしたい。
これがあれば、大抵のザックハーネスには適応できる。
ではどんな感じか、GM1にミラーレス用プレートを取り付けて確認してみよう。
取り付けは指でもRRS用の六角レンチでもどちらでもできるが、レンチの方が緩みが来ないので確実だろう。
Captureにもリング付きのRRS互換六角レンチが付いているが、便利だと思っていたらリングが邪魔で意外にも使用頻度は低い。
持ち運びには便利なんですけどね。
ザックに取り付けるとこんな感じだ。
小型軽量カメラならば問題ないのだが、レンズ込みで重量があるカメラだとCapture固定部の幅が狭いためにカメラ自体がお辞儀をしてしまい、歩行時に邪魔になることがある。
そんな場合は間に小型パッドを挟んだり、専用パッドを挟むといいだろう。
以前、コメントしてくださった方が教えてくれた。
ただ、この場合でもロングクランピングボルトは必須だろう。
ボルトが長いと、先端がCaptureの裏面から若干飛び出す場合がある。
そのことも考え、ロングクランピングボルト使用時は体との接着面が大きいハーネス上方に取り付けるのではなく、下方につけることを推奨したい。
明日は、RRSプレートを使った使用感を書いてみたい。
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