Leica DG Nocticron42.5mm/F1.2ASPH. とボケ
このノクチクロンはよくボケる。
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2ASPH.
換算85mmの中望遠レンズであるにもかかわらず、F1.2という非常に明るいレンズであるからだ。
そしてなにより特に最短撮影距離50cmと言うのが効いている。
マイクロフォーサーズというコンパクトなシステムの中でも異彩を放つこのレンズの存在意義は非常に大きい。
マイクロでもAFによるスピーディーなポートレイト撮影が可能となる。
が、このレンズを使い始めたときに気になることがあった。
2線ボケが出やすいのではないかと言うことだ。
シーズン的に梅の花を撮影することが多かったのだが、その時に小うるさい枝に2線ボケの傾向が強く見られた。
本来2線ボケはどのようなレンズにでも、開放撮影時の背景によっては現れることがある。
だが2線ボケが現れやすいレンズ、現れにくいレンズというものがある。
個人的な感想では以前所持していたコシナZeissのPlanar50mm/1.4が出やすいと思う。
2線ボケは背景がゴチャゴチャしていると目立ちやすいようだ。
そこでそのような特徴を持つ被写体を探してみた。
ミツバツツジの枝なんか良さそうである。
これをノクチクロン開放で撮影してみた。
んー、少しは出ているが非常に出やすいというレンズではなさそうである。
2線ボケは絞り込むと目立たなくなるので2段ほど絞ってみた。
絞り込んでもまだ少し残っている。
まあ、出やすそうな背景なのでこんなものなのかもしれない。
因みに同じ撮影距離でM.ZD ED12-40mm/2.8PROのテレ端と比較してみる。
焦点域が若干異なるため、画角に僅かな差があるが参考程度に見てみた。
ノクチクロンと2線ボケ傾向は同じレベルに感じる。
ズームレンズにしては優秀だ。
12-40mm/2.8の方がコントラストがハッキリ出るレンズのようだ。
対してノクチクロンはやはりポートレイト向きかな。
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2ASPH.
狙って撮影しても目立たない写真が多い。
結論から言えば、2線ボケが出やすいレンズというわけではないが、背景によっては出てしまうということだろう。
他のレンズ群らと同様の気の使い方で大丈夫であろうと言うことか。
今回の検証はあまり面白くなかったなあ。
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