1 NIKKOR VR 6.7-13mm/F3.5-5.6(スペック)
ニコワンマウントを考えた時、真っ先に購入を考えたレンズである。
35mm換算で18-35mm/F3.5-5.6相当になる広角ズームとなる。
本来、このレンズは山レンズとして使えないかと考えていた。
しかし本体は防水ボディ(AW1)であってもレンズが防塵防滴・耐衝撃能を有していないために、組み合わせ的に意味がなくなってしまう事が問題だった。
今のところ、晴れているときには落とさぬようこのズームを、雲行きが怪しくなったらAW10mm/2.8に取り替えようななどと考えている。
サイズは56.5mm×46mm、重量は125gと実にコンパクトなレンズである。
握るとお猪口というか、オハギくらいであろうか。
レンズ構成は7群11枚(沈胴時)。
非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚と結構贅沢な構成になっている。
このレンズも他の1 NIKKORレンズ同様にフォーカスリングは付いていない。
最近、一部のレンズに付いたようであるが、基本ないと考えた方がいいだろう。
このレンズは沈胴レンズなので、使用時はロックボタンを押しながらズームリングを回転させると鏡胴が伸びて広角ズームとして使用可能となる。
私は複数マウントを持っているので、ズームリングの回転方向がそれぞれ異なるため最近は混乱を極めている。
フィルター径は52mm、ちょっと大きなサイズである。
まあ、超広角ズームなので仕方ない。というか、52mmで済むことに驚きを感じる。
ズームリングはアルミ製のようだが、沈胴を伸ばすと内部よりプラスチックと思われる鏡胴が現れる。
まあ、軽さは強力な武器になるが、防塵防滴に関しては何も語るまい。
最短撮影距離は25cm、最大撮影倍率は35mm換算で0.16倍である。
離れて良し、寄って良しのハイブリッドレンズだ。
超広角であるにも関わらず手振れ補正機構が3段分あるので、あらゆるシチュエーションに適応できそうだ。
AW1にも通常の1 NIKKORレンズが一応取り付けられる、ボディキャップに付属しているOリングカバーを装着する必要がある。
なくても取り付けられるが、Oリングは防水の要なのでなるべくカバーで保護しておきたい。
沈胴を伸ばした状態を比較してみる。
左はワイド端、右はテレ端である。
AW対応の6.7-13mmズームがあったら是非購入し直したいが、現レンズのサイズが1 NIKKORレンズとしてはそれなりにあるので、かなり極太なレンズになると思われる。
上の写真から沈胴を伸ばした状態で、手振れ機構は外して防水鏡胴となるのであろう。
おそらく湯飲みか握り飯ほどになるのではと・・・・。
因みに他社のAPS-Cセンサー対応の同スペックレンズと比較してみたい。
センサーサイズは3倍ほどの違いがあるレンズだ。
当レンズと比べると太さにはあまり差がない。
沈胴時の全高では、他社レンズにはちょっと下駄が履かせてあるが1cm強ほどの差がある。
そして重量は100gほど軽くなる。
この広角域のレンズ比較だけからシステムの優越を付けることは出来ないが、自分的にはCXフォーマットであるニコワンは、やはりAWシリーズで揃えたいところだ。
防水・耐衝撃のマウントとして長く愛用していきたい。
1 NIKKOR VR 6.7-13mm/F3.5-5.6
スペック
テスト撮影
実写と感想
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