マイクロフォーサーズと桜
本番と考えていた先日の日曜日は生憎の風雨であった。
その前日にレンズ選択の参考に桜を撮影しに行っていたため、今回の記事はそれで間に合わすことにする。
当日の目黒川本番に考えていたボディはマイクロのE-M1。
チョイスするレンズを選ぶために近くの桜並木で都合をつけた。
そのため広角は持ち出さずに、60mmマクロ、大口径標準ズーム、大口径望遠ズーム、中望遠単焦点と4本を鞄に放り込んだ。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED60mm/2.8Macro
まずは60mmマクロ。
換算120mmになる等倍マクロである。
普通に接写するのも当たり前なので、中望遠として撮影してみた。
かなり芯をハッキリ出すレンズのようだ。
個人的に好みの写りになる。
接写が可能なので、状況によってはボケを大きく出すことが出来る。
レンズ内手振れ補正がないので、換算120mm中望遠として使うには手振れ補正内蔵ボディのオリンパスボディが好ましい。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO
お次は標準ズーム。
換算24-80mmのF2.8通し大口径ズームレンズとして使える。
このレンズは使える。
何しろ最大撮影倍率を35mm換算で0.6倍の接写が可能なのだ。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO
パナ製の同スペック標準大口径ズームに比べ焦点域が広く、より倍率の高い接写も可能なのでおすすめレンズだ。
だが、手振れ補正が内蔵されていないので、好みの色を出せるパナボディでは使い勝手が落ちることが残念である。
Olympus OM-D(E-M1)+Lumix GX35-100mm/2.8OIS
三番手はパナの大口径望遠ズーム。
換算70-200mm/F2.8レベルのスペックを誇る。
まさに桜を撮影するためのズームレンズである。
最短撮影距離は全域85mm、最大撮影倍率は換算0.2倍とそれなりに大きく写せる。
今回の撮影で最も使用したレンズである。
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG NOCTICRON42.5mm/1.2
最後はパナから発売されたばかりのノクチクロン42.5mm/F1.2である。
ライカ銘柄の付いた中望遠レンズだ。
とにかくシャッター速度が稼げるのがありがたい。
晴れた日ならばE-M1 MAXのSS1/8000は余裕でいってしまう。
よく写るレンズだ。
個人的には子供専用レンズとして愛用している。
マイクロで子供を撮るには最強なのではないかと感じるレンズだ。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO
4本の中で桜の相性がいいのはM.ZD ED12-40mm/2.8PROかな。
なんと言っても相当に寄れる接写が可能なのが万能感があってよろしい。
芯もしっかりしているし、ボケもそれなりにキレイだ。
次点でLumix G VARIO35-100/2.8OIS.といったところか。
この二本の組み合わせで桜は事足りる。
あ、でも状況によっては広角もいりますね。
やっぱり結局は全焦点域ズームになってしまうか。
でもマイクロシリーズは軽いから許せちゃう。
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