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本来は4月20日らしいのだが、旬の終わった記事をアップするのもちぇり小屋的にはアリだと思っている。
先日、ミッション系の小学校に通っている次男坊からイースターエッグのチョコレートをもらった。
せっかくなので飾り付けをして写真を撮っておいた。
そういえば10年ほど前にイースター絵はがき集の本を購入していたのだ。
実家暮らしの頃、弟が露天で購入してきたウサギにハマってしまい、それ以降は大のウサギ好きになってしまっている。
暗く寒い冬に終わりを告げて、暖かい春の訪れを迎えるウサギはイースターエッグと共に春の使者として描かれることが多い。
この本はなかなか奥が深く面白い。
ウサギとヒヨコのヒエラルキーは、若干ヒヨコにあるように感じる。
息子にもらった二つのイースターエッグを模したチョコレートは夜食として美味しくいただいた。
食べているときに思い出したのだが、今の次男坊くらいの頃に私もイースターエッグをペンで書いた記憶がある。
何かのイベントでゆで卵にサインペンで模様を描くというものだった。
私は模様の絵でなくドラえもんの絵を書いたのであるが、なかなかコレがよく出来た味わいのあるドラえもんであった。
食べるのが惜しかったので、その場で食べずに家に持ち帰り机の上に飾っておいた。
後日、全体が青カビだらけになっているドラえもんに気がついた。
気持ち悪くて触れずに、母に怒られながら捨てられてしまった記憶が甦っている。
あれがイースターエッグだったのか。
もうすっかり桜の"サ"の字も見られなくなってしまった。
既に花びらが落ちていたあたりは桜のガクで埋められている。
Canon EOS 5D MarkIII+EF Macro100mm/2.8L IS USM
このガクというのがやっかいで、以前桜の木の下に駐車場を借りていたことがあった。
満開の時はたいそう車がよく栄えるのであるが、吹雪状態になると車は花のチンチン電車のようになり、ガクが落ちるようになるとワイパーのゴムがいっぺんにダメになるという曰わく付きの場所だった。
夏になるとフロントガラスを毛虫がはっていて、誤ってワイパーなどを作動させようものなら大騒ぎになった。
Canon EOS 5D MarkIII+EF 70-300mm/4.0-5.6L IS USM
ふと見上げれば、朽ちかけではあるがまだ桜が残っていた。
他には見当たらない。
ほぼ最後の桜のようだ。
満開の時期に比べて色が濃いようだ。
養分を独り占めできたせいなのだろうか(笑)
Canon EOS 5D MarkIII+EF Macro100mm/2.8L IS USM
来月になるとそろそろ蚊が出てくる。
ゆっくり撮影できるのも今のうちである。
早めに色々撮っておこう。
旬は既に過ぎてしまっているが、ちょっと気になる新製品がある。
今週発売になるマイクロフォーサーズ規格であるパナソニックの新型ボディGH4だ。
当初は食指は動かなかった。
動画に重きを置いた大柄なGHシリーズは、オリンパスのハイエンド機である所持機E-M1と被るところが多いからだ。
私は動画よりも静止画撮影が圧倒的に多い。
E-M1はボディ内に手振れ補正機構が組み込まれており、レンズサイドに手振れ補正がなくてもボディで対処できる優れものだ。
ホールディングもそこそこしっかりしており、マイクロ機の旗艦として活躍してもらっている。
DxOMarkにパナソニックGH4のセンサースコアが掲載
デジカメinfo
ところが気になる記事がデジカメinfoに掲載された。
なんと、現マイクロ機の中で最もセンサースコアが優れている機体だったのだ。
あー、コレはマズいなあ。
実はオリンパスのE-M1は「渋々」使っている。
本来はオリンパスの色よりも、パナ機の出す色合いが大好きなのだ。
こんな結果が出てしまったら、私はもう・・・・
GX7を使うためにGH3を手放したのだが、思った様な機体ではなかったのでGH3を買い直すのも何だったので、ボディ内手振れ補正機能が搭載されているE-M1に変更した。
GX7にはパナソニック初のボディ内手振れ補正が搭載された。
効果はオリンパスに比べると後塵を拝しているが、この傾向は今後出てくるパナソニックボディにも適応されるに違いないと、早まってメインの大口径標準ズームを評判の良かったオリンパスのものに変えてしまったのだ。
だが、発表されたGH4にはボディ内手振れ補正は搭載されていない。
補正効果は弱くとも、GH4に付属していれば間違いなく購入しただろう。
なんと言ってもパナ色の出せるハイエンド機という意味合いは大きい。
Olympus OM-D(E-M1)+Lumix GX Vario35-100mm/2.8ASPH.
あー、購入はどうしようかな。
個人的には静止画が多いのだが、娘もいるので動画も撮りたい。
標準ズームなら手振れ補正がなくても何とかなりそうであるが、望遠系になるとレンズの選択肢は手振れが内蔵されたパナソニックしかなくなってしまう。
Olympus OM-D(E-M1)+Lumix GX Vario35-100mm/2.8ASPH.
ボディ内手振れ補正がまだ黎明期であるパナが、オリンパスに匹敵するほどの効果を持つまでになるにはどれほどの月日が必要なのだろう。
いや、それ以前にパナソニックはGXシリーズ以外にもボディ内に移行させるのだろうか。
私がGH4をチョイスするまでこの葛藤は続くのだろう。
ひょっとしてその時期はGH5の時かも知れないし、GH6かも知れない。
GX7のボディ内手振れ補正機構がこんな所で悩みのネタになるとは・・・・。
今回のGH4は、このように実に悩ましい機種なのであった。
ここしばらくカメラから遠ざかっていた。
数年間、ほぼ毎日カメラを持っていたが、ここ一週間ほど全く持たない生活をしていたのだ。
Nikon Df+AF-S VR Macro-Nikkor105mm/2.8G
別にカメラ熱が冷めてしまった訳ではない。
ふと、唐突にそう思い立ってみただけであるが。
カメラのない生活は実に開放的だ。
だが、やっぱりカメラがあると便利である。
特に子供たちの成長過程を見ていると、ヘタなりにカメラがあって良かったと思えるシーンに数多く出会える。
Nikon Df+AF-S VR Macro-Nikkor105mm/2.8G
なので一週間もすると再びカメラを持ってウロウロし始めた。
やはりカメラ生活はいいのう。
木曜日は仕事が休みだったので、久し振りに多摩川遊歩道へ散歩をすることにした。
Nikon Df+AF-S VR Micro-Nikkor105mm/2.8G
ここを歩くのは半年ぶりくらいだろうか。
娘が生まれてからは、写真のための散歩すら殆どしなくなってしまった。
Nikon Df+AF-S VR Micro-Nikkor105mm/2.8G
タンポポでも撮影しようかと思って来てみたが、めぼしいタンポポは見つからない。
シーズンは終わってしまったかな。
Nikon Df+AF-S VR Micro-Nikkor105mm/2.8G
家を出る時間も遅かったので、あまりじっくりと写真を撮れなかった。
しかしニコンは昔からシャッター音がいいなあ。
撮影していて気持ちがよい。
以前、登山用に新たなるクッカー(調理器具)を購入した。
強風にも強く、ソースパンやフライパンなどいくつもの調理器具がコンパクトにまとめられている優れものだ。
この調理器具の最大の特徴はアルコールバーナーによって燃焼させることだ。
だが、このアルコールによる燃焼は長所でもあるが短所もある。
短所としては、一旦火を起こしたら手軽に消すことが面倒なこと。
それと火力の調整が出来ないので吹きこぼれてしまうことが多々あることだ。
ストームクッカーには専用の純正ガスバーナーもあるのだが、日本の安全基準の問題で当地からの輸入はなされていない。
なので代替品を探す必要がある。
なんて思っていたら代替品があっさりするほど見つかりました。
ものは中国製らしい。
作りはシンプルでまあまあな感じだ。
ケーブル長は28cm、柔らかいので扱いが楽だ。
まあ安いので壊れたらまた購入しますか。
点火装置は付いていないので自分で火を付ける必要がある。
では、早速使ってみましょうかね。
プリムスのガス缶を用意する。
台座の口へアルコールバーナーの代わりにガスバーナーをはめ込む。
ケーブルを横の穴から外に出せば完成だ。
ガス缶の口金にしっかりと固定する。
ゴムパッキンが付いているのでガス漏れは防げる感じである。
バルブネジを開いたらライターで点火する。
おーっ!燃えてる燃えてる。
ネジで火力の調整も簡単だ。
これはいい。便利である。
アルコールも味わいがあっていいが、ガスは非常に便利だ。
今後はこちらがメインになりそうである。
因みに付属のケトルの中にアルコールバーナー同様に仕舞うことも出来る。
無音のアルコールバーナーに比べて若干ノイズのあるガスバーナーであるが、簡便さから私のストームクッカーもガスバーナーばかりになるだろう。
ああ、早く外に持って行きたい。
私は毛虫が大嫌いだ。
あの形態がどうしても受け付けない。
蝶や蛾の成虫は平気だが、幼虫が生理的にダメなのだ。
以前、サラダに付いていた芋虫を知らずにかみ切ったときは震えが来たほどである。
椿やサザンカには有名な毛虫が付く。
有名なのはチャドクガだ。
Nikon D700+Voightlander APO-LANTHAR90mm/3.5 SLII
チャドクガの幼虫は、いかにもと言ったその風貌から予想されるかの如く、皮膚に毒針毛が付着すれば非常に強い炎症を引き起こす。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED60mm/2.8 Macro
なので、まだ毛虫がふ化しない今の時期は椿の撮影にはもってこいのシーズンなのだ。
軽やかな気持ちで撮影していたところ、ふと視野に何か嫌なものが映り込んだ気がした。
視線を戻してそのあたりを注意深く観察する。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED60mm/2.8 Macro
げ!、何だこの芋虫は。
初めて見る虫である。
つぼみの中にまるまると太ったヨトウムシのような芋虫が一匹うごめいている。
もう失神寸前である。
すぐさまネットで調べてみた。
キレイな蝶だったら見逃すつもりだが、もし蛾の幼虫だったら・・・・。
スギタニモンキリガという蛾の幼虫だった。
ああ、これからはチャドクガだけでなく、このスギタニモンキリガにも注意しながら撮影しなければいけないのか・・・・
Nikon Df+AF-S AF-S VR Micro-Nikkor105mm/F2.8G
幼虫には悪いが処分させてもらった。
きっと私は天国はダメだろう。
このところ天気も不安定で風が強く、このままではあっという間に葉桜になりそうだったため晴れた時間を狙って最後の桜を撮りに行った。
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L IS USM
既に桜は吹雪状態だ。
日の当たっていない桜はまだ残っているので、そのあたりを中心に望遠レンズで撮影を行っていた。
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L IS USM
妙にカラスが飛んでいる。
カラスにレンズを向けると何か口に咥えているようである。
・・・・、針金のハンガーだ。
と言うことは、近くに巣があるはずだ。
あちこち探してみると・・・・
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L IS USM
あったあった。
思い切り針金ハンガー100%の巣である。
桜が台無しだ。
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L IS USM
まあ、カラスに罪はない。
雛はいるかな?雛・・・・、ヒナと・・・・。
んー、まだ時期的に早いかな?
壊すなら今のうちか。
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L IS USM
別アングルから撮ってみた。
数日前の突風でも落ちなかったので、相当しっかり作られているのだろう。
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L IS USM
チェリーの兄弟であるトラがカラスをジッと見ている。
オイタしないように。
個人的にはこのマウントレンズを充実させることは考えていないので、所持マウントの一つとしては考えていない。
レンズも一本しか持っていないし。
でも、考えて見れば立派なマウントなので記事にしてアップしておく。
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.
所持レンズはLeica Summarit S 70mm/F2.5ASPH.。
換算56mm/F2.5のSマウントとしては標準単焦点レンズとなる。
最短撮影距離は50cm、最大撮影倍率0.21倍。
大型センサーを搭載している割には頑張ったスペックだ。
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.
CCDセンサーの写りは実に優しい。
高品位なレンズとの組み合わせの相性は抜群で、この70mm以外のレンズを揃えてみたい衝動に駆られる。
若干、二線ボケ傾向が出やすいレンズだ。
だが、開放から普通に使えるこのレンズに隙は少ない。
敢えて難を言えばコストだろうか。
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.
とにもかくにも、手振れに対し非常にシビアなシステムである。
等倍チェックすると、自分の腕を痛感する事になる。
三脚固定した画像はスバラシイ。
が、毎回このデカいシステムと三脚を持ち出すわけにはいかない。
私には過ぎた代物だ。
もう少し本体とレンズが安ければ、貴重なCCDカメラとして残しておきたいシステムである。
所持マウントで桜を写すシリーズもこのEOS Mで最後である。
だが、生憎の雨模様でボディもレンズも防滴能を持たないEOS Mの撮影としては相当なビハインドになるであろう。
ふと、今日の撮影がニコワンAW1であればとも考えたが、桜のシーズンもギリギリであるし、何よりこの雨で一気に葉桜に進行してしまうためEOS Mの撮影を強行することに決めた。
Canon EOS M2+EF-M11-22mm/4.0-5.6 IS STM
結構な本降りなので、むき出しのEOS Mを持ってうろちょろしているとトラブルを起こしかねない。
何しろEOS Mは重要なブツ撮り専用機なので、入院する事態になるとちょっとマズい。
なので撮影枚数も少なく、早めに切り上げる。
所持しているEF-Mレンズは二本のみだ。
22mm/F2.0単焦点と11-22mm/F4.0-5.6の広角ズームである。
まずは22mmからいってみる。
換算35mm/F2.0の単焦点。最短撮影距離は15cmで倍率0.21倍。
雨の中のEOS M撮影は非常に緊張感が漂う。
スーコスーコとAF動作で動くレンズ鏡胴の隙間に水が入らないか。
ボディとボタンの間に入り込んだ水が、後に内部でショートを起こさないか。
そんなことを考えていると落ち着いた撮影が出来ない。
でも写りは素直だ。
フォーカスに若干の遅さを感じるが、先代よりはかなりマシである。
APS-Cセンサーという大きさを生かして、ミラーレスでも大きなボケを生み出せる。
Canon EOS M2+EF-M11-22mm/4.0-5.6 IS STM
次は広角ズームのEF-M11-22mm/4.0-5.6 IS STM。
購入した当時はコンパクトな広角ズームだなあと感じていたが、ニコワンの6.7-13mm/4.5-5.6を手に入れてからは、やっぱり大きいなあと感じるようになってしまった。(笑)
だが、広角ズームとしては非常に優秀で、手振れ補正が搭載されていることからも未だに山レンズとしての有力候補に位置している。
Canon EOS M2+EF-M11-22mm/4.0-5.6 IS STM
雨に濡れた桜ばかりでは何なので、別の被写体を出しておく。
22mmと同様の最短撮影距離は15cmだが、沈胴式鏡胴という作りから最大撮影倍率は0.3倍と22mmより若干寄れる。
テレ端ではF5.6なので、ぼけぼけと言う訳にはいかない。
前玉に水滴が付いていくのを見続けるのは心因的にも良くない。
この辺で切り上げましょう。
Canon EOS M2+Carl Zeiss MakroPlanar50mm/2.0ZE.
ミラーレスのコンデジ持ち撮影は老眼の身にはかなり堪える。
眼鏡を付けていると液晶がよく見えないので、外して撮影せねばならない。
被写体が遠い所にあると手を伸ばして撮影する。
そうすると今度は液晶が見えないので眼鏡を付ける。
晴れた日の液晶の見にくさも困ったものだ。
液晶の照度を上げるとバッテリーの持ちも悪くなるであろうし。
結局は外での撮影がしやすい機種はDSLRやDSLR型のミラーレス。
屋内ではEVFが付いていないミラーレスの使用率が圧倒的だ。
Nikon Df+AF-S VR Micro-NIKKOR105mm/2.8G
5つのマウントで桜を撮り比べて出た結論は、いずれのマウントにも他では補えない強い利点があると言うことだ。
それは現在所持していない他社マウントにも言えることなのだろう。
知らぬが仏とはよく言ったものだ。
もうマウント増やすのはやめよう。
今日の桜シリーズはニコワンで行ってみたいと思う。
私の持っているNikon 1は防水・耐衝撃能を有しているAW1である。
操作法に若干のクセはあるものの、自宅では万能カメラとしても使われている。
本来は山カメラとして嫁さんにプレゼントされたものだが、それにしか使わないともったいないので子供の成長記録用、子供との入浴用、就寝時以降の不思議な現象記録用カメラとしても活躍中だ。
レンズはAW用の10mm/f2.8と11-27.5mm/f3.5-5.6、そして山用の6.7-13mm/f3.5-5.6の3本を所持している。
Nikon AW1+1NIKKOR AW11-27.5mm/3.5-5.6
まずは標準ズームである1NIKKOR AW11-27.5mm/f3.5-5.6から。
換算で30-74mmとなる。
ニコワンは1インチセンサーなのでぼかすことはかなり厳しい。
ただ、その辺を割り切って使用すれば、これほどコンパクトになるシステムはないだろう。
Nikon AW1+1NIKKOR AW11-27.5mm/3.5-5.6
F値の暗い標準ズームでも接写すればある程度はぼかすことも出来る。
11-27.5mmは写りがなかなかよろしい。
手振れ補正非搭載であることが悔やまれるが、防水や耐衝撃能を考えると仕方のないことなのだろう。
お次は1NIKKOR AW10mm/f2.8である。
換算で27mmの単焦点レンズとなる。
自宅でもAW1に付けっぱなしの家・山専用レンズだ。
AWレンズとしては最も明るいF2.8を誇る。
ハイスピードレンズなので接写で背景をある程度ぼかすことも可能だ。
だが、私は山カメラとしてパンフォーカス気味に撮影することが殆どなので、手振れ防止用の切り札レンズとして期待している。
Nikon AW1+1NIKKOR VR6.7-13mm/3.5-5.6
最後は1NIKKOR VR6.7-13mm/f3.5-5.6である。
換算18-35mmの超広角山用ズームとして購入した。
しかし、防水・耐衝撃能は有しておらず、AW1に付けたときは微妙なスタンスのシステムになってしまう。
落としたり雨降ったらアウト。それでいて結構重い。
ドイツのVIII号戦車マウスに砲台でなくM2機関銃のみを搭載したようなものか。
Nikon AW1+1NIKKOR VR6.7-13mm/3.5-5.6
しかし写りは秀逸だ。遠景良し、近接良し。
時々、普通の軽量ニコワンボディを買ってしまおうかと衝動的に思い立つこともある。
それでも思いとどまらせる力が働いているのは何故なのか。
もうこれ以上、ボディを増やすなと言う本能的な自己防衛なのだろうか。
屋外ではAW1の液晶は若干見にくい。
何処にピントが合っているのかがよく分からないこともある。
老眼なので眼鏡を外してから液晶周囲を手で覆って確認する。
なので、最近のAFエリア仕様は中央一点方式だ。
ピントを合わせたいところでAFを決めて、あとはフレーミングで調整する。
1インチセンサーなのでコサイン誤差も気にならない。
何気に応用の利くニコワンなのであった。
ここまで来たら持っているマウントで一通り桜を写してみたい。
数年ぶりに復活させたニコンFマウントである。
いつものカメラ屋さんでおすすめされたDfを購入して以来、最低限のシステムでも揃えておこうとレンズをいくつか買い込んだ。
参考にしたのはライカSで買おうと思っていた焦点域のレンズ群だ。
35mm換算で、28mm、58mm、105mmマクロのNIKKOR3本を選んだ。
いずれもナノクリコーティングがなされた最新レンズばかりである。
まずは28mmから行ってみましょう。
AF-S NIKKOR 28mm/F1.8G。
値段の割に非常にキレイなボケを出す比較的廉価な単焦点レンズだ。
広角系だが25cmまで寄れるので、十分にぼかすことも可能である。
使っていて楽しいレンズだ。
私は広角系が苦手であるが、28mmならばパースも個人的にさほど気にならない。
時折、瞬間的に超広角系NIKKKORを欲しくなるときがあるが、キヤノンレンズで持っているだろうと自分に言い聞かせている。
でも、いつか買ってしまいそうな気がするのだ。
このレンズが発売された当初はニコンマウントを持っていなかったのでノーマークであったが、Dfを購入したときに品薄になりつつあった58mmを慌てて確保した。
とにかくニコンで最もお気に入りのレンズだ。
レンズはスコアだけではないということを気づかされる。
ただ、この58mmタイプは種類を増やすレンズではないだろう。希有なレンズであって初めて生きてくるタイプかもしれない。
Nikon Df+AF-S VR Micro-Nikkor105mm/F2.8G
D3と一緒に購入したレンズである。
当時、新進気鋭のナノクリコーティングと、マクロ初の手振れ補正が搭載された注目すべきレンズだった。
一度手放して、Df購入時に再び購入した。
さすがにキヤノンのマクロレンズに搭載されるハイブリッドISに比べると接写時の手振れ効果は後塵を拝する。
だが、この独特の形状のAF-S VR Micro-Nikkor 105mm/F2.8Gは結構気に入っている。
Nikon Df+AF-S VR Micro-Nikkor105mm/F2.8G
接写も良し、通常撮影も良し。
絶妙な太さのある鏡胴のホールディングがスバラシイ。
キヤノンのハイブリッドISに対抗するハイブリッドVRの搭載が待たれる。
Nikon Df+AF-S VR Micro-Nikkor105mm/F2.8G
私の持っているNIKKORレンズで桜に適しているのは105mmマクロかなあ。
接写ができるというアドバンテージが大きい。
まあ、持っている本数が少ないので、桜にはコレ!と言い切りにくいのは確かだ。
全体を写せる28mmもなかなか良いし、家族がいればぼかせる58mmも必須だろう。
なので結局は全部必要ということでした。
あーあ。
今回は先日のマイクロではなく、キヤノンのEFマウントで桜を写してみた。
ボディは5D3、100mmマクロに大口径標準ズームと望遠ズーム、これに準標準と中望遠の単焦点レンズを持ち出した。
Canon EOS5D MarkIII+EF Macro100mm/2.8L IS USM
まずは100mmマクロから。
さすがに位相差AFを持つDSLRである。
AFの速さと正確さはマイクロの上を行っている。
標準から広角域のレンズでは、コントラストAFも位相差に匹敵するほどの性能を持っているが、こと望遠系になると外した後のリカバリーのしやすさにかなりの差がある。
Canon EOS5D MarkIII+EF Macro100mm/2.8L IS USM
しかし、このハイブリッドISのついた100mmマクロは本当にスバラシイ。
近接撮影でもISの効果がハッキリと分かる。
他社の某VRや某O.I.S.でもこうはならないだろう。
マクロレンズとしての写りはトップクラスであるが、時折出るボケのクセが気になる。
まあトータル的に見れば、個人的に現在最強のマクロと考えている。
Canon EOS5D MarkIII+EF24-70mm/2.8L II USM
お次は大口径標準ズーム。
先日のオリンパス社製M.ZD ED12-40mm/2.8PROの出来があまりにも良かったので、キヤノンの同スペックズームを持ち出した。
ああ、やはりこのズームはスゴい。
お品のある写りをする。
Canon EOS5D MarkIII+EF24-70mm/2.8L II USM
オリンパスに比べると接写は弱いが、通常のズームに比べると非常にキレイなボケを作り出すことが出来る。
下手な単焦点よりもキレイなボケを写すこともある。
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L USM
ここでいよいよ望遠ズームである。
ワイドで良し、テレで良しと万能感あふれる便利ズームだ。
持ち出したのはEF70-300mm/4.0-5.6L IS USM。
F値は若干暗いがコンパクトで300mmまで焦点域を伸ばせる使いやすいレンズである。
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L USM
このズームはカリカリに写るレンズではないが、コントラストが比較的ハッキリと出せるので重宝している。
テレコンが取り付けられないので、完結型のズームとして割り切って愛用している。
Canon EOS5D MarkIII+EF135mm/2.0L USM
さて、桜本命の中望遠レンズ、EF135mm/F2.0L USMの登場である。
キレイなボケを生み出すにはこのレンズがいい。
子供撮影用に手放さずに未だに所持している。
最近は年齢的にも不随意運動が不安定な気がするので、早い時点での手振れ補正が搭載されたリニューアルを期待している。
Canon EOS5D MarkIII+EF35mm/1.4L USM
最後はEF35mm/F1.4L USMだ。
このレンズをチョイスした理由は、単に大好きなレンズだからである。
このレンズが4代目である。
昔から手放したり再購入と使いまくっていたからかもしれないが、EOSに一本だけと言われたら35mm/1.4Lを付けるだろう。
さすがに最新レンズには少し遅れを取るが、雰囲気の出せるレンズとして今後も使い続けるつもりである。
Canon EOS5D MarkIII+EF70-300mm/4.0-5.6L USM
まあ、こんな感じでいくつか試してみたが、やはり桜に使いやすいのはEF70-300mm/4.0-5.6L IS USMかな?
場所によっては寄ることも適わないシチュエーションで、300mmまで寄せられるのは大きい。
近くにチェリーの兄弟であるトラがいたので被写体になってもらった。
こんな咄嗟な時でもズームならばフレーミングも簡単だ。
いいレンズである。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
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