椿と虫
私は毛虫が大嫌いだ。
あの形態がどうしても受け付けない。
蝶や蛾の成虫は平気だが、幼虫が生理的にダメなのだ。
以前、サラダに付いていた芋虫を知らずにかみ切ったときは震えが来たほどである。
椿やサザンカには有名な毛虫が付く。
有名なのはチャドクガだ。
Nikon D700+Voightlander APO-LANTHAR90mm/3.5 SLII
チャドクガの幼虫は、いかにもと言ったその風貌から予想されるかの如く、皮膚に毒針毛が付着すれば非常に強い炎症を引き起こす。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED60mm/2.8 Macro
なので、まだ毛虫がふ化しない今の時期は椿の撮影にはもってこいのシーズンなのだ。
軽やかな気持ちで撮影していたところ、ふと視野に何か嫌なものが映り込んだ気がした。
視線を戻してそのあたりを注意深く観察する。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED60mm/2.8 Macro
げ!、何だこの芋虫は。
初めて見る虫である。
つぼみの中にまるまると太ったヨトウムシのような芋虫が一匹うごめいている。
もう失神寸前である。
すぐさまネットで調べてみた。
キレイな蝶だったら見逃すつもりだが、もし蛾の幼虫だったら・・・・。
スギタニモンキリガという蛾の幼虫だった。
ああ、これからはチャドクガだけでなく、このスギタニモンキリガにも注意しながら撮影しなければいけないのか・・・・
Nikon Df+AF-S AF-S VR Micro-Nikkor105mm/F2.8G
幼虫には悪いが処分させてもらった。
きっと私は天国はダメだろう。
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