ニコワンと桜
今日の桜シリーズはニコワンで行ってみたいと思う。
私の持っているNikon 1は防水・耐衝撃能を有しているAW1である。
操作法に若干のクセはあるものの、自宅では万能カメラとしても使われている。
本来は山カメラとして嫁さんにプレゼントされたものだが、それにしか使わないともったいないので子供の成長記録用、子供との入浴用、就寝時以降の不思議な現象記録用カメラとしても活躍中だ。
レンズはAW用の10mm/f2.8と11-27.5mm/f3.5-5.6、そして山用の6.7-13mm/f3.5-5.6の3本を所持している。
Nikon AW1+1NIKKOR AW11-27.5mm/3.5-5.6
まずは標準ズームである1NIKKOR AW11-27.5mm/f3.5-5.6から。
換算で30-74mmとなる。
ニコワンは1インチセンサーなのでぼかすことはかなり厳しい。
ただ、その辺を割り切って使用すれば、これほどコンパクトになるシステムはないだろう。
Nikon AW1+1NIKKOR AW11-27.5mm/3.5-5.6
F値の暗い標準ズームでも接写すればある程度はぼかすことも出来る。
11-27.5mmは写りがなかなかよろしい。
手振れ補正非搭載であることが悔やまれるが、防水や耐衝撃能を考えると仕方のないことなのだろう。
お次は1NIKKOR AW10mm/f2.8である。
換算で27mmの単焦点レンズとなる。
自宅でもAW1に付けっぱなしの家・山専用レンズだ。
AWレンズとしては最も明るいF2.8を誇る。
ハイスピードレンズなので接写で背景をある程度ぼかすことも可能だ。
だが、私は山カメラとしてパンフォーカス気味に撮影することが殆どなので、手振れ防止用の切り札レンズとして期待している。
Nikon AW1+1NIKKOR VR6.7-13mm/3.5-5.6
最後は1NIKKOR VR6.7-13mm/f3.5-5.6である。
換算18-35mmの超広角山用ズームとして購入した。
しかし、防水・耐衝撃能は有しておらず、AW1に付けたときは微妙なスタンスのシステムになってしまう。
落としたり雨降ったらアウト。それでいて結構重い。
ドイツのVIII号戦車マウスに砲台でなくM2機関銃のみを搭載したようなものか。
Nikon AW1+1NIKKOR VR6.7-13mm/3.5-5.6
しかし写りは秀逸だ。遠景良し、近接良し。
時々、普通の軽量ニコワンボディを買ってしまおうかと衝動的に思い立つこともある。
それでも思いとどまらせる力が働いているのは何故なのか。
もうこれ以上、ボディを増やすなと言う本能的な自己防衛なのだろうか。
屋外ではAW1の液晶は若干見にくい。
何処にピントが合っているのかがよく分からないこともある。
老眼なので眼鏡を外してから液晶周囲を手で覆って確認する。
なので、最近のAFエリア仕様は中央一点方式だ。
ピントを合わせたいところでAFを決めて、あとはフレーミングで調整する。
1インチセンサーなのでコサイン誤差も気にならない。
何気に応用の利くニコワンなのであった。
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