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2014年6月14日 (土)

DMC-GX7のマクロ撮影

「レンズ」内手振れ補正がメインのパナ製のマイクロフォーサーズ機であるGX7には、驚くことに「ボディ」内手振れ補正が搭載されている。
現時点でこの機構はGX7のみだ。

20140614a

オリンパスの5軸と異なりパナのは2軸のみで、補正能も2段分程とお世辞にも強力とは言い難いボディ内手振れ補正機構なのだが、大好きなパナ色を出せる手振れ対応マイクロボディとして実に重宝している。

20140614b
Canon EOS 5D MarkIII+EF Macro100mm/2.8L IS USM

手振れ補正機構はマクロ撮影が苦手だ。
最近はキヤノンやオリンパスから近接撮影に生じるシフトブレに強い補正機構が登場している。
そしておそらくはまだパナの手振れ補正はシフトブレにはまだ対応していないと思われる。
だが、ひょっとしたらパナソニックのことなので意外と凄い性能が隠れているんではないかと、パナファンのブログ主としては期待してしまうのであった。

そこで普通の焦点域のレンズを使っても補正能の差が目立ちにくいと思われるので、無理を承知にGX7による手振れ補正機構非搭載マクロレンズを使っての近接手持ち撮影をやってみる。
レンズはオリンパスのマクロレンズ M.ZD ED60mm/2.8MACROを使用する。

20140614c

さて、等倍に近いマクロ撮影なのでコンデジ持ちではやや現実的でない。
指先の無意識性不随意運動をもろに拾ってしまうからだ。
そのために顔の一部でGX7を固定できるSLRスタイルのEVF撮影が適している。

20140614d
Panasonic DMC-GX7+M.ZD ED60mm/2.8MACRO

まあ、予想はついていたのであるが、GX7のEVFに現れる映像はキヤノンのハイブリッドISやオリンパスの5軸に比べると補正効果はかなり厳しい。
個人的な見解では補正されている気配がないように感じる。

ここでキキョウを3枚連続撮影した画像を見てみたい。
この写真はめしべ部分をトリミングしたものである。
因みに上で掲載している写真はトリミング3枚目の写真である。

20140614e

ん~、やはりGX7のボディ内手振れ補正機構だけでは厳しい。
大体、3枚に1枚くらいの割合で私なりに許容できる写真が撮れているようだ。
ただ、これは個人的な技術や環境に左右される結果なので、コレが全てではないことを記載しておく。
上手い人が撮れば、もっと確率は上がると思われる。

私の技量では素直にGX7のマクロに関してはLeica DG MacroElmarit45mm/2.8OIS.を使った方が良いだろう。

20140614f
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED60mm/2.8MACRO

ここでボディをOM-D(E-M1)にすると、やはりマクロ域でもよく補正されているのがわかる。
やはりボディ内補正は一日の長があるオリンパスの方が圧倒的である。

だが、パナカラーはどうしても捨てがたい。
手振れ補正がダメであっても、やはりボディはパナを選んでしまう

・・・・のが心情なのだが、実際の使用頻度はE-M1と半々と言ったところだろう。

20140614g
Panasonic DMC-GX7+Leica DG Summilux25mm/1.4ASPH.

パナもオリンパス5軸に匹敵するボディ内手振れ補正を開発してくれるとありがたい。
でもまずは、得意なレンズ内補正のパナライカ45mmマクロをハイブリッド化してもらう方が現実的かな。

ボディ内とレンズ内の補正機構。
これらを組み合わせた正に真のハイブリッド手振れ補正がパナから誕生するのかも知れない。

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