体調が微妙であるが、ちぇり小屋ブログは続けねばならない。
最近、カメラネタがトンとご無沙汰である。
なので久し振りにテスト撮影記事を書いてみたい。
いくつかのレンズデータが放置気味になっているので、近いうちにどんどん片付けていきたい。
今回はDf用にと購入した標準廉価ズームのAF-S NIKKOR24-85mm/3.5-4.5G EDである。
単焦点用にと手に入れたNikon Dfであるが、子供がいる身としてはやはり標準ズームは欲しいところだ。
と言うわけで、今回だけ目を瞑ってズームを・・・・とこっそり購入してしまった24-85mmであるが、購入ポイントはやはり純正且つ標準域のズームであること、そして手振れ補正がついているというのがチョイスのポイントである。
はたしてこのレンズのポテンシャルは如何ほどなのか。
じっくり見てみたい。
被写体は例の如くポン様である。
距離は2mに固定。
ボディはDf、ISOは100、WBはオート。
Aモードで各絞り値にて、ワイド端・中央域・テレ端の3カ所で撮影を行った。
【テスト撮影】
ワイド端(24mm) F3.5(開放)/F5.6/F11
このレンズの登場はまだ新しい。2年ほど前に発売になったばかりだ。
さすがに最新のレンズだけあって、開放からコントラストがしっかりしている。
また解像感も十分だ。
若干、開放でビネッティングが目立つが、F5.6まで絞ればほぼ解消されているようだ。
ここで各絞り値で、中央部と隅角部をトリミングしてみる。
中央部トリミング F3.5(開放)/F5.6/F11
解像感は開放では若干の甘さがあるが、実用性は十分だろう。
F5.6では解像感は最もアップし、F11になると少し低下する。
感じとしてはF5.6>F11>F3.5(開放)といったところか。
隅角部トリミング F3.5(開放)/F5.6/F11
色収差が結構目立つ。
当然ながら絞り込んでも目立ったままだ。
ビネッティングや解像感は絞り込めば改善する。
まあ隅角に関してはフルフレーム対応の廉価ズームなので仕方のないところであろう。
中央域(50mm域) F4.2(開放)/F5.6/F11
この辺りは開放からしっかりと解像しているようだ。
ビネッティングもコントラスト低下も見られない。
よく写るズームレンズだ。
ここでは中央部のトリミングを見てみたい。
中央部トリミング F4.2(開放)/F5.6/F11
やはりF5.6の解像度が最も高い。
次いでF11、F4.2(開放)といったところか。
実用性に関しては全く問題ないと思われる。
テレ端(85mm域) F4.5(開放)/F5.6/F11
ここも中央域と同様な所見だ。
中央部トリミング F4.5(開放)/F5.6/F11
トリミングでもしっかり解像している。
ただ、他の焦点域と同様に解像感はF5.6>F11>F4.5(開放)といったところであろう。
【最短距離撮影】
ここで各焦点域で、札短距離撮影を行ってみる。
ワイド端(24mm) F3.5(開放)/F11
中央域(50mm域) F4.2(開放)/F11
テレ端(85mm) F4.5(開放)/F11
思っていたよりもキレイなボケ方をする。
素晴らしいというレベルではないが、廉価ズームとしてはたいしたものだ。
拡大画像
点光源は辺縁部ですこし口径食が出来るが、まあまあな感じである。
絞り込むと七角形絞り羽根の形状が見えてくる。
アスフェリカル紋様もあまり目立たないいい点光源だ。
【まとめ】
いいズームレンズだと思う。
Dfにこれしかレンズがなかったら、大満足で使っていたであろう。
ただ、焦点域が被っている単焦点を持ってるので、やはり描写を比べると負けてしまうのは仕方のないことだ。
このレンズに搭載されている手振れ補正は強力で実に便利だ。
コンパクトで軽いこのズームレンズをより使いやすくしていることは間違いない。
Nikon Df+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
本来、子供を撮るようにと思って購入した24-85mm/3.5-4.5であるが、ボケを期待するときにはどうしても58mm/1.4を持ち出してしまう。
活発に動き回る子供には使えるズームであるが、乳児が一緒だとそのようなシチュエーションは少ない。
娘が動き回り始める今後の出番に期待したい。
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR
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