災難
先日の夜、台風が迫ってきている土曜日の夜のことだ。
次男坊が両親の寝室で母親と寝たいと言うことで、入れ替わりに私が子供部屋で寝ることにした。
しばらく本を読んでから電気を消して寝床に入った。
外はかなりの風が吹いているようだ。シャッターに当たる風音が僅かに耳に付く。
そのうち雨も激しくなるだろう。
そう思いながら布団を被ると、どこからかチェリーの声が微かに聞こえた気がした。
私の書斎にでも閉じ込められたのであろうか。
いや、それにしては声が小さすぎる。
もう一度確認するためにジッと息を殺して声の出所を確認する・・・・。
にゃ~・・・・
聞こえた。・・・・これはまるで外からのようではないか・・・・?
ハッとして子供部屋にあるベランダ側の窓をよく確認する。
子供部のシャッターは子供たちにいたずらされて10センチほど閉じなくなっているのだ。
その僅かなすき間からチェリーが必死の形相でにこちらに呼びかけているのが見えた。
あぁ?チェリー、こんな台風の日に何をやっているのだ。
窓を開けると風で毛並みがメチャメチャに荒れたチェリーが飛び込んできた。
そのまま書斎に駆け込んで、中に入るなり爪研ぎ台にてバリバリやっている。
それからロフトに上がった後は呼んでも翌朝まで降りてこなかった。
Panasonic DMC-GM1+Lumix G20mm/1.7 II ASPH.
犯人は嫁さんだった。
我が家のベランダはネコが外に逃げ出せない構造になっているので、よくチェリーをひなたぼっこに出しておくことがある。
夕方、嫁さんは外にチェリーがベランダにいるのを気がつかず、窓を閉めてシャッターを下ろしてしまったのだ。
まあ無事だったし、早めに気づいて良かった。
台風の朝まで気がつかなかったら、チェリーは人間不信に陥っていたかも知れない。
スマンねチェリー。プニプニ
コメント