Ai AF DC-Nikkor 105mm f/2D(テスト撮影)
何気にDfに似合うDC-Nikkor105mmなのである。
おそらくは現在自分が持っているレンズの中で最古参だ。
今回のテスト撮影は単純撮影だけにしようと思う。
デフォーカスイメージコントロールは別の日に改めて記事にしたい。
では、先日の唐津にも持ち出したこの中望遠レンズの実力は如何に。
被写体はいつものポン様である。
ボディはNikon Df、被写体までの距離は2mに設定。
ISOは100、WBはオート、絞り優先モードで各絞り値にて撮影した。
【テスト撮影】
開放撮影では甘さはあるがコントラスト・解像感は比較的しっかりとしている。
さすがにトリミングで見ると解像感が落ちていることが分かるが、このレベルであれば実用性は十分であろう。
ボケもキレイな部類に入るが、やや二線ボケの傾向が強い。
また口径食の強い点光源が目立つ。
2段絞ると更に解像感はアップする。
画質としてはこのレンズの上限に近いと思う。
まだ点光源には口径食が見られる。
このレンズの解像感MAXはF5.6辺りではないだろうか。
F8はF4と同じ程度のレベルである。
点光源はF5.6でほぼ円形となる。F8も然り。
F16にもなるとさすがに回折現象から解像度が落ちてくる。
フィルムならいざ知らず、デジタルでこの辺りを使用した記憶はあまりない。
【最短距離撮影】
90cmの部分にポン様の右目玉をセットする。
最大撮影倍率は0.13倍である。
最短距離撮影によるボケを確認してみる。
105mmとはいえ、開放であればF2.0が効をなしてキレイなボケを作ることが出来る。
接写に於いても色乗りは十分だ。
開放では点光源に口径食が目立つ。
先に述べたようにこれはF5.6から改善される。
レンズ構成で非球面などの特殊レンズを使っていないため、同心円状の紋様が出ないのも好感が持てる。
【まとめ】
まずは、DCリングを使わない状態で書かせていただきたい。
105mmレンズとして考えると設計年代が古いせいか、決して極上の中望遠レンズというわけではなさそうだ。
Nikon Df+AiAF DC-Nikkor105mm/2D
今回のテストでは逆光試験をしていないが、フレアにかなり弱いレンズの可能性が高い。
唐津では逆光時のコントラスト低下に悩まされた。
光源にさえ気をつければ、最近のレンズに見られる開放からのコントラストと解像感が高いレベルは維持しているようだ。
Nikon Df+AiAF DC-Nikkor105mm/2D
ボケも思ったよりキレイに出ているが、二線ボケがやや出やすい傾向がありそうだ。
だからという訳ではないと思うが、DCリングを取り付けることで更なるボケコントロールが可能となる。
前ボケ・後ボケを美しく出来るというのだ。
このレンズでは引き出し式のフード使用は必須であろう。
遮光は極めて重要だ。レンズ性能を落とす要因は下げて使いたい。
Nikon Df+AiAF DC-Nikkor105mm/2D
フリンジも目立つ傾向がある。
しかし、だからといってこのレンズがダメレンズだと結論づけるには早すぎる。
デフォーカスイメージコントロール(DC)により、状況によってはポテンシャル以上の効果を引き出せる可能性があるのだ。
これはデメリットが消えるわけではなく、インパクトで目立たなくさせるという意味である。
だが、使いこなすにはDCのクセが強すぎる。使いこなせれば他のレンズでは生み出せない面白い効果を引き出せるであろう。
「可能性がある」とか「だろう」とか仮定の言い回しが多いが、実際に私も使いこなせていないので、実例をお出しできないのである。
まあ、これから色々試していこうとは考えている。
元からこのレンズはクラシックな写りを、懐古なレンズとして手に入れたものだ。
上記に述べた一世代前のようなレンズの写りは個人的に上等である。
逆に現代的すぎてはキヤノンシステムと差がなくなって面白みがない。
逆にDfで現代的なコテコテの写りを期待するときは、タムロンのSP24-70mm/2.8VCやマクロプラナー50mm/2を持ち出せば良い。
ある意味キヤノンより面白いコンパクトでハイブリッドなニコンシステムが出来てしまっているのかも知れない。
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Ai AF DC-Nikkor 105mm f/2D
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