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2014年10月13日 (月)

ノクチクロンなポートレイト

このところDSLRのブログばかりなので、たまにはマイクロフォーサーズのことも。
今日はパナソニック製の超ハイスピードAFレンズ Leica DG Nocticron42.5mm/F1.2について。

20141013e

このレンズ換算85mmの中望遠相当になる。
なんと言ってもF1.2となる明るさを持つレンズなので、室内に於いてもハイスピードシャッターが切れる利点がある。
まさにポートレイト撮影のためにあるレンズと言ってもいいだろう。

20141013a
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2ASPH.

最短撮影距離が50cmなので近くからの撮影が可能だ。
気を抜くと、デカい前玉に反応する子供にレンズを触られてしまうのが欠点か。

マイクロフォーサーズではレンズメーカーからF0.95という超弩級のハイスピードレンズがあるが、あちらはMFなので子供のように動き回る被写体にはAFが非常に有難い。
AFならばファインダーでフォーカスポイントを固定後にシャッターを切ったり、タッチパネルならば狙ったところの背面液晶に指を触れれば良い。

20141013b
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2ASPH.

だが、そこで問題になるのがフォーカス速度だ。
SLRの位相差やミラーレスのコントラストであってもやはり明るいレンズはフォーカス速度は遅い。
特にフォーカス速度の改善が著しいコントラストAFであっても、やはり明るいレンズはピントを前後させる独特の動きが緩慢で如何にピント調整を行っているかが如実にわかる。
F値が明るいためレンズユニットが大型化してしまうことも原因だろう。
フォーカシングに1秒弱かかってしまうこともある。

20141013c
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2ASPH.

人語を解する子供ならば動きを止めてもらう事も出来るが、乳児だとそうはいかない。
ピントが薄いため乳児の素早い動きでフォーカシングがなかなか固定されない。
手の動きや振り回すおもちゃにAFが引っ張られる事もしばしばだ。
まあ、中望遠の明るいレンズを使えばそれはどのAFシステムでも同じだと思うが。

20141013d
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2ASPH.

それでもこのレンズで撮れる画像はかなり良い。
現時点ではマイクロ最高峰の写りではないだろうか。
コンパクトなミラーレスでここまで撮影できるのだ。
最短50cmという近接撮影から生み出されるボケも自然で美しい。

台風が近づいているため、つい屋内撮影ばかりになってしまたが、是非とも屋外で使ってみたいレンズである。

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コメント

75MM f1.8と比べてどういう印象ですか。
画家が違うので単純には比較出来ないでしょうけど^^

評価の高いオリンパス製の75mm/F1.8ですが、個人的にはちょっと使いにくいレンズでしたね。

シチュエーションによってはかなり派手な収差が出現します。
http://cherrygoya2.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/gh3-1f61.html
私のつたない写真で申しわけありませんが、8枚目の写真がそれです。

巷ではほぼ収差ゼロという話を聞いていたので、個人的にハズレ玉に当たったのかなと思っていましたが、いくつかの個人ブログでも同様な指摘がありましたのでそういうものなのかなと。

結局75mmは手放してしまいましたが、焦点距離が違うレンズと言うことを踏まえた上で敢えて抽象的に違いを申し上げますと、75mmはかたく、42.5mmは柔らかい描写と言ったところでしょうか。
まあ、ちぇりたの妄言ですので、あくまでも参考程度にお納めください。
(^-^;

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