プロソフトンA
この内服薬のような名称であるこの商品はソフトフィルターである。
光を滲ませてソフト効果を出すために用いるレンズ用フィルターなのだ。
先日、オリオン座を撮影したのであるが、にじみ効果が上手く出せないので強制的に出しましょうということで購入した。
体調が悪かったので、いつものカメラ屋さんまで赴くにはちょっとキツいためネット通販を利用させていただいた。
このプロトンAをよく見ると、細かな島しゅ状に皮膜がかかったようなコーティングが全域にわたって覆われている。
これで滲みを出すようだ。
フィルター枠は62mmをチョイスした。
先日の撮影ではLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.だったので46mm枠なのであるが、換算50mmで星景写真を撮ることはあまりないために、M.ZD ED12-40mm/2.8PROをソフトフィルターで利用することに決めたのだ。
換算24-80mmのズームレンズの方が撮影応用力は高い。
このズームの評判はさることながら、F2.8通しレンズと言うことも相まって星景写真でも問題なく写せるはずだ。
という訳で先日の時に試し撮りしていたのだ。
Panasonic DMC-GX7+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO
ふむ、問題なく撮れているようだ。
当然ながら、まだプロトンA購入前なのでノルマルな撮影である。
これなら滲み溢れる(?)星景写真も取り放題と言うことになるだろう。
生憎、今日は雲が多く月も明るい。
しばらくは撮影のお預けとなるだろう。
早く体調を復活させてテスト撮影といきたいところである。
ところで、フィルター膜を写すために久し振りに台座を出したのであるが、何と全体にサビで覆われていた。
一年ほど前までは何ともなかったのにどうしたことなのか。
自然発生というよりは明らかに酸化を促進させる何かにより生じた可能性が高い。
なので、台座をしまっていた棚をチェックしてみると・・・・
封を切ったサリチル酸が出てきた。
おそらくこれが原因であろう。
以前、使用したときに適当にしまい込んだのが良くなかったようだ。
カメラやレンズをこの棚に入れてしまったら恐ろしいコトになっていたに違いない。
星を滲ませるところが、危うく自分の涙腺を滲ませるところであった。
くわばらくわばら
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