AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR はどうでしょう
なんか凄いレンズが現れた。
先日、Nikonが海外で発表したAF-S NIKKOR300mm/F4.0E PF ED VRだ。
なんと言ってもサイズが300mm/F4でありながらφ89mm×148mmと実にコンパクト。
重量が僅か755gという衝撃的な重量だ。
キヤノンの同スペックレンズを見ると、φ90mm×221mm、重量は1190gである。
これでいてキヤノンと同様、レンズ内手振れ補正がついている。
何故にこれだけのコンパクト・軽量化が可能になったのかは、Nikonが初に導入した位相フレネルレンズによるところが大きい。
位相フレネルレンズとはキヤノンでいうDO(回折光学素子)レンズと同じである。
回折光学素子により高画質と小型化が可能となるためだ。
だが、回折光学素子には少し欠点がある。
強い光源があるとその周囲にリング状のフレアが現れやすいことだ。画質のコントラストも低下する。
また、ボケも美しいとは言い難い。
Nikonがこれをどの程度まで改善させているか是非知りたい。
最短撮影距離はキヤノンのそれよりも1.4mと0.1m短く、
手振れ補正効果はキヤノンのそれよりも高く4.5段、
さらにナノクリ、フッ素コートと最新技術がちりばめられている。
まあ、キヤノンの300mm/4.0Lは20年近く前のレンズになるので、比較そのものは決してフェアではない。
だが、今回Nikonは単焦点の300mmという絶妙な焦点域に位相フレネル(DO)レンズを当ててきた所がニクい。
400mmF4という高画質を兼ねた高額な単焦点ではなく、70-300mm/F4.5-5.6というそれなりな画質の廉価ズームなどでもなく、300mmF4という単焦点の明るさとしてはギリ、755gという1kgを大幅に切る軽量ボディという触れ込みでフレネルを導入してきたのだ。
Nikonが出さなかったら、まずキヤノンから発売されることのないスペックなのではないだろうか。
Nikonもフレネルレンズをそうバンバン出すことはないだろう。
しかし、USドルで$1,999,95.という値付けは、高嶺の花である単焦点DO(位相フレネル)レンズを身近なモノにするには十分すぎるほどのインパクトがある。
どうしよう。
Df用に欲しくて仕方がない。
娘を望遠で撮るにはもってこいの望遠レンズだ。
軽量ボディに軽量望遠という鬼金な組み合わせである。
位相フレネル(DO)だからボケが汚いかもしれないとな?
いやいや、軽量で機動力がついた手振れ補正付きレンズとしての価値の方が私としては大きく感じる。
ヤバい!ヤバい!買っちゃう?買っちゃう?
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