今日は久しぶりに時間に余裕ができたので、昨年の夏頃に手に入れたトランギアミニというクッカーを使った料理を実家の庭で行ってみることにした。
以前にストームクッカーというトランギアの防風性能の高いクッカーを購入したことがあった。
ストームクッカーは使い勝手はいいのだが、サイズが嵩張ることと重量がそれなりに重いというのが欠点だった。
近場の登山に持って行くにはややオーバースペックなところがあったのだ。
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だが、今回はミニというコンパクトで軽量なアルミクッカーである。
普段より愛用しているスノーピーク製のチタンクッカーに比べて料理のレパートリーは確実に増やせる形状だ。
まあ、ガスの方が汎用性は高いのであるが、ノイズレスな固形・液体燃料による調理はガスにはない独特の雰囲気を持っていると言っていいだろう。
それを楽しむのが今回の目的でもある。
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本来はアルコールバーナーが付いているのであるが、燃料を含めると体積的にバカにならないために、今回は別の方法をとってみた。
ポケットストーブと固形燃料を使うのだ。
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ポケットストーブとはポケットにも携帯できる軽量の五徳だ。
純正の小型燃料もあるが、燃やした時のケミカルな臭いが苦手なので臭いのあまり出ない汎用固形燃料を愛用している。
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屋外でこのストーブは何度か使用したが、お湯を十分に沸かすほどの火力が必要な場合は燃料を2コ並べた方が確実だ。
一つでも不可能ではないが、具材を入れる事が多い調理法では火力不足を実感するだろう。
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まあ、何だかんだで準備は出来たので早速火を付けましょう。
どうせなら雰囲気を出してファイヤスターターで火を付けたい。
このポケットストーブにはファイヤスターターと簡易火口をセットで収納できる。
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この簡易火口は実に便利で、多少は濡れても全く問題ない。
非常にコンパクトで、何度でも繰り返し使えるのがよろしい。
ただ、強風下ではどんな着火装置でも着火そのものが困難になるので過信は禁物である。
最強はフリント式の使い捨てライターか防水マッチであろうか。
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蓋のスライド幅で火力を調整できる。
燃料に火かつけば後は簡単だ。
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燃焼時間は燃料30gで30分を切る程度。
要はその間に調理が完了し、食事をしている間温められていればいいのだ。
固形燃料の欠点は火力や燃焼時間の調整が不可能という所。
計画立てて、スマートにいきたいところだ。
水を入れて沸騰するまでの間に何を入れるか考えておこう。
取り敢えず鍋にするので肉と野菜だ。
先に火の通りにくいモノからいきましょう。
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水が沸騰したら鍋の素を入れて、鶏肉とつみれを入れよう。
熱を効率よく使いたいのでマメに鍋ぶたを閉じておきたい。
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程よく煮込まれてきたら、人参や長ネギを入れましょう。
キノコも柔らかくしたいので早めに放り込んでおく。
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そろそろ頃合いもよさそうなのでキャベツやニラを入れますか。
この頃になるとテンションが徐々に上がってくる。
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少し冷えてきたので、煮込まれる間スキットルに入れておいたウイスキーをストレートでいただきましょう。
冬の外鍋はコレが必須である。
体が芯から温まる。
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おお、煮えた煮えた。
味見をしてみると・・・・、うーん、ちょっと塩味が足りないかな?
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と言うわけで豆板醤の登場だ。
コレを一品ザックに入れておくだけで冬の食事が実に楽しくなる。
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おー、いい感じである。
ではいただきましょうか。
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取り皿は蓋に使用していたフライパンを使いましょう。
熱くて辛くて美味しい。体も温まる。
携帯ラジオを持ってきたので、音楽をかけながらいただいた。
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全部食べてしまった。
ちょうど火も消えたところだ。
だが、まだ物足りない。
燃料を追加してラーメン玉でも入れましょうか。
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コレを湯がいて鍋に入れる。
実はこれだけだとあっさりした麺になるのでとろみと具材を入れてみたい。
そうするための便利なアイテムがある。
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焼き鳥の缶詰だ。
コレを入れると具になるだけではなく、とろみが出るので何かと屋外での鍋には活用している。
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やはり鍋はコレで締めたい。
適当にぶち込んだので、すっかり男飯である。
人によってはうどんやおじやという事もあるだろう。
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燃料が余ったのでコーヒーを沸かす事にする。
今までのクッカーでは口径に対して底が深かったので、鍋がやりにくかった。
だが、このトランギアミニがあれば簡単にお鍋が山でも食べられる。
問題は、無難にガスで火を起こすか、雰囲気を出して固形燃料にするかということになる。
突然の雨や、などを考えると、やはり山にはガスであろうなあ。
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