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2015年2月

2015年2月28日 (土)

Ver.3.0

先日、E-M1のファームアップを行った。
実際に私の撮影スタイルではそれほど恩恵を得られるファームではなかったが、C-AFの追従連写性能の向上は有難いと思うのである。

20150228f

今回はE-M1と久し振りにノクチクロン(42.5mm/F1.2)を持ち出してみた。
被写体は静物なのでコンティニュアスなAFはあまり活躍しない。
まあ本当のポテンシャルを知るのは動き回る娘を撮るときだろうなあと考えながらシャッターを切った。

20150228a
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.

あれ?なんか使い勝手が変だ?
あ!老眼モードの再設定化を忘れていた。
最近マズいなあ。

20150228b
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.

メーカーお着せの状態で使っても良かったのであるが、拡大表示機能のレスポンスが気になっていたので取り敢えずは再設定に没頭する。
最近は、昨日の夕飯に何を食べたのか思い出す事にタイムラグが生じるようになったが無事に老眼モードの再設定が終わったようだ。

20150228c
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.

忘れている設定があったら、きっと使っているうちに思い出すであろう。
思い出せぬまま忘れ去られる設定があったらちょっと悲しい。

ところで拡大表示のレスポンスはやはり相変わらずよろしくない。
つまりE-M1の拡大機能は少し使いづらいのだ。

20150228d
Olympus OM-D(E-M1)+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.

とは言うものの、E-M1ボディ内手振れ補正の効果は絶大だ。
実際にノクチクロンの手振れ補正とE-M1の補正能を液晶で比較すると、E-M1の方がファインダー内の安定感がハンパない。

こういうのを見てしまうと、オリンパスボディもパナボディも両方欲しくなってしまうのだ。

2015年2月27日 (金)

E-M1 ファームウェアVer.3.0

最近、オリンパスE-M1のファームウェアの最新バージョンがアップされた。
新機能の追加や機能改善が行われる。
デジタルならではのメリットである。

20150227a

と言うわけで、私のE-M1もバージョンアップに挑みたい。
が、ここでちょっとした問題がある。

20150227b

自機のバージョンが1.4なのだ。
実はVer.1.4以下の場合はVer.2以上にファームアップするときに細かいカメラ設定がリセットされるという。

20150227c

あー、まいったなあ。
以前、老眼用に調整した設定をもう一度やらなくてはならないのか。
覚えているかなあ。

20150227d

面倒なことは重なるもので、オリンパスのE-M1とPCを接続するケーブルがどうしても見つからない。
コレがないとファームアップ出来ないのだ。
やらない方がいいよという神の啓示なのかも知れないが、自分は既にファームアップモードに突入しているために速効でamazonで注文した。

20150227e

本当にオリンパスはこのファームアップ法をやめて欲しい。
他社と同じようにメモリカードによる方法に切り替えて欲しいのだ。

20150227f

そう言えばオリンパスのフォーサーズ機のE-3やE-30にもメモリカードのxDピクチャーカードスロットが残っていた。
この転送速度の非常に遅いメモリカードを大事に守り抜くのは開発企業として理解できるが、このケーブルならメモリに比べて製作を中止してもダメージは少ないのではないだろうか。

何故ここまで頑なにこのケーブルを守り抜くのだろう。
せめて汎用USB端子にしていただきたい。

20150227g

なんて無駄口を叩いていたら、いつの間にかファームアップも終了していた。
ついでに12-40mm/2.8もアップデートしておいた。
さて、これから老眼用に再設定しなくてはならない。

20150227h

新生E-M1の使い勝手を吟味してみましょうか。

2015年2月26日 (木)

MACRO 30mm F2.8 O.I.S.と42.5mm F1.7 O.I.S.

先日、パナソニックが海外で2本のレンズを発表した。
換算60mm/F2.8マクロと換算85mm/F1.7中望遠レンズだ。

パナソニックが海外で「MACRO 30mm F2.8 O.I.S.」と「42.5mm F1.7 O.I.S.」を発表

デジカメinfo

20150226a

等倍マクロレンズはLeica DG MacroElmarit45mm/2.8OIS.を持っているために、30mm/2.8マクロの購入はちょっと微妙だ。
個人的には倍率をハーフマクロのレベルまで落として、開放値をF2.0程度まで明るくしてくれると差別化が出来て良かったかも知れない。

まあ、標準域の正統派等倍マクロはレンズレパートリーの上で必要であろうから、今回の発表は妥当なのだろう。

20150226b

お次は換算85mmの中望遠レンズだ。
これの売りはなんといっても寄れる中望遠ということだろう。
最短撮影距離が0.31m、最大撮影倍率が換算0.4倍というハーフマクロに近いレベルだ。

非常に欲しいレンズであるが、すでにLeica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.を持っているために、もしF1.7を購入したらおそらくどちらかに使用頻度が偏る可能性がある。

今回のマクロレンズもキヤノンのようなハイブリッドISに相当する新開発手振れ補正が搭載されていたら間違いなく買いなのであるが、特許の問題とか初搭載は高級レンズであるとか様々な要因が考えられるので、実現にはもう少し時間がかかりそうだ。

こうして考えると、今回の2本は様子見かな?
でも、42.5mm/F1.7は気になるなあ。

2015年2月24日 (火)

18MPな EOS 5D Mark IV ?

いつものデジカメinfoさんに気になる記事が出ているのを見つけた。

EOS 5D Mark IVのテスト機は18MPセンサーを搭載している?

デジカメinfo

あくまで噂の範疇に過ぎないが、気になるスペックが書かれている。

- 1800万画素フルサイズCMOSセンサー
- ISO100-204800
- 61点AF(全点クロスタイプ)
- 12コマ/秒
- デュアルCFast
- 4K動画

これは食指が動くスペックだ。
極端な高画素化に偏らずに、高感度とダイナミックレンジを重きを置いているのではという事らしい。

まあ、画素数はもう少しアップしてくると思うが、極端に上げすぎて高感度やダイナミックレンジが犠牲になるようならこのスペックでも個人的にはアリと考えている。

連射能もあったに越したことはないが、バッテリーの持ちに影響が出るようなら程々でかまわない。
全点クロスタイプのAFポイントでお値段が跳ね上がるのならば少し控えめでもいい。

デュアルCFastはどうだろう。
1DXの後継ならまだしも、既にSDスロットが搭載されている5D3の後継に持ってくるのは少し考えにくいかな?

4K動画は嬉しいですね。
是非とも4Kフォト機能も搭載して貰いたい。

20150223a

私の撮影スタイルはありとあらゆる被写体に基本手持ち撮影という形なので、多少シャッター速度が稼げて高感度に強い機種だと有難いのだ。
ダイナミックレンジも幅広いと心強い。

DSLRというシステムの特性上、ファインダーを覗きながらの撮影が一般的だ。
ここ数年ミラーレスをメインに使っていたが、年齢から来る老視の影響で、EVFと背面液晶を交互に見ながらの撮影スタイルが苦痛になってきている。

一応、ミラーレスでもカスタマイズ出来る機種は何とかEVFの確認のみで対処できるように設定しているが、全ての機種で満足できる設定が可能な訳ではない。

最近、老視に於けるDSLRの使い勝手の良さを再確認することが多い。
やはり良く出来ているシステムだ。
ミラーレスは若者の眼に合わせて作られているなと感じるが、今後は老眼に合わせたエルゴノミクス設定を増やしてくれると有難い。

ただそれはまだまだ先のことになりそうなので、DSLRのシステムを今後も併用していくつもりなのである。

2015年2月22日 (日)

ネコ祭り2015 処ではない

毎年2月22日は贔屓にしているペットショップがネコ祭りの日である。
キャットフードが特売日になるのだ。

20150222c
Nikon Df+AiAF Zoom Nikkor24-85mm/2.8-4D

と言うわけで今日はキャットフードの大人買いをする予定だったのだが、私のうっかりミスで台所にボヤを出すところであった。
時間的には30秒なかったが、水がかけられないので空気を遮断するものは何処かな・・・・なんて呑気に探していたら見る見る火の勢いが強くなってきてえらく驚かされた。

コレは高いのでもったいないな・・・・等とチンタラせずにすぐに対処しておけば良かった。
シンクの一部を焦がして消火されたが、嫁さんにえらく怒られてしまった。
目の前に消火器があったために、いざとなったらという気持ちの甘えがあったのも火力を強くしてしまった要因の一つだろう。

ドラえもんの話で、ドラえもんがのび太と恐竜狩りに行ったときに、余裕のドラが目的の道具をなかなか取り出せずに徐々に慌てふためくシーンがあったのだが、地でそれをやってしまった。

気をつけねば・・・・
レベルにもよるだろうが、あれ?と思ってから初期の10秒程度が問題なくスマートに鎮火できる重要な時間のようだ。
ここで失敗すると、「おお?」というレベルに達する。
さらに30秒以内の鎮火に失敗すると本気でヤバい状況に陥るのであろう。

こんなドタバタですっかりキャットフードを買いに行く気持ちが萎えてしまって、ペットショップへ行く気が起きずにその足で手軽な防炎グッズを買いに行った。
ネコの日だというのに私のテンションが上がらないのでチェリーの食事もいつもより質素すぎるくらいだ。

そういえばトラブル時に1歳の娘は勝手に玄関まで避難していたのだ。
幼くても雰囲気で分かるのであろうか。

2015年2月19日 (木)

おNewの古レンズ2本

今日、いつものカメラ屋さんに行って引き取ってきた。
20mm/F2と24-85mm/f2.8-4ズームのDレンズ2本だ。

20150219a

いずれも最新の光学設計及びコーティングというわけではない。
ただ、Dfは外見もそうであるが少しアナクロな雰囲気を残しているためにレンズも同様の方向で行こうと考えている。

20150219b

20mmは中古で購入した。
ちょうど在庫が残っていたからだ。

20150219c

このレンズは購入2本目になる。
広角な割にコンパクトで軽量だ。
最新レンズに比べると開放では若干コントラストが低く、隅角部にコマ収差が目立つ傾向はあるものの、絞り込めば結構写るレンズなのだ。

自分の撮影スタイルからは決して使用頻度の高いレンズではないが、手軽な単焦点広角レンズとして活躍してくれるであろう。

20150219d

こちらのズームは中古の在庫がたま~に出るが、欲しいときにはなかなか出てこないため新品で購入した。
このレンズは実に3本目に当たる。
最初が中古、次に新品、その後Fマウントシステムを再構築した今回の新品購入となった。

20150219e

このレンズはキヤノンの24-70mm/F4L IS USMと同様にマクロモードを有する。
まあ、こちらの方が発売時期的に先輩レンズなのであるが。

最大マクロレベルはハーフまで。
キヤノンは最新型だけあってハイブリッドISが搭載されているが、こちらにはそのような洒落たものは存在しない。
VRナシの手持ちマクロ、且つIFナシのフルタイムマニュアルフォーカスなし。

この時代に逆行するズームレンズの複数回購入理由は何か。
まあ、このレンズで撮影した写真の雰囲気が好きであることがあげられるが、やはりマクロ兼ズームは何かと便利なのである。

咄嗟の接写能力を有するレンズは、オリンパスの12-40mm/2.8や40-150mm/2.8の使用感からも実用性は極めて高い。
マクロ撮影目的であれば当然専用マクロレンズの方が優れているが、この接写能を有するレンズという利便性の高さは一度味わったら忘れられない禁断の果実のようなものなのだ。

2015年2月18日 (水)

寒雨

今日は一日冷たい雨であった。

仕事も多忙というほどではなく、ゆっくりとマイペースで出来た。
たまにはこういう日もいいものである。

20150218a
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED40-150mm/2.8PRO

ちょっと風邪気味なのだが、体調が良ければ明日いつものカメラ屋さんでレンズを引き取ってくる予定だ。
明日は暖かいといいな。

2015年2月17日 (火)

GH4の新ファーム?

近いうちにGH4の新しいファームウェアがリリースされるらしいという記事をデジカメInfoさんで見つけた。

パナソニックが近日中にGH4を大きくパワーアップする新ファームをリリース?
デジカメinfo

どうやら動画機能の強化らしい。
我が家のGH4は静止画兼動画担当なので、これは有難いファームアップだ。

未だに動画に対してはあまり詳しくはないが、4K動画と4Kフォトに関しては便利に愛用させて貰っている。
特に4Kフォトは、画期的と言っていい。
今後のミラーレス機に徐々に搭載されていくだろう。

20150217a
Panasonic DMC-GH4+Lumix GX Vario12-35mm/2.8OIS.

そう言えば今月末にもオリンパスのE-M1もファームアップされるという。
こちらはC-AFの追従性と連写性能の向上とのことだ。

オリンパスがE-M1の最新ファームウェアVer3.0を2月24日にリリース
デジカメinfo

E-M1に背面液晶の相対位置モードを搭載してくれないかなあ。
これはグリップ付きミラーレス機に必須機能と思うのであるが。

と言うわけで、何気に2月は所持ミラーレスが無償でパワーアップするラッキー月間だったりするのだ。
この様な出費を抑えられる月間を利用して、次なるマイクロフォーサーズのカメラ・レンズ資金に当てたいところなのだが、こんな時に限ってDSLRシステムの構築変更にあたりレンズの入れ替えなどの余計な出費があったりする。

ま、いつもと変わらない訳である。
今後、ミラーレスシステムのさらなる充実が予想されるので、もう少し計画的に行きたい。

2015年2月15日 (日)

ネコ布団

ネコを飼っていると誰しもが経験する夜がある。
ネコ布団だ。

20150215a
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/F4E PF ED VR

冬の夜、寝静まった頃にネコがふらりと布団に現れ、中に入れろとせがむのだ。
ネコは布団に入ると、私の膝で作った小さな空間に丸まって入眠する。
暖かくてムホムホしてしまう一瞬の快楽だ。

しかし、一時間もしないうちに今度は布団から出せと中でもぞもぞ動き始める。
十分に温まったのか、はたまた暑苦しいのか。
出て行った後にしばらくは安息の時を過ごせるが、直にもう一度入れろとやってくる。
これを毎晩何回も繰り返されるのだ。

ネコを邪険に扱う事は出来ない。
つぶらな瞳でジッと見られるとどうしても布団に入れてしまう。

ネコがいるので己の寝返りも出来ない。
膝を立てっぱなしなので、膝関節が悲鳴を上げる。
浅い眠りばかりで熟睡出来ない。
ネコ布団は諸刃の剣なのだ。

20150215b

何かいい方法はないかと思案していたら通販でキャットトンネルというのを見つけた。
これはいい。
コレを布団に入れれば、ネコはそちらに入り込んで私の股ぐらに居座る事はなくなるであろう。

と言うわけで早速グリーンの唐草柄を購入した。

そのままでも十分に楽しんでくれるが本番は夜だ。
冷えないように使わなくなった毛布でトンネルをくるんで、出入り口は暖簾をかけているように垂らしておいた。

20150215c
Nikon Df+AiAf Nikkor20mm/2.8D

完璧である。
チェリーは布団に入るとき、私の横にあるトンネルに入り始めた。
ネコが入ると隣のトンネルが暖かくなるのですぐ分かる。
時折ボディピローの様に抱きつく事も可能だ。

チェリーは環境が快適なのか、一度入ると朝まで出てこなくなった。
それはそれでちょっとさみしいが、毛布一枚隔てたところにネコと一緒に朝まで快適に入眠できるようになったのがスバラシイ。

たまに横になりながら毛布越しに触れあってコミュニケーションを楽しんでいる。
これはいい買い物をした。
私も寝返り自在なので朝までぐっすりである。

2015年2月14日 (土)

バレンタイン 2015

昨年の今頃は大雪で大騒ぎしていたのであったが、今年は無事に冬を越せそうである。
今日はバレンタインデーだった。

20150214a

さすがにこの年齢になると義理ばかりなのである。
が、やはりもらうと何だかんだで嬉しい。

20150214b
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED40-150mm/2.8PRO

ホワイトデーのお返しを考えなくてはいけない。
誰が考えたのか知らないが、長年続いているということは良く出来たシステムなのであろう。

2015年2月12日 (木)

AF-S NIKKOR300mm/F4E PF ED VR(テスト撮影)

既に旬は過ぎていると思われるが、せっかく購入したNikonお初のPFレンズなのでテスト撮影はアップしておこうと思う。

20150211a

このレンズには三脚座が取り付けられるようになっているのであるが、確かに三脚座ナシの状態でボディに取り付けて底面の三脚穴固定だけで撮影するとミラーショックを拾ってしまう。
300mmの望遠レンズという事からもそれは著明に現れてしまうのだ。

20150211b

かといって手持ち撮影をメインに手に入れたのに、テスト撮影のためだけに三脚座を購入するのもナンである。
なので代替品で代用した。

20150211c

1000mm以上の超々望遠撮影のために活躍したRRSのサポートバーだ。
一部をバラして軽量化し、300mmを取り付けたDfを何とか固定できた。
見た目はアレであるが、この際他に手はないのでコレで撮影した。

Pon5

今回は望遠レンズなので普段の倍である4mに被写体を設置した。
当然いつものポン様を使用させていただく。
ボディはDf、ISOは100、WBはオートに固定。
Aモードで各絞り値にて撮影を行った。

【テスト撮影】

テスト日はピーカンだったので撮影にはあまり適した日でなかったのだが、最近は快晴か雨か強風という日しかなかったので分かりにくい写真にご了承いただきたい。

F4.0(開放)
20150211d1

トリミング

20150211e1

Nikonらしいかなりカリッとした描写だ。
細かいところまで解像している。
最新のレンズらしく開放から解像感とコントラストはしっかりと維持されている。

ボケはスバラシイというレベルではないが、思っていたよりはキレイにボケている。

F8.0
20150211d2

トリミング
20150211e2

描写からはF8位まではあまり解像感に著明な変化は見られない。
敢えて言うならばF5.6あたりに解像のピークがあるのではと思う。
やはり普通のレンズとは違うのであろうか。
いずれにしてもいいレンズだ。

ボケは被写体によっては少しうるさく感じる事も。

F16
20150211d3

トリミング
20150211e3

ここまで絞ると解像感はやや失われてくる。
回折現象を利用したレンズに回折現象が出るという事か。
等倍鑑賞しなければ全然問題はない。

F32
20150211d4

トリミング
20150211e4

まあデジタルでここまで絞って使う人はあまりいないと思うが参考に出しておく。

【近接撮影】

300mm/4PFレンズの最短撮影距離である1.4mで撮影を行った。
カメラの設定は上と同じ。

F4(開放)/F8
20150211f5

F16/F32
20150211f6

300mmという長焦点レンズなので最短距離撮影ではある程度の背景変化しか分からない。
ボケの具合は思っていたよりも普通だったので全然いけるだろう。

ただ、合焦位置から近い背景ボケに境界部の境が強く出る傾向がある気がする。

【まとめ】

フレアや逆光の性能に関しては以前の記事を見てもらうとして、トータルで見ると普段使いにはおすすめのレンズであろう。
個人的に感じる欠点はAF速度である。

20150211g
Nikon Df+AF-S NIKKOR300mm/4E PF ED VR

至近距離での子供の動きには、このレンズはやや厳しい。
ただ、顔のアップでなく半身まで入れる状況になれば普通に使えるのだ。
まあ、TPOに合わせれば問題ない。

20150211h
Nikon Df+AF-S NIKKOR300mm/4E PF ED VR

開放から使える300mmは頼もしい。
シャッター速度が稼げればぶれた失敗写真も少なくなるのではないだろうか。
もちろん流し撮りモードの手振れ補正も付いているので、シャッター速度を伸ばして躍動感あふれる被写体の撮影も可能だ。難易度は高いが。

ただ、位相フレネルレンズ特有のフレアは出るときは出るので、強い光源を持つ被写体には納得した上で使うしかないだろう。

AF-S NIKKOR300mm/F4E PF ED VR

スペック
テスト撮影
実写と感想

2015年2月11日 (水)

呪縛のニコンシステム

最近、ニコンのFマウントレンズを再編成しようかと考えている。
以前に"趣味性の高いシステムに・・・・"と考えていたが、やはりちょっと実用性を組み込んだ方が良いのではないかという思考にとらわれている。

20150211d

まあ、それも300mm/4PEを手に入れたからなんですけどね。
しかし、最新のGレンズで固めるわけではない。
やはり雰囲気のあるDレンズをメインとしたい。

20150211a

主力レンズはやはり標準域のズームレンズだ。
もう何度も購入しているAi AF NIKKOR 24-85mm f/2.8-4D IFを考えている。
手に入れたら3度目かな?
もう、よく覚えてないがまあいいであろう。

解放ではコントラストが低く、ワイド端は陣笠系の歪曲が目立ち、逆光に若干弱い。
しかし、ハーフレベルのマクロモードを有しているニコン標準ズームはこれしかない。

まあ、欠点は味わいとでも捉えるようにしますか。

20150211b

次に広角レンズの追加だ。
Ai AF Nikkor 20mm f/2.8Dを考えている。
これは購入したら2本目かな?
苦手な広角レンズは単焦点でいいかもしれない。
あまり使わないし。

20150211c

因みに300mm/4PEを除くと、Fマウントレンズは所持しているAi AF DC Nikkor 105mm f/2Dが最望遠レンズなのであるが、このままだと105mmから300mmまでの隙間が出来てしまう。
しかしキヤノンEFシステムの望遠レンズでも半分以上がテレ端撮影なので、もうこれでもいいかなと。

おそらくDC105mm/2Dは持ち出すことがあまりないと思うので、85-300mmあたりにボイドなエリアが出来てしまう。
それはキヤノンLズームやオリンパスのPRO望遠ズームとほぼ同じ焦点エリアなので、敢えてそこが抜けているニコンシステムは少し意味深な感じがするのである。

・・・・・
なんかずっとこんな事やっていそうな気がする・・・・。
ヤバいなあ。

2015年2月10日 (火)

キヤノンの新製品

ここ数日前にキヤノンが新製品をいくつか発表した。
その中でも気になるのが以下の機種だ。

・EOS 5Ds/EOS 5Ds R
・EOS M3
・EF11-24mm/F4L USM

DSLRのメインマウントでもあるキヤノンのEFシステムは、現時点で個人的には完成しているために購入となると入れ替えとなる。

【EOS 5Ds/EOS 5Ds R】

まずは、5Dの後継というよりは亜種に近いと思われる5Ds/Rから見てみたい。

20150210a

5Dsは5,060万画素を有するキヤノン謹製のフルフレームCMOSを搭載する高解像度機だ。
Rはローパスフリーとすることで更なる高解像を目指したモデルらしい。
お値段50万弱。

ふーむ、ファイルサイズがどの程度になるのか不安が残るが、昨年末にPCを4K動画に対応させるべくスペックアップさせたので、処理能力は何とかなるかも知れない。

しかし、常用高感度が6400までという今時のスペックからは脱したカメラをメインにするのもどうかなと。
確かに3700万画素クラスのカメラで撮影したときの解像感は見事なまでのものだった。
その感動をもう一度と考えていたのであるが、現在の主な被写体である"動き回る子供"を相手にするカメラではないだろう。
ブレ写真のオンパレードになる事は予想がつく。

素直に5D3の純後継にしておいたほうが無難であろうか。

【EOS M3】

キヤノン初のミラーレスEOS Mが発売になったときに、取り敢えずキヤノン製というだけで購入したのであるが、何気に稼働率が高い。
ブログのブツ撮り専用カメラとして2代目のM2が活躍中である。

20150210b

M/M2は、実写用のミラーレスとして実力不足という感は否めない。
最大のネックはトロいAF速度だ。

M3はどうなのだろう。
キヤノンの公式ページにある動画の比較検証ではちょっと分かりにくい。
最短距離から無限遠までとか見せていただけると有難いが・・・・、まあ無理かな。
しかし3.8倍に高速化されたというので期待値は高い。

またバッテリーパックがLP-E17と新しくなった。
ブツ撮りのためにカプラを買い直さねばならないのが残念だ。
チルト液晶はグートなチョイスである。
リモコンが再びワイヤレスなのは個人的にいただけない。

これ(M3)はどうかな?
M2でも全然問題ないのであるが、独立したダイヤルが増えたので使い勝手は良くなっている感じがする。
これは前向きに購入を考えたい。

【EF11-24mm/F4L USM】

私の持っている広角ズームはEF16-35mm/F4L IS USMである。
また持っている標準ズームは24-70mm域である。
広角の差が24-35mm被っているので、EF11-24mm/F4だと具合がよろしい・・・・なんて考えていたら何だあの価格は。

希望小売価格45万円、実売は40万弱程度。

20150210c

ヤメヤメ~、購入停止。
自分は広角レンズが苦手なので、苦手な画角にここまで入れ込む予定はない。

よく見たら作りも光学性能もプロフェッショナル向けのようだ。
最初からお呼びでないブツだったのだ。失礼しました~。

20150210d

と言うわけで、たくさん発表された新製品なのではあるが、今のところ購入予定はEOS M3だけかな?
EVFは個人的には必要ないと考えている。
アクセサリーはカプラと予備バッテリーを追加しよう。

2015年2月 8日 (日)

アカガエル

雨の降る土曜日の夜、仕事帰りに人撮りの少ない路上を歩いている時に何かいるのを見つけた。
そっと近づくとカエルであった。
啓蟄まではまだ一月近くもある。
寒さのためか動かずにジッとしている。

20150208a
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO

手に取ると僅かに掌の上で動いた。
ああ、まだ生きている。これはアカガエルではないか。
2年前に実家の庭にいたので形状と色合いは覚えていた。

実家とは距離があるので別の個体であろうが、こんな所にいたら車か通行人に潰されるのがオチである。
取り敢えず家に連れて帰る事にした。

20150208b
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO

嫁さんと子供とチェリーはカエルに大喜びだ。
いつものガマガエルと違って可愛いアカガエルである。
体も温まってきたのか、やたら元気に飛び跳ね回っている。
次男坊は飼いたいと騒ぎ始めた。

我が家には既にカエルに興味津々のチェリーがいるほか、長男のクワガタにカブトムシ、次男坊の金魚が飼われているため禁止とした。
次男坊は出雲ナンキンの水槽に一緒に入れたいといっていたが、変な病気を持っているとマズいので別ケースに隔離した。

翌日、庭のある実家にカエルを連れて行き、生き物に詳しい下の弟に任せる事にした。
しばらくは容器に隔離し、頃合いを見て庭に放すという。

雌雄は分からないが、2年前のアカガエルが生きていれば繁殖が成功するかも知れない。
ガマガエルだらけの実家に新しい風を入れたいところである。

2015年2月 7日 (土)

老眼とE-M1

前回、老眼持ちの私がパナソニック製のGH4を如何に使えばストレスフリーで撮影に徹する事が出来るかという事を書いた。
液晶など近くを見るときに眼鏡を頻繁に外さねばならない理由からだ。

大柄なGH4は独立したFn(ファンクション)ボタンがいくつも存在するために、EVFから目を離さずに
フレーミングフォーカスポイントの設定&フォーカシング撮影
といった流れを自分流にカスタマイズが可能であった。

重要なのは流れの真ん中にある「フォーカスポイントの設定&フォーカシング」だ。
今回のブログの趣旨は、それがE-M1でも可能かどうかという事である。
使い勝手の琴線は各自が微妙に異なると思うので参考程度に目を通していただければ幸いである。

20150207f

E-M1はGH4よりやや小振りである。
そのためあってか、背面部や軍艦部にFnボタンの配置は2個となっている。
この2個を上手く使って、GH4のような老眼にも優しいカスタマイズドなE-M1を設定してみよう。

先に書いた流れのなかで、「フォーカスポイントの設定&フォーカシング」を重点的に書いていく。

【フォーカスポイントの設定】

これはEVF内で、どこのポジションにフォーカスターゲットを合わせるかという作業だ。

20150207g

E-M1ボディ背面部の十字キーに触れると(EVF)液晶画面内にターゲットが現れる。
合わせたい部分に十字キーを使って移動すればそれでOKだ。
だが、この点に関してはE-M1はGH4に劣っているといわざるを得ない。

20150207a

実はGH4はEVFを覗きながら背面液晶に盲目的に触れることでもターゲットの移動が可能なのだ。
「相対位置」モードによりコレが可能となる。
一度この便利さにハマるとターゲットの十字キー移動すら面倒になってしまうという、着る毛布のように脱げなくなるという悪魔の設定だ。

因みにE-M1は「絶対位置」なので「背面液晶を見ながら」は可能だが、EVFを覗きながら背面液晶を指で触れてもターゲットは無反応となる。

【フォーカシング】

次は合焦時のピント合わせだ。
マイクロフォーサーズは被写界深度が比較的深いために広角から標準域ではあまり神経質になる必要はないが、望遠域ではシビアな問題となる傾向がある。

20150207b2 20150207b1
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED40-150mm/2.8PRO

例えば上の写真は手前の紅梅を写したつもりでも後の木にフォーカスが当たっている。
DSLRでは、フルタイムマニュアルフォーカスならばそのままピントリングを回してフォーカシングを行えば良いのであるが、ミラーレスでは簡単にそうはいかない。

20150207h

・S-AF+MF

ミラーレスではデフォルトの状態だとピントリングを回しても無反応な事がある。
E-M1メニュー設定で「AF+MF」のモードに切り替えておく必要があるのだ。

これでフルタイムマニュアルフォーカスライクなピント合わせが可能になる。
E-M1のメニュー設定からピーキングをOnにすると、よりフォーカシングの位置が分かりやすくなる。

・MFアシスト

次にMFアシストについて書いてみたい。
これはピントの微調整時に使う事が多い。

20150207c
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED40-150mm/2.8PRO

例えばの写真、雀にではなく手前の枝にフォーカスが当たってしまっている。
こんな時、AF+MFでは正確なピント合わせに不安が残る・・・・。

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と言うわけで、フォーカスターゲットを拡大できる機能がMFアシストなのだ。
ピーキングを併用すると実に強力だ。

だが、E-M1のMFアシストは少し使いづらい。
拡大画面がGH4では画面内に1/4位からサイズを選べるのであるが、E-M1はいきなり全画面表示なのだ。
それ以外の選択肢がない。拡大倍率は変更可能だが、全画面オンリーである。

つまりMFアシスト中は拡大以外の部分で何が起こっているのかが全く分からない。
フレーミングがずれているかも知れないし、傾いているかも知れない。

それともう一つ。
ピントリングを回すと強制的に全画面MFアシストが発動するのだ。
全体を見ながらの素早いフォーカシングが出来ないのだ。
ピンポイントの拡大エリアを見ながらのフォーカシングは苦痛にも近い感覚を覚える。

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他にもMFアシストお感度が良すぎるためか、ピントリングに軽く指が触れただけでもすぐさま発動する。
面倒な事この上ない。
もう少し遊びを入れてくれるといいのであるが。
結果的に私はE-M1ではMFアシストをOffにして使用している。

20150207j

では、E-M1はMFアシストが使えないのかというと、そういう訳でもない。
実はE-M1のFnボタンには"拡大機能"というMFアシストライクな機能を割り当てる事が出来る。

20150207k

ボタンを一度押すと拡大枠が表示され、再度ボタンを押すと枠内が拡大表示されるのだ。
まあ、こちらも全画面表示ではあるのだが・・・・。
それに、GH4のようにボタンから指を離せば機能が解除されるわけではなく、更にもう一度押す必要がある。
心持ち、レスポンスにも若干難がある気がする。

このただ、拡大枠は賢い事にフォーカスターゲットと連動しており、フォーカスポイントが決まれば拡大ボタンで即座に微調整が可能なのだ。

20150207e
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED40-150mm/2.8PRO

と、このようにE-M1は結構老眼の者にも使えるのでありがたい。
メニュー設定でいくつかの機能設定、そしてFnボタンの一つに拡大機能の割り当てるだけでOKだ。

惜しむらくは、相対位置のターゲット移動が出来ない事。
もう一つはMFアシストというか、拡大機能の操作に対して手数が多すぎる事といったところか。

一度GH4の、特に相対位置のターゲット移動は体験してしまったらやみつきになる。
このことをコメントして教えてくださった方には感謝感激雨あられである。
だが、E-M1のボディ内手振れ補正は実に強力でもあるのだ。

パナもオリも、どちらもいい部分がいくつもある。
いいとこ取りのミラーレスなど存在しないのだ。
どの部分が最も重要なのか自分をハッキリさせることで機種を選ぶと幸せになると思われる。

2015年2月 6日 (金)

Nikon 300mm/4E PF と子供撮り

このレンズで子供を撮る事に結構苦労している。
特に圧縮効果を狙った近距離撮影時が厳しい。


Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

なんと言ってもAF速度がネックだ。
幼児のように動きが速いとコンティニュアスで追いかけても至近距離ではAFを外す事が多い。


Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

小三の次男坊ならば動かぬように伝えて撮影可能だが、まだ複雑な人語を解せない一歳児では寝顔を撮るか遠距離の撮影が確実だろう。

20150206a
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

因みに鳥は撮影しやすい。
首はひたすら動かしているが、立ち位置は比較的固定されている事が多いからだ。

20150206b
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

写りもいいので何かと汎用性が高い望遠レンズである。
が、もう少し、あともう少しAFが速かったらなあ・・・・。

2015年2月 5日 (木)

拍子抜け

あれだけニュースで騒いでいた割に都心には全く雪は積もらなかった。

今日の午後は出かける予定が入っていたので重装備で出かけたのだが、荷物が増えただけで全く役に立たなかった。
まあ、交通機関の件もあるので、これは良かったと言うべきであろう。

20140209c

昨年がすごかったからなあ。
今年の雪はこれで終わりかな。

2015年2月 4日 (水)

明日は雪

なんか東京に雪が降るらしい。
前回のはなんちゃって雪だったので消化不良感が強かったのだが、今度のは5cmほど積もるようなのでそれなりに納得できそうだ。

20150204a
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

もちろん、降りすぎると交通網に問題が出てくるために程々が有難い。
要求がうるさいですね(笑

なかなかNikon PFレンズのテスト撮影が出来ないのもやっかいだ。
風が強いわ、仕事が忙しいわ、子守を言いつけられるわで時間が取れない。

まぁ、マイペースでやっていきますか。
明日は仕事が休みなので、たまにはゆっくりしよう。

2015年2月 3日 (火)

節分 2015

今日は節分である。
今年は年男であるから鬼役は免除された。

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Panasonic DMC-GH4+Lumix GX Vario12-35mm/2.8OIS.

と言うわけで今期のみチェリーになってもらうことにした。
一応、家族の一員でもあるために"持ち回り制"ということで納得してもらうしかない。
まあ実際に豆をぶつけるわけではないからいいだろ?な、チェリー?

20150203e
Panasonic DMC-GH4+Lumix GX Vario12-35mm/2.8OIS

だが、面を付けた途端に二階へ逃げ出してしまった。
鬼役がいなくなってしまってはどうしようもない。
代役を立てるしかあるまい。

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これとか

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コレとか

いずれも幼児の道徳教育に問題が出そうなので"エアー鬼"を代役として立てる事にした。

娘に豆を手渡すと食べようとするので、放り投げるように指導する。
どうやら何もない空間に向かって豆を投げる事に疑問を感じているようだ。
この人達は何をやっているのだろうかと。

20150203d
Panasonic DMC-GH4+Lumix GX Vario12-35mm/2.8OIS.

豆まきが終わったら歳の数だけ食べるタイムが訪れる。
一歳の娘にも一粒の豆を砕いたものを皿にのせて渡した。
もちろん喉に詰まらせないためである。

だが豆の欠片を握ると部屋のあちこちにばらまき始めた。
ああ、やはり違って認識している。こちらは食べていい豆なのに・・・・
このあたりの意味合いは後々分かってくれるであろう。

2015年2月 1日 (日)

PFレンズとフレア

本当はレンズの解像感を調べるテスト撮影の予定だったのだが、テスト撮影時があまりのも強風で目安としている犬が咥えた看板がぶれてしまっていたので撮り直しする事にした。

代わりにその次に予定していたPFレンズのフレア耐性を先にアップする。

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PF(位相フレネル)レンズはコンパクトに出来る反面、強烈な点光源があるとその周囲に独特のリング状フレアが発生する。
私がキヤノンのDOレンズに手を出さなかった理由がコレだ。

しかし、単焦点でF4という明るさを持った軽量300mm望遠が発売になったとなると話が違う。
子供撮りに是非とも欲しい一本に早変わりした。

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となれば早速PFレンズのフレア状況を見てみたい。
個人的には電車は撮らないので、取り敢えず街灯をいくつか撮影してみた。
深夜にPFレンズをもった男が一人街灯撮影・・・・、通報に気をつけてさっさと終わらせた。

【フレア耐性】

20150201a
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

水銀灯であろうか。
アングルはどうでもいいとして、フレアは若干出てはいるが意外と分かりにくい。
グローブで隠されているのも要因の一つであろう。
この程度なら全然気にしない。

20150201b
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

こちらは蛍光灯タイプだろうか。
フレアは全く気にならない。

20150201c
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

LEDタイプの街灯である。
コレにはフレアが出ているのが分かる。
まあ、この位のレベルだったら全然気にならない。

いやいや、待て待て。
そう言えばフレアの出ている写真はもっと周囲が明るく写っている写真が多かったはずだ。
ならば露出を上げて撮影してみましょう。

20150201d
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR

あ、なるほど。
こうなるのね。納得しました。

まあ、こういった露光時間の長い写真は300mmでは撮らないと思うので、個人的には気にしないでいこうと思う。

強い光源のある被写体を撮る場合には問題になる事もあると思うが、私の使い方では心配はいらないだろう。
子供撮りには具合良さそうだ。

【逆光性能】

ついでに太陽光を入れた逆光性能を見てみたい。
F4とF8の絞りで太陽を入れたフレーミングで撮影してみた。

F4(開放)
20150201f

F8
20150201g

あー、開放だとフレアが盛大に発生している。
ゴーストも太陽のアングルによっては目立つ。

ナノクリコーティングでもこの状況なのだ。

と言うわけでPFレンズは小型軽量を実現したのであるが、太陽を入れた逆光性能はイマイチと言ったところであろうか。
しかし、このレンズの特性というか欠点を踏まえれば十分に実用性は高いと思われる。
使う人を選ぶレンズなのかも知れない。

個人的にはこのフレアより、フォーカス速度がもう少し速ければなあという気持ちの方が大きく感じる。

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