PFレンズとフレア
本当はレンズの解像感を調べるテスト撮影の予定だったのだが、テスト撮影時があまりのも強風で目安としている犬が咥えた看板がぶれてしまっていたので撮り直しする事にした。
代わりにその次に予定していたPFレンズのフレア耐性を先にアップする。
PF(位相フレネル)レンズはコンパクトに出来る反面、強烈な点光源があるとその周囲に独特のリング状フレアが発生する。
私がキヤノンのDOレンズに手を出さなかった理由がコレだ。
しかし、単焦点でF4という明るさを持った軽量300mm望遠が発売になったとなると話が違う。
子供撮りに是非とも欲しい一本に早変わりした。
となれば早速PFレンズのフレア状況を見てみたい。
個人的には電車は撮らないので、取り敢えず街灯をいくつか撮影してみた。
深夜にPFレンズをもった男が一人街灯撮影・・・・、通報に気をつけてさっさと終わらせた。
【フレア耐性】
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR
水銀灯であろうか。
アングルはどうでもいいとして、フレアは若干出てはいるが意外と分かりにくい。
グローブで隠されているのも要因の一つであろう。
この程度なら全然気にしない。
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR
こちらは蛍光灯タイプだろうか。
フレアは全く気にならない。
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR
LEDタイプの街灯である。
コレにはフレアが出ているのが分かる。
まあ、この位のレベルだったら全然気にならない。
いやいや、待て待て。
そう言えばフレアの出ている写真はもっと周囲が明るく写っている写真が多かったはずだ。
ならば露出を上げて撮影してみましょう。
Nikon Df+AF-S NIKKOR 300mm/4E PF ED VR
あ、なるほど。
こうなるのね。納得しました。
まあ、こういった露光時間の長い写真は300mmでは撮らないと思うので、個人的には気にしないでいこうと思う。
強い光源のある被写体を撮る場合には問題になる事もあると思うが、私の使い方では心配はいらないだろう。
子供撮りには具合良さそうだ。
【逆光性能】
ついでに太陽光を入れた逆光性能を見てみたい。
F4とF8の絞りで太陽を入れたフレーミングで撮影してみた。
あー、開放だとフレアが盛大に発生している。
ゴーストも太陽のアングルによっては目立つ。
ナノクリコーティングでもこの状況なのだ。
と言うわけでPFレンズは小型軽量を実現したのであるが、太陽を入れた逆光性能はイマイチと言ったところであろうか。
しかし、このレンズの特性というか欠点を踏まえれば十分に実用性は高いと思われる。
使う人を選ぶレンズなのかも知れない。
個人的にはこのフレアより、フォーカス速度がもう少し速ければなあという気持ちの方が大きく感じる。
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