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2015年3月20日 (金)

防空壕

今から70年前の3月、実家辺り一帯に焼夷弾による空襲があった。
そこで祖父と曾祖父らは庭に防空壕を作ったという。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

戦後、祖父は防空壕の土盛りを築山に変えた。
私が幼少の頃、よく遊んだ場所でもある。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

入り口の扉は知るだけで3回変えている。
園児の時に一度、大学の頃に一度、そして数年前に新しく付け替えた。
いずれも朽ちてボロボロになり、危険になったためだ。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

内部も大学の頃に一度コンクリートを張り替えた。
それまでは質の悪い朽ちたセメントだったので、崩落のリスクがあったのだ。

祖父は内部に一升瓶を、いつか役に立つからと信じられぬほど大量にしまい込んでいたが、亡くなった後に内部を掃除したときは、いずれも劣化して役に立たぬ瓶ばかりとなっていた。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

今、この築山兼防空壕(倉庫)が存続の危機にある。
危ないので潰してしまおうという事なのだ。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

私もその意見に賛成だ。
実際に見ればわかるが、決して丈夫なものではない。
何より既に70年が経過しているのだ。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

兄弟の一部からは大事なモノなので残しておきたいというが、何に対してどう大事なのかの説明は聞いたことはない。
思い出だけという理由で残したいということならば、今後起こりえる崩落などを踏まえた上でのリスク管理は安易なものではないだろう。

何より東日本大震災の時に巨大な桜の木がここに倒れて内部にダメージを負っているのだ。
防空壕(倉庫)内部は亀裂が入り、セメントの欠片が落ちている。
湿度も高く結露しやすいこの閉鎖空間の利用価値は少ない。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

ご先祖様の命を救ってくれたこの防空壕のありがたさは理解できるが、敢えて残す価値があるものかとなるとそこは考えてしまう。
まあ、しばらくはこのままでいくであろうから、もう少し様子を見ていこうと思う。

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