M.ZD ED7-14mm/2.8PRO (テスト撮影)
毎回新しいレンズを購入するとやるテストがコレだ。
レンズ性能もさることながら、レンズの偏芯や不良品の確認が出来るので何かと個人的には重要視している。
と言うわけで今回も多分に漏れずこのテストを行うのである。
最近は新規マウントの導入も少なく、所持マウントもある程度レンズが揃ってしまっているのでこのテストの頻度は少ない。
被写体は例の如くぽん太郎さん。
何気に重宝している。
被写体までの距離は2m。
カメラボディはOM-D(E-M1)、ホワイトバランスはオート、ISOは200に固定。
各絞り値にて撮影を行った。
【テスト撮影】
7mm(F2.8/F5.6/F11)
トリミング(F2.8/F5.6/F11)
35mm換算で14mmになる超広角域である。
さすがにミラーレスだけあってビネッティングは綺麗に補正されている。
ディストーションも気にならない。
ミラーレスなので補正されているとか、このレンズは元から歪曲が少ないとか色々言われているが個人的にはどちらでも良い。極端な陣笠歪曲でさえなければ。
開放からコントラスト・解像感共に文句はない。
以前は感動の嵐だったが、最近のレンズはだいたいこうだ。
有難味の閾値が上がってしまった。嬉しいことだが。
トリミングで見ると絞り込むごとに解像感が低下している気がする。
さすがにF11あたりは回折現象の影響も大きいであろうが、F5.6がF2.8に比べて若干低いようだ。
何かの記事で絞り込んだ方が解像感が上がるような事を読んだ気がするのだが。
超広角の焦点域ではAFエリアが大きくなるのでピントずれでも起こしたのか。
まあ、この辺は使っていって確認しましょう。
隅角部はさすがに色収差が出ている。
まあ気にならないレベルだ。
他所見も綺麗に補正されていると思う。
35mm換算で約20mmの焦点域だ。
これも換算14mm域と同じ傾向が見られる。
トリミングでも解像感は開放がベスト。
色収差はワイド端よりは全然目立たない。
35mm換算で28mm、テレ端である。
相変わらずよく写る。
トリミングは14mm域や20mm域とは少し異なる。
ここでは開放(F2.8)よりF5.6の方が解像感がある。
F11では当然低下している。
隅角部の収差は見当たらない。
【最短距離撮影】
最短撮影距離が20cmなので、被写体の目にピントを合わせると鼻にレンズが触れるため、鼻にピントを合わせて撮影した。
特殊レンズを全レンズの7割方使われているにも関わらずボケは綺麗に映し出されている。
他のオリンパスのPROレンズもそうであるが、ボケの作り方がオリは上手い。
点光源も同心円文様は見当たらないことから、研磨の精度は極めて高いと思われる。
開放では点光源は綺麗な円形であるが、F8まで絞ると正7角形の形状がはっきりと出てくる。
【まとめ】
よく出来た超広角ズームである。
近接撮影も得意でボケも綺麗なレンズだ。
等倍鑑賞では開放F2.8辺りでの撮影が良さそうだ。
超広角ズームであるし、フォーサーズセンサーなので十分被写界深度は稼げると思うが、シャッター速度が足りなくなるピーカン状態では絞り込まねばならないだろう。
ゼラチンフィルターがつけられないのがやや欠点か。
まあ、普通に使い鑑賞する分には問題ない。
焦点域からもパナ製ボディでも手ぶれなしでバッチリである。
補正はどうかな?今度試してみたい。
M.ZD ED7-14mm/2.8PRO
スペック
テスト撮影
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いつも思うんですが、ボン太さんはいつも綺麗じゃないですか。。(笑)
この画角レンズは持っていませんが、いい雰囲気ですよね。
ワンコの写真が多いのでポン太さんの映像ってすごく役に立つ様な気がします。
ただ、難点はズームというところです。両手でカメラを持てないこともあるので、
やはり私は単焦点派でいきたいと思っています。
月末ですね~~いつもこの時期は忙しそうですね~~ お互い頑張りましょう。
投稿: SAKURA | 2015年6月29日 (月) 19時13分
実はこのぽん太は2代目でして、初代は屋外に出しっ放しにしていたために色が飛んでしまったのです。
故にいつも撮影後は屋内に大事にしまっているので色も褪せずに綺麗な状態です。
投稿: ちぇりた | 2015年6月29日 (月) 23時31分