運
先日、娘のことでヒヤリとすることがあった。
ほんの僅かな時間、目を離した隙に交差点まで出てしまったのだ。
Panasonic DMC-GX8+Lumix GX12-35mm/2.8OIS.
本当に僅かな時間であった。
家の前の通りで次男坊が娘の手を引いて待っており、私が後ろ向きになりながら空のベビーカーを玄関から門扉側へと下ろしていた。
最後に嫁さんが玄関に鍵をかける直前、雲行きが怪しくなったので携帯雨具を所持していない次男坊に一応持って行きなさいと声をかけていた。
次男坊は私の脇をすり抜けて玄関へと駆け込んでいく。
それを目で追いながら、急ぎなさいと次男坊に声をかけた瞬間、はたと気づいて娘はどこだと振り返った。
Panasonic DMC-GX8+Lumix GX12-35mm/2.8OIS.
すでにいるべきところに娘はおらず、慌てて門扉から飛び出すと30mほど先の交差点に差しかかるところをテケテケ急ぎ足で歩いている。
なんだこの娘の速さは!
血の気が引いた。あそこは比較的交通量が多い。
叫んで足を止めるかどうか悩んだ。
普段、交差点では必ず左右を確認させることを教えているが、声をかけて娘が後ろを振り返ったために車の確認が疎かになるのではと言う懸案があったのだ。
そう考えている最中にすでに私は走り出している。
Dfの入ったデイバックとベビーカーを放り出していた。
50歳前であるが、信じられないほど足が上がり速度が出た。
走りながら確認すると、一応娘は立ち止まり左右を確認しているようだが首の動かし方が甘く形だけのようだ。
交差点の中央へテケテケ歩みを進めようとしたところで追いついた。
運良く、車やバイクは来ていなかった。
運に助けられたようだ。
私が血相を変えて走り出したせいか、嫁さんも察したようで慌てて追いかけてきた。
今回事故は回避できたが、第三者による突発的な事故を除いて幼児の事故は偶然が重なり合って起こるものなのだと感じた。
たまたま、善意で次男坊が気を利かせて娘を先に連れ出していてくれた。
たまたま、急に雲が出てきて雨具の必要性に駆られるシチュエーションだった。
たまたま、私が後ろ向きにベビーカーを引いていたため、視野に入る次男坊の行動に注視してしまった。
そして、たまたま車やバイクが来ていなかった。
子供の事故は運だけで片が付くわけではないが、それがが大きなファクターを占めている。
滅多にない不運が重なり合って、通常では起こりえないと思われることがたまたま起こってしまうのだろう。
今回は最後の"運"に助けられた形だが、この緊張感を忘れることのないよう備忘録としてこの記事を残しておこう。
因みにDfもベビーカーも無傷で済んだ。
こちらも運に救われた。
わーと、よかったですね。とにかく注意あるのみです。
我が家の場合は子どもの心配がいらないので、ワンコたちの心配が
多いです。15年もワンコ生活をしていると、だんだん、どうやっても危
険にならないようにする知恵を考えるんです。
娘さんの場合は、あと数年でしょうが~絶対に事故にならないように
日々の生活で考える事が大事に思います。
もしか~のもしか、、、これが事故の結果ですからね。
まずはよかった。
投稿: SAKURA | 2015年8月24日 (月) 09時53分
ワンちゃんも注意が必要ですよね。
先代の柴犬である"ぽん太君"は、弟が散歩中に自転車と犬がぶつかりそうになり慌ててリーズをかなり強く引いたそうです。
その時にぽん太は悲痛な叫び声と共に動けなくなってしまいました。
自転車とぶつかったわけではないのですが腰の骨がずれてしまい、歩行はなんとか出来るものの、以後ずっと段差を超えられず抱き上げて対処するようになってしまいました。
高齢の老犬だったことも一因でしょう。
この件で、弟はかなりふさぎ込んでしまいました。
危険な状態でのとっさの判断は難しいものがありますよね。
娘にはいつも名前を呼んで追いかける遊びをしていたのですが、先日の件で、もし名前を叫んだら娘はふざけてさらに逃げだそうと走り出してしまったかも知れません。
あの一件以来、もうこの遊びは行わないようにしています。
普段の生活で、どこに盲点があるのか、一度客観的に見直しをしてみる必要がありそうです。
投稿: ちぇりた | 2015年8月24日 (月) 21時13分