ポタ赤を再考する5(レベラー編)
さて、ポタ赤シリーズもかなり終盤に入ってきた。
今回はポタ赤であるナノトラッカーを固定する部分について書いていきたい。
要は雲台に相当する部分だ。
だが、今回はアングルプレートを購入したので雲台はすでに必要ない。
揃えるモノは以下の3点だ。
これらを可能な限り軽量にまとめたい。
1.水平面に回転可能なパンニング台
2.アルカスイス規格のプレートを挟み込むクランプ
3.水平を出すことが出来るレベラー
ここで1.と2.がまとめられているクランプがあったのでそれを使うことにした。
SUNWAYFOTOのDDH-02だ。
TOAST-Proのアクセサリ品として購入したモノだが、なかなか軽量で使いやすい。
全高は僅か17mm、これでクランプとパンニングが付いているので便利である。
次に3.のレベラーであるが、これが軽量のモノとなるとなかなか見つからない。
この夏に新発売になったSLIKのレベリングユニット2が200gと検索したところでは最軽量のようだ。
新規で購入した。
と言うわけで、1~3.まで共に合わせて265g。
水平を出した後でもパン可能なクランプ付きレベラーとしても軽いのではないだろうか。
重ねた全高は50mmほど。
比較的コンパクトにまとまったと思う。
使い方はまずレベラーで水平を出す。
この場合、レベリングユニット2とクランプ付きパン台のどちらの水準器を参考にするかということであるが、デジタル角度計で測ったところパン台の方が水平が正確だった。
因みに中央部のネジがナメてしまっているのは、どうしても外れなくなったからだ。(笑)
現在進行形でまだ外れていない。
しばらくはこのままで使う予定であるが、いつかはラスペネのご厄介になる予定である。
次にナノトラが取り付けられたアングルプレートを今の外れなくなっているパン付きレベラークランプ(勝手に命名)に設置し、コンパスの磁針が北を向くようにパンさせればいい訳である。
その時に"偏角補正"といって、真北と磁針の指す北は僅かにずれているため磁針の針を補正する必要がある。
ここ東京では西方に7度ほど。
山コンパスで精度を確認したところ問題ない感じだ。
ただ、ポーラガイダーのコンパスはオイルフロートで、しかも印字してある円盤プレートそのものを動かすため磁北に向くまでの時間が非常にかかる。
山コンパスと組み合わせながら使うといいかもしれない。
カメラ用の雲台を取り付けて、これで一応できあがりである。
ナノトラにはマイクロフォーサーズのボディを付ける予定なので、コンパクトな自由雲台で大丈夫だろう。
さて、今度はカメラを目的の星に向けやすくするアクセサリをチョイスする。
ところが、再びここで問題が生じた。
次回はこの問題に取り組みたい。
終盤とはいえ、どこまで続くか分からないシリーズ。
それがポタ赤。
以下次号。
ポタ赤を再考する1(導入編)
ポタ赤を再考する2(極軸アクセサリ編)
ポタ赤を再考する3(アングルプレート編)
ポタ赤を再考する4(ポーラメーター設置編)
ポタ赤を再考する5(レベラー編)
番外編:中秋の名月 2015
番外編:十六夜のスーパームーン
ポタ赤を再考する6(ドットサイト編)
ポタ赤を再考する7(ポーラメーター改造編)
番外編:ネジトラブル(前編)
番外編:ネジトラブル(後編)
ポタ赤を再考する8(三脚チョイス編)
ポタ赤を再考する9(角度計・前編)
ポタ赤を再考する10(角度計・後編)
ポタ赤を再考する11(GX8とEE-1の相性)
ポタ赤を再考する12(ゼロ・イン編)
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