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2015年9月12日 (土)

DMC-GX8の高感度

そう言えば、GX8を購入した直後に高感度テストをやったまま記事にせず放置していた。
いつの間にかシルキーピックスも対応されていたので、早速アップデートして高感度テストの結果を記事にしてみたい。

20150912f

GX8はマイクロフォーサーズで初の2000万画素超えをしたセンサーを持つ。
このセンサーの実力は如何ほどのモノを持つのか。
今回は高感度に対してのみチェックしてみたい。

Pon5

被写体はいつもの如く犬の置物のポン様である。
被写体までの距離は2mに設定。
レンズはLeica DF Summilux25mm/1.4を使用し、F5.6に固定してホワイトバランスはオート、各ISO値でレリーズ撮影を行った。

20150912d01

今回は高感度テストなので、被写体の中央部分をトリミングした写真のみを上げていきたい。

【高感度テスト】

・ISO 100

20150912b01

今回のテストのコントロールとなる画像だ。
さすが高精細の2000万画素越である。

・ISO 200

20150912b02

この辺ではまだ問題ない。

・ISO 400

20150912b03

この辺でもまだまだ問題ない。

・ISO 800

20150912b04

さすがにISO 800になると若干の差が出てくる。
額のすう壁の減退や咥えた看板の点状木目の僅かな消失が見られる。
ノイズはまだ殆どわからない。

・ISO 1600

20150912b05

額のすう壁、看板の木目の消失が若干亢進している。
背景にある万年塀のグレーエリアに若干のノイズが出始める。
が、まだまだ余裕だ。

・ISO 3200

20150912b06

ここまで来ると、ちょっと目立ち始める。

額すう壁や看板木目はもちろん、首輪の凹凸感が減少し少しのっぺり感が現れ始める。
目の周囲もかなりヌルリとした感じになりつつある。

が、いずれもベタッとした感じでは無く、僅かな粒状感を残している。

・ISO 6400

20150912b07

やはり6400を超えるとこうなるのであろう。

精細感はかなり失われている。
コントラストも若干低下し、背景のグレー部分にもそれなりにノイズが乗っている。

だが、決して破綻しているわけではない。
粒状感を残して色調のベタッとした塗り絵感を防いでいる。
GX7とはかなり処理法が異なっているように感じる。GX1に近い処理であろうか。

いいですね、好みの処理法です。

・ISO 12800

20150912b08

さすがに12800は非常用であろう。
カラーノイズも出始めているし、精細感はすでにない。

だが、驚くべき事に撮って出しの全体像ではISO 6400と「ぱっと見」で差は分かりづらいまでの処理がなされている。
さすがに拡大鑑賞すると直ぐにバレるが。

・ISO 25600

20150912b09

ノイズも偽色が出まくりで、画像としては破綻した状態だ。
だが、被写体・背景境界部では毛羽だったような破綻した所見は殆ど見られない。

撮って出しでもわかる状況だが、マイクロフォーサーズとしてはかなり善戦している機種とみていいと思う。

【サムネイル】

20150912e10

一応、トリミングのサムネイルと作っておいた。
参考に。

20150912d10

トリミングがあったら全体像のサムネイルも欲しくなる。
参考程度に。

【まとめ】

GX8は高感度処理に関してはかなりいいと思う。
GX7やオリンパスの処理法があまり好みでは無かったので、GX1ライク調なこの回帰は私にとって非常に嬉しい誤算である。

20150912c
Panasonic DMC-GX8+Lumix GX12-35mm/2.8OIS.

本来はGH4との比較も見てみたかったのであるが、GH4の高感度テストは購入した後もやり忘れてなされていなかったようだ。
なので現時点ではその比較は出来ない。

このGX8はいい意味でヤバい。
デザインは個人的に好みではないが、色調とノイズ処理が気に入ったので愛用していこうと思う。

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