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ana

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2015年9月20日 (日)

EF 35mm F1.4L II USM(テスト撮影)

このレンズは洒落になっていない(いい意味で)のではないかと思わせる新型35mm/F1.4であるが、早々に早速テスト撮影を行ってみたいと思う。

20150920a

このところ気温もぐっと落ち着き始め、装いもそろそろ夏から秋へと切り替わることを考える日が増えている。
ところが蚊どもはなるべくたくさんの子孫を残すべく、栄養価の高い人様の血液をチューチュー吸いまくって立派な卵でも大量に産んでやろうなどと考えている可能性が高いので、最近の撮影は非常に危険なのだ。

20150920b

そんなビハインドの条件でありながらテスト撮影を行った。
電撃ラケットは必須である。
カメラにはぶつけないように細心の注意が必要であるが。

被写体はいつものポン様。
被写体までの距離は2m。
ボディはEOS 5D MarkIII、ISOは100に固定、ホワイトバランスはオート、例のレンズを取り付けAモードで各絞り値にて撮影を行った。

【テスト撮影】

写真は撮って出しとトリミング。

・開放(F1.4)
20150920c1_2

まずは全体像であるが、開放からシャープな写りをするレンズであることが分かる。
シェーディングは結構ハッキリしている。
ボケはかなりキレイだ。

20150920g1

トリミング画像を見てみる。まずは中央部から。
犬のすう壁や咥えた看板の木目などしっかりと解像している。
開放から十分使える画質だ。
また隅角部に於いてはやや二線ボケ傾向が見られるが、収差は目立たずBRレンズの効果が十分に出ていることが分かる。
隅角までよく解像している。

20150920h

因みに過去画像の旧35mm開放での隅角部トリミングだ。
トリミング箇所も撮影条件も異なるが、収差に関しては明らかな差が新旧で出ていると捉えていいと思う。

・F2.8
20150920c2

2段絞った全体像だ。
シェーディングはかなり消失している。
解像感もぐっとアップした。
抜けの良さが際立っており、今までの35mmとは一線を画するレンズであることが分かる。

20150920g2

まずは中央部トリミングから。
解像感が開放値のときよりも改善している。
すう壁、木目の細かさがより解像されている。
隅角部ではシェーディングが改善した分、非常に見やすくなった。
二線ボケ傾向は若干残るが、収差は開放同様まるで気にならない。

・F5.6
20150920c3

全体像は非常に解像された感がある。
シェーディングもほぼ消失している。
まあ、ピーク辺りの画像であろう。

20150920g3

中央部トリミングから。
ほぼ解像感はMAX辺りとみていいだろう。
隅角部もより解像されている。

・F11
20150920c4

全体像であるが、本当によく写るレンズだ。
ここではF5.6との差はさほど気にならないが・・・・。

20150920g4

中央部トリミングで見ると、解像のピークは越えた事が分かる。
木目文様や犬のすう壁など、若干の解像度の低下が見られる。
隅角部は隅々まで解像されている。

【最短距離撮影】

最短撮影距離の28cmで犬の右目にピントを合わせて各絞り値にて撮影を行った。
もう一枚は点光源のトリミング。

・開放(F1.4)
20150920f1 20150920f3

開放で近接撮影を行ってもさほどコントラストの低下は気にならない。
ボケは自然でキレイだ。
点光源にもアスフェリカルな同心円文様は見られず、精度の高い非球面が使われていることが分かる。

・F8
20150920f2 20150920f4

F8まで絞り込んで撮影してみる。
ボケ量も少なくなるがお品がいい。
点光源も僅かに角か出てくるが、気にならないレベルだ。

【サムネイル】

ここで各画像をまとめてサムネイルにしておく。
クリックで拡大となる。

・全体像
20150920i

・中央部トリミング
20150920j

・隅角部トリミング
20150920k

【まとめ】

購入以来、何枚か試写してみたのであるが、これはいいレンズだと直ぐに分かった。
私如きが分かるので、それなりの人が使えば相当な写真が撮れるのではないだろうか。
今までの35mmに比べると、解放の解像感、抜けが別格、ボケは別物だ。

これまで見てきたレンズ全てに言えるわけではないが、解像感が高いレンズではボケが固く感じる傾向があった。

だが、このレンズではそれが当てはまらない。
今までの個人的な概念を打ち消すレンズなのだ。

20150920l
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

開放から十分に使えるが、恐らくは解像のピークはF4辺りにあると思う。
F5.6との差は殆ど無いので、この辺りを使えばこのレンズの解像値ピークを引き出せるであろう。
だが、せっかくのハイスピードレンズなので、このキレイなボケを生かした撮影法も捨てがたい。

開放で良し、絞って良しの超ハイアベレージ万能レンズ。
そのレベルはいずれも極上で、さすがにでかいだけはある。
さらにそれなりに寄れるので高い・でかい以外の欠点が見つけにくい。

今後、より高画素化が進むと、光学技術のブレイクスルーがない限りこの bigger and heavier に更なる拍車がかかるであろうから、もうほどほどでお願いしたい気がする。

EF 35mm/F1.4L II USM

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テスト撮影
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コメント

テスト、お疲れ様です。どのくらいの時間がかかっているのでしょうか~?
私も昨日、彼岸花を撮影に行って30分くらい、無心で撮影したところ、3か所、ばっちり~食われていました。。やっばり~先輩の言うことは聞くもんだと・・・(笑)  娘さんも助手に抜擢ですね~(笑)

このテストは毎回やること同じなので、一通りのテストを2回繰り返してだいたい20分位ですか。機材の運び出しから片付けまで含まれています。
そんなに時間はかかりませんよ。

それでも一カ所蚊に食われましたが。

冬場の方がゆっくりテスト撮影できるのでもう少し時間がかかっていると思います。
夏場から秋は絶えず動いていないとやられますから、端から見ていると落ち着きのないヒトだなと思われるでしょう。笑

今年はさらにラケットの振り回しも入りましたので怪しさ満点です。

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