EF-MFT AFのファームアップ Ver.2.5
先週、記事にしたばかりの"EF-MFT AFのファームアップ Ver.2.4"であるが、時期も早々にファームVer.2.5が発表された。
前回もVer2.0よりは最新の方がいいだろうと思いVer.2.4へアップデートを行ったが、若干精度は改善したとは思うのだがどうも効果がハッキリしない。
今回のファームVer.2.5は以下の項目が発表されている。
・AF速度と精度を大幅向上
・一部レンズの相性問題を修正
・JVC 4KカメラのAF機能に対応
・一部レンズのAF/MF切替時に不具合現象を改善
取り敢えずは新ファームにアップデートしてみて、その効果の変化を見てみたい。
とは言うものの、その修正に対応されたレンズが何なのかわからないため数少ない所持レンズで本当にわかるのだろうか。
当たり外れのあるブラインドテストみたいなものだ。
さて、Ver2.5に変わったEF-MFT AFマウントアダプターはどうでしょう。
手持ちのレンズ群で早速確認してみたい。
うーん、今回のバージョンアップで明らかな改善が見られたという傾向ははっきりとはわからなかったが、全体にAF精度が少し良くなった気がする。
どうせならVer.2.4の時に比較をとっておけば良かった。
気になったのがF4ズームでのAFの鳴きだ。
モーターに負担がかかっているのではと不安になる。
また、相変わらず24-70mm/4Lではマクロモードでブラックアウトを生じるが、たまに稼働するときもある。そんな時はISも問題なく作動している。露出は出鱈目だが。
通常モードではIS以外は問題なく作動する。
このアダプターを購入した理由はEF400mm/5.6L USMのAFと絞りコントロールが出来ることが大きかった。
しかし、先日の記事にあったLeica DG Vario Elmar10-400mm/4-6.3OIS.やM.ZD ED300mm/4PROが発売されたら、このマウントアダプターの個人的存在意義は殆ど無くなる。
だがもし、ハイブリッドISが搭載されたEF Macro100mm/2.8L IS USMの完全なる対応が実現できれば、換算200mm望遠マクロとしてのその存在価値を見いだすことも出来る。
しかし、次々に発表される新マイクロレンズ群や新機能を取り込んだ新型ボディが、そのニッチなエリアを次々と埋めていくだろう。
EFレンズはクセの少ない優等生レンズが多い。
EFのオールドレンズを楽しむには余程なマニアか特殊なレンズしかないのではないだろうか。
時が経つにつれて、EF-MFT AFはその存在価値が弱くなっていく。
この商品の存在価値を楽しむためにも、なるべく早い時点でのIS動作を含めたレンズ群の完動するファームアップを期待したい。
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