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2015年10月

2015年10月31日 (土)

ハロウィン

いつからであろう、日本でハロウィンが騒がれるようになったのは。

20151031a

私が高校生の頃、東京ディズニーランド(TDL)が開園した。
開園当初は激混みで、当時人気No.1だったスペースマウンテンなどはファストパスなど無縁の時代背景ということもあり、信じられないような長蛇の列に並ぶことは当たり前であった。
個人的にはホーンデッドマンションが超お気に入りだ。

そんなTDLでも何度か友人等と出かけているうちに空いているシーズンが数回あることに気がついた。
その中の一つが夏休みも終わり、落ち着いた秋に入った頃である。
気候もよく、ガラガラではないものの様々なアトラクションをバランス良く回れる最適のシーズンだった。
今や秋のディズニーランドはディズニーハロウィンでそれどころでは無いであろう。

20151031c

ハロウィンが日本の巷で囁かれるようになったのはティム・バートンのNightmare Before Christmas(1994)が上映された頃からではと思う。
徐々に認知度が上昇し、いつの間にかTDLでのハロウィンイベントも登場した。
今や人気No.1のイベントだとか。

日本ではお化けは夏と決まっているが、ハロウィンは青く茂る木の葉がみな枯れ果てて落ちるシーズンというのが面白い。
文化の違いであろうが、なんとなくそこはかとない雰囲気に上手くリンクさせてあると思う。

20151031b

ただ、今の日本のハロウィンは本場のものとは一線を画する全く異なったイベントに見える。
先日中止になったようだが、繁華街で予定されていたゾンビ・モブなどいい例だろう。
何か無礼講な仮装パーティーのように感じてしまう。

以前に米国で日本人留学生がハロウィンの仮装をしままま訪問宅を間違え、居住者に"Freeze!"と警告され射殺されてしまった事件があった。
本場の米国ですらこうなのだ。
ハロウィンが充分に浸透しているとは言い難い日本で、一般市民を巻き込んだモブ的な仮装パーティーはトラブルの元になるだけだろう。

ただ、ハロウィンは日本に定着しそうな勢いだ。
私もハロウィンは嫌いではない。
しかし、日本の夏のお化け達が淘汰されてしまわないかちょっと心配である。

子供達が大きくなる頃にはどのようなハロウィンになっているのだろう。
日本オリジナルな和洋折衷ハロウィンになっているのかも知れない。

20151031d

ハロウィンの次に目を付けられそうなのは4月にある復活祭のイースターだが、こちらは根付かない感じがする。
ウサギとひよこは生き物なので難しそうだが、卵の方で微妙且つ地味なイベントが発生しそうではあるが。(笑)

2015年10月30日 (金)

オリンパス300mm F4 IS PROの噂3

レンズ内手ぶれ補正の搭載が確実になったような雰囲気のオリンパス製超望遠単焦点レンズである。
最終バージョンの写真だという。
いつものデジカメinfoさんに掲載されていた。

オリンパス300mm F4のIS付きバージョンの画像
デジカメinfo

20151030a

いくつかのスペックの噂も記載されていた。

・40-150mm と同じ伸縮式のフード
・最短撮影距離は1.4m
・ISのon/offスイッチ
・フォーカスリミッタースイッチ

300mm/4で最短撮影距離1.4mというのは普通な感じだが、35mm換算にすると600mm/4になるので、そう考えると異様なほど寄れるレンズになる。
手ぶれ補正搭載というのも美味しい。

さて、この手ぶれ補正はボディ内の補正と連動するのであろうか。
コンデジではオリンパスもレンズ内補正のノウハウを持っているが、交換式レンズでは初めてだろう。

大型補正ユニットのプルーブンが少ない状態でいきなりボディ内機構と連動させるのはかなり苦労するのではないかと思う。
補正の切れ味も未知数だ。
まあ、その実証のために発売を遅らせた可能性もあるので、期待して発表を待ちたい。

20151030b
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

問題はサイズと重量だ。
写真を参考にマウントの形から直径は80mm弱くらいだろうか。
全長は210~230mm程度か。

参考にキヤノンのEF300mm/4L IS USM が 【90x221mm・1190g
ニコンのAF-S300mm/4E PF ED VR が 【89x147.5mm・755g】なので・・・・

オリンパスのは三脚座込みで1kgちょっとオーバーくらいかな?
あれ?以外と軽い・・・・。
そうだと結構いいな、これ・・・・。

2015年10月29日 (木)

10年目点検

明日、我が家の10年点検チェックが入る。

20151029a
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

ネコや以前の次男坊、そして今の娘の落書きで室内の壁紙はボロボロだ。
大震災の揺れに耐えてきた外装などもきっと塗り直しなどが必要だろう。

きっと修繕費用は高いだろうなあ。
しかも娘はまだまだ落書きする可能性が1~2年ほどはありそうなので、内装だけは今回目を瞑ろうか。

はあ~、お値段を聞くのが怖い。

2015年10月28日 (水)

GX8の星空AF

パナソニックのGX8には新機能の星空AFが搭載されている。
まさに微少な光源である星に対してAFによるピント合わせが可能な素晴らしき機能だ。

20151028c

ポタ赤再考シリーズのカメラとして充分に使えそうである。
と言うわけで、早速準備してみた。

20151028d

今のシーズンならばようやく見え始めたオリオン座がよろしいであろう。
オリンパスのダットサイトであるEE-1を装着してオリオン座に光軸を向けてみる。
LEDの輝度を改造してあるので実に見やすい。
装着する時に位置調整ダイヤルに触れてしまうのが欠点だ。今度対策を考えよう。

20151028e1

GX8は液晶を展開するとレリーズケーブルをコネクタに挿しにくくなるのが残念である。
今回は星空AFの感覚を知りたいので2秒タイマーに設定してみた。

20151028e2

おっ、結構実用的な速度ではないですか。
迷いや外すことが無いとは言えないが、かなりの確率でヒットする。

20151028b
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux25mm/1.4

やはり都心の空は明るいせいか星の数が微妙である。
しかし、星のピント精度は充分満足いくレベルだ。

GX8の星空AFは使える。
ピント合わせに時間をかけることはもうなさそうだ。

ただ、Leica DG MacroElmarit45mm/2.8OIS.のような発売後しばらく経過したレンズは、ボディ内手ぶれ補正機構をOFFに出来ないのがやや残念である。
早めのファームアップを期待したい。

2015年10月27日 (火)

赤い光

先日、木枯らしが吹いた夜、まだ風はそこそこ強い時に都心下で星空の撮影を行っていた。
今回はまだポタ赤未使用のGX8による短時間露出をテストしていた。
ピントの調整をおこなっている時、GX8の液晶に円運動をする赤い光のスジが見えた。

20151027a

ベテルギウスの左の辺りだ。
クルクルっと2回転ほどオリオン座三つ星より大きい程度のらせん状円運動を行い1~2秒で消えた。
驚いて空を見ると、半秒後ほどに少しズレた位置にもう一度現れた。

タイミング的に撮影は出来なかったことが非常に惜しまれる。

20151027c
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

数日前にオリオン座流星群のピークがあった。
ちょうど出現地点は放射点の辺りに一致する。
だが、流星にしてはらせん状の円運動などあり得るのだろうか。
初めて見るものだ。

誰かが高出力のレーザーポインターで空を指したとき粉塵や水蒸気に反射・散乱して見えたのだろうか。

謎だ。

2015年10月26日 (月)

木枯らし 2015

土曜の深夜に強風が吹き荒れた。
バケツが転がる音が聞こえていた。
木枯らし1号だという。

20151026a
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

翌朝、庭に出るとアルミ製布団干しがひっくり返っていた。
相当な強風が吹いていたのだろう。
日が少し傾き始めたら急速に気温が下がってきた。

徐々に冬が近づいている。
今年は夏が尻切れトンボの状態だったので、気分的にまだまだ抜け切れていなかった。
実際に今までは夏のTシャツの上にジャケットを羽織るだけの服装だったので、今日の急激な気温の変化に慌てて冬物を引っ張り出した。

何か急に我に返った感じである。

2015年10月25日 (日)

ポタ赤を再考する8(三脚チョイス編)

今日は携帯赤道儀であるナノトラッカー(ナノトラ)に取り付ける三脚についてである。
軽量コンパクトで手軽に持ち出しできるナノトラであるが、三脚が無ければ星景写真は不可能だ。

20151025a

だが、機能的で安定性の高い三脚は総じて大柄で重い。
せっかくのナノトラの軽さが三脚で台無しになっては意味が無い。
そこで手軽に持ち出せるタイプの三脚を所持しているものを合わせて、最低限の出費で探してみましょうかというのが今回のブログの趣旨である。

ここでチョイスするいくつかの条件を箇条書きでまとめてみたい。

20151025b

まず第一の条件に考えたのが重量だ。
出来れば1kgを切りたい。
カタログを見ると、星景写真を撮れる最低限のスペックを有するものは大概2kg近い。
なるべく影響が出にくいところを犠牲にしながら絞り込みたいところだ。

20151025c

次に大事なポイントは格納高を取り上げたい。
やはり持ち出すときに微妙な長さがあると機動性に影響がでる。
コンパクトに折りたためる便利さは準備・収納にかかる時間を差し引いてもおつりが来ると信じている。
出来れば40cm以下。さすがにロッドアンテナみたいな脚を持つものは論外であるが。

20151025d

最後に耐荷重だ。
ナノトラ本体に雲台、ボディにレンズと組み合わせるとそこそこの重量になる。
出来れば余裕のある3kgは欲しい。

20151025e

と言うわけで、所持している三脚から二つ、新規に購入したものを一つの計3つを調達した。

【GITZO GT1541 トラベラー】

20151025f

先代モデルから愛用のGITZO GT1541Tトラベラーである。
重量は希望をクリアする970g。
収納高は僅かに超える41cm。
耐荷重はなんと驚きの8kg、さすがGITZOである。

20151025i

脚は4段、全高は140cm。

【RRS TP243】

20151025g

お次は意外な伏兵であるRRS社製のTP243である。
重量は希望値を少しオーバーする1138g。
収納高は遙かに下回る31.5cm。
耐荷重は上記の驚きを遙かに上回る23kg。

20151025j

脚は2段、全高はある意味衝撃の43cm。

【SLIK スプリント MINI II GMN】

20151025h

最後は新規で購入したSLIKのコンパクト三脚、スプリントMINI II。
各条件をじっくり吟味した結果、この超軽量三脚を選択した。

重量はまさに驚きの593g。(エレベーター・雲台は取り外してある)
収納高は31cmと軽々クリア。(雲台が取り外してある)
耐荷重はかなり心配な2kg。

20151025k

脚は4段、全高はエレベーターが抜いてあるので90cm。

こうして見ると、

超バランスのGITZO GT1541T
超安定のTP243
超軽量のスプリントMINI II

というところだろう。

この選定に関しては実際に撮影を行ってみないとなんとも言えない。
夜の天気がいいときに実写で確認してみたい。

時間と天気が上手く一致しないとなかなか進行しないポタ赤シリーズ。
以下次号。



ポタ赤を再考する1(導入編)
ポタ赤を再考する2(極軸アクセサリ編)
ポタ赤を再考する3(アングルプレート編)
ポタ赤を再考する4(ポーラメーター設置編)
ポタ赤を再考する5(レベラー編)
番外編:中秋の名月 2015
番外編:十六夜のスーパームーン
ポタ赤を再考する6(ドットサイト編)
ポタ赤を再考する7(ポーラメーター改造編)
番外編:ネジトラブル(前編)
番外編:ネジトラブル(後編)
ポタ赤を再考する8(三脚チョイス編)
ポタ赤を再考する9(角度計・前編)
ポタ赤を再考する10(角度計・後編)
ポタ赤を再考する11(GX8とEE-1の相性)
ポタ赤を再考する12(ゼロ・イン編)

2015年10月24日 (土)

連続

今日は仕事が遅くまでかかってしまった。
急な仕事が舞い込んだからだ。

20151024a
Nikon Df+SP45mm/1.8VC USD

なので二日続けてこんな記事である。

カメラ記事をアップするにはブツ撮り撮影が間に合わない。
日記を書くには撮影をサボっていたので手頃な写真がない。

まあこんなものかもしれない。
今日は帰ったら頼まれていたチェリーの爪切りでもやろう。

2015年10月23日 (金)

ボツ

長編のデジカメ記事を書いていたら、オチが自分の勘違いだった事に気づいたためボツにすることにした。
勘違いは毎度のことであるが、ブログにアップする前に気づくと一気にモチベーションが低下する。

20151023a
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

すでに別の記事を書く気力は無いので今日はここまでにしよう。

あー、今日はヤメヤメ。
さっさと布団へ入ろう。

2015年10月22日 (木)

ネコレンズ

最近、各システムでのネコを撮影する単焦点レンズが決まってきている。
キヤノンのEFシステムではEF35mm/1.4L II USM、NikonのFシステムではタムロンのSP45mm/1.8VC USDだ。
そしてマイクロフォーサーズではLeica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.である。

20151022d

写す質感とボケ具合は圧倒的にキヤノン35mmであろう。
素早いAFでほぼ迷いは生じない。

だが、重い。5D3と組み合わせると1.7kgをオーバーする。

20151022a_2
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

開放から高精細な画質でキレイなボケを堪能出来る。
近接可能なレンズであるが、35mmという準広角から寄りすぎるとレンズを舐められたり引っ掻かれるリスクを伴う。
高級フィルター必須である。
ペットを横にスキンシップをしながら自然な画角が得られるのが良い。

20151022e

汎用性が高いのがタムロンの新型単焦点45mmである。
フルサイズ対応単焦点レンズでありながら、29cmまで接写が出来るために簡易マクロ的な使用法も可能である。

20151022b
Nikon Df+SP45mm/1.8VC USD

軽量なNikon Dfに重いSP45mm/1.8VCの組み合わせが泣かせる。
それでも上記キヤノンの2/3程度であるが。

とにかく寄って良し、離れて良しのオールマイティレンズ。
接写が可能なのでボケを大きく生み出すことが出来る。
欠点はAFが若干遅いので、動き回る被写体はちょっと苦手だ。

20151022f

ペットを撮るときは是非ともボケが欲しいときがある。
センサーサイズの小さいマイクロフォーサーズに大きいボケを生み出すためには中望遠以上の明るいレンズが必要だ。
それがこのレンズ、Leica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.である。

20151022c
Panasonic GH4+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.

35mm換算で85mmという中望遠であり、ボケの換算F値はF2.4相当になる。
ところがこのレンズは50cmまで寄ることが出来るので、最短距離で撮影するとマイクロでありながら背景を大きくぼかすこと出来る。

開放から使えるスーパーレンズ。
ボケも美しく、解像感も文句ない。

欠点は中望遠と言うことだ。
ネコは目が合うと寄ってくる。
カメラを向けると「ん?なんだ?」という顔をして近づいて来るのだ。
そうなるともうどうにもならない。

ネコレンズはやはり寄れることが大切だ。
時にはどアップを、時には自然な全身像を。

次はAF速度であろう。
見た者は死ぬと言われているフレーメン反応の表情などは、素早いフォーカシングが必須である。

となると一番実用的なのはEF35mm/1.4L II USMかな?
でも重いからなあ。
スーパーネコレンズはあるのであろうか。

2015年10月21日 (水)

朽ち木

二日連続して枯れ系の日記である。

20151021a
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

ここ数年、いつも秋にはナラタケの温床になっていた実家の朽ち木が倒れてしまった。

20151021b
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L USM

いつも試験的にテントを張る場所にあった木だ。
よく細引きを張ってタオルや鍋を吊してご厄介になっていた。

今年の春頃に手で押すと根が腐っており非常に安定性を欠いている状態になっている事を知った。
ナラタケは弱った木に生えるというのは本当だったのだ。

20151021c
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

倒れた木は、途中の木蓮や桜に引っかかって止まっている。
非常に危険な状態だ。

実家では業者を呼んで処分に努めた。

20151021d
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

処分後にはガランとした隙間が出来た。
これはより環境が揃ったテン場になりそうである。
倒木さまさまだ。

しかし、ここに新たな若木を植えられたり、ミニ畑でも作られるとテン場そのものの消滅にもなりかねない。
せめて一部のエリアを残してもらえるように交渉しますか。

20151021e
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

生い茂っていた庭木もかなりスッキリした。
これなら都心部での星景写真撮影のテストも出来そうだ。

そちらの計画も進めなくては。

2015年10月20日 (火)

古札

スタッフルームを掃除していたら、和室の押し入れから古札が出てきた。
母に見せたところ、札が入っていた封筒から祖父のものだろうということだった。

20151020a
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

どれも見たことのないお札だ。
いや、白っぽい旧100円玉と一緒に100円札は見たことがあったなあ。
でももっと白っぽい100円札だったと思う。これはその前のものか。

20151020b
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

どうせ二束三文だから持って行きなさいと言われたが、古札を持っていても何にもならないので、この中で最も高額紙幣な100円札だけ貰っておいた。

20151020c
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

今の紙幣に比べるとカラフルさは少ないが、以外と精細さはまだまだいけてる感じだ。

まだ使えるのだろうか。

20151020d

あと、懐中時計が二つ三つ出てきた。
これも祖父のものだ。

カバーに鷲の彫り物がしてある銀色の懐中時計が気に入ったが、使い込まれ既に故障しているようだったので、箱入りのモーリス(?)の新品完動品を頂いてきた。

金色で使う場所は限定されるが、祖父の遺品なので大事にしていこうと思う。
因みに固定相場時代の為替レートで$66の値札が付いていた。

2015年10月19日 (月)

ドングリ拾いと尻叩き

今日、嫁さんは夢の島へ犬のイベントのために早朝から出かけている。
学生時代の友人が会社を立ち上げたので、その手伝いに行ってくるとの事だ。
何でもドイツ製ドッグフードを取り扱う会社だとか。

次男坊は勝手に学校や塾の宿題をやってくれるので問題ないのであるが、娘は二歳とはいえ先日までは一歳だったので24時間監視下に入れておかねばならない。

20151019a
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

昼過ぎに次男坊を家に残して娘と神社へ散歩に出かけた。
最近、非常に喋るようになったのであるが、私は半分程度しか理解出来ない。
適当に相づちを打っていると「ちゃんと聞いて」と叱られる。
嫁さんはほぼ10割理解しているようだ。スゴい。

20151019b
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

最近のブームはドングリ拾いだ。
到着すると娘はダーッと目当てであるカシの木の下へ走って行った。

今日は娘を追うことが多いので、バリアングル液晶を持つGX8と広角のLeica DG Summilux15mm/1.7を持ち出した。

20151019c
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

今日、両手に持てないほどのドングリを握ったまま困っている娘にポケットの存在を教えたら驚いていた。
しかし、何故か私のジャケットのポケットに放り込む。
泥が付いているからだろうか。

20151019d
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

また、最近娘は神社の鈴緒を鳴らすのがブームだ。
賽銭の前に行くと小銭を要求された。
よく知っているなあ。
でも拝礼を後ろ向きに私の方へしていたのでまだよく分かっていないようだ。

20151019e
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

家に帰ると自宅の鍵が開いた状態で次男坊がいない。
程なく嫁さんも帰ってきたのだが、二人で家の中を探してもどこにもいない。
直に外も暗くなり、大騒ぎになってあちこちに電話した結果、学校の友人らと近所の家で遊びに行きそこで駄弁っていることが発覚した。

家を空けるときはちゃんと連絡するように約束していたにもかかわらず、上目遣いに無言で帰ってきたので尻を叩いておいた。

2015年10月18日 (日)

スノーピーク チタンスキットル

先日、紛失して軽くショックを生じたが、旅には欠かせぬアイテムなので再度購入することにした。
スノーピークのチタン製スキットル、T-012だ。

20151016a

今まで持っていたものと同じであるが、本当は今回買い直すときに本格的な銀器にしようか、はたまたチタンのLサイズ(T-013)にしようか悩んだのであるが、本来の目的は軽量な容器で雰囲気を出すことだったため、素直にコンパクトな同じスキットルにした。

20151016g

スキットルとはウイスキーなどの蒸留酒を入れる携帯用小型水筒のことだ。
よく洋画で俳優さんがグビリとやっているアレである。

テント泊や釣り、一、二泊の小旅行時にこれで一杯やるとたまらない。
先ほども書いたが、雰囲気を出す水筒なので多人数で実用性(量)を重視するときはナルゲンボトルや酒用プラティパス(笑)にたっぷりと入れていく。

20151016b

サイズは100x74x25mm、容量は140ml、重量は65gだ。
ウイスキーを入れて200g程度と言ったところだろう。

素材はチタンのために非常に軽量。
ウイスキーに金属の味が移らないのがスバラシイ。

20151016c

付属品に合成皮革製袋が付いている。
内側が起毛しているために傷に強く、ボディの汚れも取れやすくていい。

20151016d

取り敢えず購入したてなので、内部を無水アルコールで洗浄・乾燥してから、曰くのジョニ青をロートで入れてみる。
あの日これを飲みたかったんですよ。トホホ・・・・。

20151016e

今度は無くさないようにしておかないと。
本体に般若心経でもビッシリと書き込んだら気味悪がって届けてくれるのではないかと考えたが、罰当たりになりそうなのでやめておこう。

20151016f

因みにこのウイスキーカップを一緒に持って旅行へ行くと最強だ。
友人らと飲み交わすことはもちろん、付属ロートをケースと一緒に収納出来るので、現地にてウイスキー補充が出来る。
帰りの電車でもバッチリである。

2015年10月17日 (土)

娘の誕生日 2nd

今日は娘の誕生日である。

20151018a
Nikon Df+SP45mm/1.8VC USD

さすがに3人目、そして2回目の誕生日となるとモチベーションの上がり方も微妙だ。
何しろ年に5回、クリスマスを入れれば6回ケーキを食する機会があるのだ。
となるとオーダーメイドでなく手っ取り早い出来あえのホールを購入することになる。

20151018b
Nikon Df+SP45mm/1.8VC USD

そんなことはつゆ知らず美味しくケーキを食する娘の姿を見ていると、懺悔の気持ちが滲み出てきてしまう。
スミマセン。来年はちゃんと準備しておきますから。

20151018e
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

娘の誕生日プレゼントは、彼女がマイブームを起こしているシルバニアファミリーのくるまセットにした。
なかなかよく出来ている。

20151018c
Nikon Df+SP45mm/1.8VC USD

というわけで、今日で娘の顔出しは基本終了となる。
ただ、ちぇりー、お前は駄目だ。
まだまだ顔出しを続けさせて貰いますよ。

2015年10月16日 (金)

娘の誕生日が近い。
早いものでもう二歳になる。

20151017a
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

娘の顔がだいぶ落ち着いてきた。
今までのように大きく変化を生じることはないだろう。
なんとなく成人した面影が分かる気がする。

二歳の誕生日を機会に顔出しをやめようと思う。

本当は一歳の誕生日で顔出しをやめるつもりだったが、まだまだ変化が続いていたのでもう少しだけと伸ばしてやってきたのだ。
だが、もう限界だろう。

20151017e
Panasonic DMC-GX8+Lumix GX12-35mm/2.8OIS.

基本的に顔が分からないように撮影しておく必要がある。
まずはファミリー用の普通の写真。
それから余裕があればブログ用の顔出しNGの写真だ。

結構面倒だ。
以前コメントで、それが億劫なのでブログを結果的にやめてしまう人も少なくないと聞いた。

まあ、当ブログは作品をアップしているのではなく、日記兼備忘録のようなものだから写真はヒドくても大丈夫なのだ。
まだまだ続けられそうかな?

2015年10月15日 (木)

ちぇり小屋復活

とは言うものの、ブログが云々という訳ではなく、以前使っていた愛猫ちぇりーの小屋のことである。

20151014a

元は7年前に購入した次男坊のための玩具であった。
途中から家猫の住処となり、食事兼寝床兼避難所になっていたのだ。
衛生的な問題が生じたために、このテントは破棄処分となりちぇりーお気に入りの場所は消滅した。

20151014b

ところが夏前の納屋掃除でこの玩具のスペアが見つかった。
ブルーとピンクを各一つずつ購入していたのだが、残っていたピンクを娘のために引っ張り出した。

20151014c
Panasonic DMC-GX8+GX12-35mm/2.8OIS.

フレームとなるアルミポール内部のゴム紐はすでにヘロヘロで、4本のポールを伸ばす作業に若干コツが必要だがテント素材そのものは問題ないようだ。

20151014d
Panasonic DMC-GX8+GX12-35mm/2.8OIS.

ベランダの隅に組み立てて娘を呼んだところ非常にお気に入りになったようだ。
50ヶものボールは邪魔だと全て外に放り出された。
私にも入れと指図するが、上半身だけ仰向けで入るとすでにギュウギュウで暑苦しい。

20151014e
Panasonic DMC-GX8+GX12-35mm/2.8OIS.

と、そこにちぇりーがやってきた。
初めて見るモノに対しては非常に警戒するちぇりーだが、色は違えど覚えているのか寄ってきてテントの周りをグルグル回り始めた。

20151014f
Panasonic DMC-GX8+GX12-35mm/2.8OIS.

しばらくして中へ入れてくれとちぇりーに頼まれたので入れたところ、いきなりメッシュの窓をバリバリやり始めたので外に放り出した。
これは先代ちぇり小屋と同じ運命にするわけにはいかないのだよ。
出しっ放しにすることなく、毎回かたづける玩具となった。
これは娘専用の小屋、娘小屋なのだ。

2015年10月14日 (水)

散歩とGX8

お休みにGX8を持って庭園に行ってきた。

20151015d
Panasonic DMC-GX8+GX12-35mm/2.8OIS.

最近はキヤノンのニュー35mm/1.4LやタムロンのSP45mm/1.8など、DSLR専用レンズばかり購入していたのでマイクロのGX8がおざなりになっていた。
これはイカンと、GX12-35mm/2.8OIS.とLeica DG15mm/1.7の2本を持って出かけたのだ。

20151015b
Panasonic DMC-GX8+GX12-35mm/2.8OIS.

これはよくGH4で組み合わせたレンズだ。
娘を追いかけ回した時でも非常に安定性のある手ぶれ補正を実感できた。
ならば新型であるDual I.S.の方がより効果の高い手ぶれ補正効果を実感できるのではと言う期待があったのだ。

20151015c
Panasonic DMC-GX8+GX12-35mm/2.8OIS.

ところがGX8で撮影すると、GH4で見られたようなクッキリした画像でなく、微妙にぶれた写真が量産されていた。
もちろん、立ち止まって撮影すれば問題ないのであるが、娘を追いながら撮影するとかなりの確率で微妙にぶれている。
同条件で撮影したGH4ではあまり思い当たらないことだ。

20151015a
Panasonic DMC-GX8+GX12-35mm/2.8OIS.

まあ、それでもGX12-35mm/2.8OIS.手ぶれ補正の効果をより実感させてくれるGX8なので、今後も納得して持ち出すことだろう。

レンズ側・ボディ側の補正効果を組み合わせるDual I.S.はまだまだ伸びしろがありそうなので、ファームアップを含めて今後も期待していきたい。

2015年10月13日 (火)

ネジトラブル(後編)

手で捻ろうが、ネジで回そうが、ハンマーで叩こうが、全くもってビクともしない完全に固着してしまったレベラーとクランプを繋いでいるネジアダプタートラブルの続きである。

20151013a

実はこのような状況が一週間ほど続いていた。
時々思い出したように外すことを試みていたが、このレベラーとクランプは赤い糸ならぬアルミのアダプターでしっかりと結ばれてしまっているようだった。

もう、このままくっつけたままで行きましょうかと諦めかけていたが、最後に頑張って駄目なら納得するつもりでラストチャンスに賭けた。

20151013b

ラスペネも十分吹き付けているので浸透はもう充分だろう。
今までの方法で失敗しているため、別の方法を考えてみた。

20151013c

今度はクランプ側を分解してみよう。
どうやらこのネジ穴外縁部を外せば分解出来そうなのであるが、あいにくこのタイプを外すレンチは持ち合わせていない。

20151013d

太めのラジオペンチが壊れない程度に回してみるが、当然の如くビクともしない。
これも失敗のようだ。

20151013k

お後は・・・・、そろそろ方法も尽きてきたようなので、最後に今までの方法を繰り返して諦めようと思う。

今までは本体やクランプ、ネジ穴を壊さないようにと中途半端な気持ちでやっていたが、もう駄目ならずっとこのレベラークランプと付き合って行くとあきらめが付いたので、「満身」の力をかけて全力で行こうと思う。

20151013f

まずは手で回して外すことから。
今までは痛めている親指を気にして瞬間的にしか力をかけなかったが、数秒間全力で回し続けるっ!

20151013g

次はドライバーによるねじ回しだ。
ねじ頭の潰しを気にせず全力で回し続けるっ!!
段々乗ってきたっ!

20151013h

お次はハンマーの打撃だ。
今回はガッチリ固定するために手で持たずにペンチでクランプを強固に握りながらハンマーで叩くっ!!!

20151013i1
(叩く向きは逆ですが)イメージです

ハンマーでっ!

20151013i2

これでもかとっ!!

20151013i3

叩きまくるっ!!!

20151013j

突然、ハンマーが空を切る。
何かがクランプの横で回転しながら足下に落ちた。

20151013l

あっ!取れた~っ!!
あの洒落にならないパワーを込めた一撃で外れたため、確かにドライバーなんかでは無理だったと思う。

20151013m

と言うわけで最後は力業で外したのであるが、運良くレベラーもクランプも細かい傷はついているものの、水準器の気泡が分離したなどの問題は全くなく、機能についてはノートラブルで使えるために良しとしたい。

20151013n

今回の原因は何だろう。
このねじ込んでいたアダプターは内も外もねじ山がいかれてしまっていた。
表面をなぞると、新品に比べてスムースさがない。

このアダプターはアルミ製なのだろうか。
必要以上にアダプターが柔らかすぎて、クランプ・レベラー側の内外ねじ山に圧迫伸張し、フリクションが高まってしまったのではないだろうか。

まあ、あくまでも仮説でしかないが。

20151013o

と言うわけで、某オンラインストアのレビューではやたら評価の高いこのネジアダプターであるが、私はこれに懲りたので二度と使わないのである。

ある意味ガッチリ止められる事に嘘偽りはないのではあるが・・・・。

20151013p

因みに他社製のネジアダプターでは問題なく使えている。

2015年10月12日 (月)

ネジトラブル(前編)

今回、ポタ赤のためにレベラーとクランプを繋げることにした。
ダイレクトに繋げることで軽量化とコンパクト化を同時に実現できるためだ。

20151012a

ところがこのレベラーのオスネジは1/4インチ、クランプのメスネジは3/8インチ。
このままではねじ込めない。

20151012b

そこで1/4→3/8ネジに変換する被せ型のアダプターネジを付けることにした。
これでレベラーの1/4インチねじが3/8インチ変貌するのである。

20151112c

はめ込むと、しっかりと、そしてガッチリと固定されたようだ。
ビクともしないクランプ付きレベラーは、その上に載せたポタ赤付きアングルプレートを強固に止めてくれていた。

内心、ホクホクである。

20151012e

ところがその数日後、ちょっと厄介なことが起こった。
いくつかのパターンを試すためにレベラーとクランプを外そうとしたところ、どんなに力強く捻って外そうとしても頑なに動かなくなっていたのだ。

20151012f

これが本当に何をしても動かない。
現在、右親指を痛めているのであるが、少しならと無理して渾身の力で回しても全く駄目である。
ゴムシートでくるんでも同じ事だった。

20151012d

ここはつかんで捻り外すことを諦めて、ドライバーを使って開けましょう。
ネジ穴を壊さぬように大型マイナスドライバーを用意した。
が、ネジを緩めようとするも、この方法も全くネジは動かない。
アルミ製のネジで形状が特殊なために、無理に力を込めると少しずつではあるがネジ頭がなめられていく。

20151012g

何度か本体を捻ったり、ドライバーで外そうとするも、状況に改善する傾向はまるで見られない。
直にネジアダプターのねじ頭がかなりなめられて崩れてきた。
これはヤバい!

20151012h

実はここまで結構余裕だった。
今まで外せなくなったネジは、だいたい"ラスペネ"を使うと余裕で外せることが大半だったからだ。
要はネジを外すための専用潤滑剤である。

と言うわけでラスペネ登場である。

20151012i

一吹きかけたら、しばらく待ってからドライバーで回すと、あら不思議、クルクル簡単に外せるようになっている。
そんな過去のイメージを反芻しながらしばらく待っていた。

20151012j

結論から言うと、それでもネジは外せなかった。
ガッチリと食い込んで接着されたようにネジは動かない。
満身の力を込めてドライバーをギリギリ回すも頭を潰すだけで一向に緩む気配は無かったのだ。

20151012k

こうなるとレベラー側を分解して、1/4インチねじを後ろから外してみようと考えた。
トルクスネジを緩めて1/4インチねじの裏側を見てみたところ、何か強固に接着されている巨大ネジが出てきた。
これは外せないだろうなあと思って回したところ案の定動かない。(笑)

20151012m
(叩く向きが逆ですが)この写真はイメージです。

もうダメ元で本体に傷が付くことを覚悟でハンマーを使ってみる。
ガンガン叩くがビクともしない。

なんだこのネジは?

通常のネジと異なる形状なので、ドリルでねじ頭に穴を開けるわけにも行かない。
このクランプ付きレベラーは一体どうなってしまうのか?

以下次号。

2015年10月11日 (日)

今日はブログ休み

今日は連休なのでゆっくり休む予定である。

20151011a
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

今日はスノーピークのチタンスキットルを何処かに落として若干凹んでいる。
中に入れたのがジョニ青だったので尚更である。

と言うわけで、凹み中なのでブログはここまでである。

2015年10月10日 (土)

マクロプラナー生産終了

愛用しているコシナのマクロプラナー50mm/F2.0ZE.が生産終了になるという。

20151010e

マクロプラナー50mmはZF.から購入し、以後ZK.→ZE.→ZF2.と結局全てのマウントをコンプリートしてしまった思い入れのあるレンズである。
そのレンズが今、終焉を迎えようとしている。

20151010f

まあ、コシナからは後継にデジタル化に最適化したという「Milvus」シリーズとして再販されるようである。
問題は、このミルバスマクロがマクロプラナーと別物なのかどうかということだ。
もし、同じものであるならば、敢えて新規で購入する意味は少なくなる。
そこでレンズ構成図とMTFを比較してみると・・・・

20151010c

20151010d

3群、4群、6群のレンズ形状は微妙に異なるが、このくらいだと誤差範囲に入りそうであるし、MTF曲線には明らかな違いが見られない。
スペックにも殆ど違いは見られない。

20151010g

うーん、これはMilvusに切り替えるのはどうかなあ。
中身はやっぱり違うのだろうか。
デザイン的にはマクロプラナーが好みだが、レンズは何かと新しい方が何かと良いことが多いし・・・・。
うーむ、悩むところだ。

2015年10月 9日 (金)

巨羆

北海道で9月下旬に400kgの羆(ヒグマ)が捕殺されたという記事をみた。
恐ろしい大きさだ。

20151009a

記事にも記載されているが、羆と言えば三毛別のヒグマ事件だ。
ちょうどあれから100年経ったという。

20151009c

このヒグマ事件は子供の頃に見たテレビの再現フィルムで知ることになった。
当時は非常に震え上がり、今も強烈な記憶となって残っている。
まれに見られる獣害の凄惨な事件であることから、何冊も関連本を購入し読み漁った。

20151009bwikiより

この三毛別ヒグマ事件の害獣は340kgなので、今回9月に仕留めた羆の方がさらに大きいことになる。
確かに写真を見ても洒落にならない大きさだ。
まあ、上を見たら500kgの北海太郎という幻の羆がいたようであるが。

20151009d
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

北越雪譜という江戸時代後期の地誌に斯様なことが書かれている。

年歴たる熊一疋を殺も、其山かならず荒る事あり、山家の人これを熊荒といふ

要は年旧りたる山の主が狩られると山が泣きわめく様に大荒れするということだ。

今回は巨羆を仕留めたが、羆風(或いは羆嵐)は吹かなかったようだ。
一週間後に10m/s弱の暴風がきたようだが、タイムラグがあるようだし、100年前の340kg羆で体感暴風が50mに迫る勢いだったと言うからまさかとは思うが、ひょっとしたらまだ其の山には真の主たる羆が・・・・。

2015年10月 8日 (木)

ポタ赤を再考する7(ポーラメーター改造編)

先月の月撮影の時にコンパクト・ポタ赤であるナノトラッカーを使用した。
周囲を高層建築物で囲まれる都心では、画面固定のための極軸合わせに必須な北極星を目視出来ないケースが多い。

20151008a

そんな時に活躍するのがこのビクセンから発売されているポーラメーターだ。
北極星の緯度を簡単に設定できる傾斜計と、北を示すコンパスが付いている。
しかも1度目盛り付きのために偏角補正の調整は実に便利である。

20151008b

ところが、このコンパスが曲者なのだ。
非常に動きがトロい。
山コンパスに慣れている身からすると緩徐という言葉すら生ぬるい。
日が昇ってしまうのではないかという程に動きが遅いのだ。

磁針が円盤状コンパスのオイルフロートなので重量と抵抗が大きい。
たまに稼働中停止してしまう。
そんな時はトントンと指で叩くと再び移動を始めるが、叩き続けるとコンパスの針が一周してくることもある。

20151008c

傾斜計は実に便利なのに、コンパスがタコなので十分に実力を発揮できない不遇のポーラガイダーだ。
実際に月撮影時は山コンパスでポタ赤の向きを調整した。

写真d

と言うわけで、今回の記事はこのチンタラしたポーラメーターのコンパスを、キビキビした山コンパスに入れ変えて実用性の高いアイテムにというのが趣旨である。

まずは付属しているコンパスを調べてみる。

20151008e

ポーラメーターのS極側にはコンパスを取り外す小さな間隙があるので、小さなマイナスドライバーで引き出した。
コンパスは両面テープで固定されていたようだ。

20151008f

コンパスの直径は46mm。
この直径に合うコンパスを探し出せばいい訳だ。

20151008g

いくつか持っている山コンパスの中から具合の良さそうなものをチョイスする。
どうやらスントのA-30が良さそうである。
ちょうど本体の直径も46mmだ。

20151008h

底面にあるコンパス台座のスカート状フックを丁寧に外して本体を取り除く。
本体さえ抜ければ後は簡単に台座も外す事ができる。

20151008i

確認のためにポーラメーターに仮組みしてみる。
うん、大丈夫だ。適合している。

20151008j

ここで問題なのが奥行き(高さ)だ。
純正のコンパスは12mmであるが、スントのコンパスは9mmしかない。
つまり3mm分、高さが足りないのだ。

20151008k

つまりその3mm分、新コンパスの下に下駄を履かせてやる必要があるわけだ。
ちょうど手持ちに1mm厚のプラ板があったので、コンパスで直径46mmの円を3つ書き出し、丁寧に切り抜いて3枚の円盤を作成した。

20151008l

スントのコンパスは透けて透明である。
コンパスの下地が白無地なのもつまらないので、手持ちの蛍光シールや夜光シールをかき集めてカラフルな下地にすることにした。
うーん、チカチカは論外なので、淡いオーロラ地の夜光シールにしてみましょうか。

20151008m

シールを貼るための位置確認の下書きをしているとき、コンパスのスケールを回転させたときに下の台座が一緒に動かないようにするストッパーが必要であることが分かった。
4mm四方の高さが2mmのストッパーも一緒に用意する。

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ストッパーを組み立て接着剤で固定した後に、夜光オーロラシールを貼付する。
失敗するとスペアがないので緊張である。

20151008o

うーん。
まあ、こんな感じですかね。
薄いブルーの夜光シールを用意しても良かったかも知れない。
なんか先日から工作ばかりしている気がする。

20151008p

ストッパーがスムースにはまり、機能しているかどうか仮組みして確認する。
コンパスを回すとき、台座側はロックがかかってキチンと固定されている。
これなら一緒に回らずに大丈夫そうだ。

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いよいよ2枚分のスペーサー代わりのプラ円盤を、両面テープの貼ってある箇所に押しつけて固定する。
円盤プレートの外縁は丁寧に処理しないとキチンとはめられない。

20151008r

さらにストッパー付きプラ円盤を向きに気をつけながらスペーサーの上に接着する。
一発勝負なので緊張する。これで3mm分の下駄が確保された。
位置取りに失敗すると、両面テープの箇所から剥がしてやり直さなければならないので注意が必要だ。

20151008s

お次はスペーサーの上に台座をはめ込んで、ポーラメーターと台座の位置マーカーが一致していることを確認する。
なんとかバッチリのようですね。

20151008t

最後にスントのコンパス本体を台座にパチンとはめ込んで完成である。

20151008u

コンパスのつまみを回せば自在に偏角補正の調整も可能だ。
ストッパーが働いているので、台座の位置マーカーが動いてズレてしまうこともない。

20151008v

重量もオリジナルとさほど変わらない100gほど。

20151008w

夜光シートが底に貼付してあるので、暗闇でも数分間発光してくれる。

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そして何より速い!

20151008y

と言うわけで、「軽くて速くて簡単な」ポタ赤シリーズもようやく終わりが見えてきた。
記事にするのは重くて遅くて面倒なポタ赤なのだが。

ポタ赤シリーズのラスト記事は三脚と総重量と細かい改良点かな。

いつになるかは分からないが以下次号。



ポタ赤を再考する1(導入編)
ポタ赤を再考する2(極軸アクセサリ編)
ポタ赤を再考する3(アングルプレート編)
ポタ赤を再考する4(ポーラメーター設置編)
ポタ赤を再考する5(レベラー編)
番外編:中秋の名月 2015
番外編:十六夜のスーパームーン
ポタ赤を再考する6(ドットサイト編)
ポタ赤を再考する7(ポーラメーター改造編)
番外編:ネジトラブル(前編)
番外編:ネジトラブル(後編)
ポタ赤を再考する8(三脚チョイス編)
ポタ赤を再考する9(角度計・前編)
ポタ赤を再考する10(角度計・後編)
ポタ赤を再考する11(GX8とEE-1の相性)
ポタ赤を再考する12(ゼロ・イン編)

2015年10月 7日 (水)

ポタ赤を再考する6(ドットサイト編)

ポタ赤こと、ナノトラッカーの極軸合わせの方はだいたい片が付いた。
今回はポタ赤にカメラを取り付ける方向を決めやすいドットサイトネタである。

20151007a

ナノトラは決して高性能なポタ赤ではないため、広角レンズ中心に使用する予定であるが、たまには標準レンズや準望遠レンズを付けたくなるシチュエーションもあるだろう。

例えば、オリオン座全体を入れるならば50mmほどの標準レンズを使用する。
全体のバランスを取るためにベルトにあたる三つ星を中心に持ってこようとする。
だが、微弱な光しか出さない星たちを、ファインダーもしくは星専用ブーストに対処されてない液晶で確認するのは至難の業だ。もし、そこがズレていたらせっかくのオリオン座が偏って一部が欠けてしまうこととなる。

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そんなレンズの方向性を簡便に設定できるのがこのダットサイトなのだ。
ハーフミラーに浮かび上がるレティクルを標的に合わせれば、ダットサイトと平行して調整されているレンズもその標的を向いていると言うことになるのだ。

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と言うわけで、以前の重いダットサイトから、最近発売になった軽量でありながらも防塵防滴且つホットシュー対応のオリンパス製ダットサイトEE-1を購入した。
このダットサイトはコンパクトに折りたためることがありがたい。

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だが、使い始めて気がついたのが、このレティクルは輝度が異様に高いのだ。
恐らくは日中の使用を前提として設定されているからだろう。
もし、微弱な明かりの星々にこの強烈なレティクルを合わせると、高輝度のレティクルに星がマスクされて視認できなくなることは間違いないだろう。

20151007e

EE-1には輝度を調整するダイヤルが1~5まであるのだが、最も弱い1ですらレティクルの輝度は強烈で、淡い点光を放つ微弱な星などは完全にマスクされてしまうに違いない。
以前使っていたダットサイトの方がその辺は良かった。

かといって大きく重いダットサイトに戻すのも何なので、このEE-1を何とか星景撮影に使えるようにできないだろうか。

20151007f

まず、問題はこの強烈なLEDの輝度を下げる必要がある。
まさか分解して抵抗を入れるなんてことは保証が効かなくなるという観点から却下するとして、どうやって輝度を落としましょうか?

20151007g

やはり手っ取り早いのは放たれたLEDの輝度そのものを途中の過程で低下させることだ。
それにはNDフィルターがよろしかろう。
ND4やND8なんかではとても足りないので、ゼラチンフィルターによる減光を期待したい。
今回は試行錯誤の末、FUJIのND1.5をチョイスした。
ここに至るまで、自宅や職場のNDフィルターをかき集め、重ね使用に手鏡まで応用して減光レベルをチェックしたのだが、今回はその苦労は割愛する。

20151007h

実際のテストによる減光レベルの確証は得られていないので、念のためにND1.5を1枚使用、2枚重ね、3枚重ねの3通りを準備した。
このフィルターをLED発光部の前に設置するのだ。
面倒だがプラ板を小さくカットし窓を作成する。透明なプラ板で挟む方法はレティクルが歪む可能性があったのでやめた。

ゼラチンのND1.5はND32相当。2枚重ねで約ND1000相当。3枚重ねで約ND30000相当。かな?

20151007i

取り敢えず、この3通りで確認してみる。非常に面倒くさかった。
小汚いフィルターで申し訳ない。
仕事が終わった後のブログ作成のアップに合わせると流れ作業になり、どうしても工作の質が雑にならざるを得ない。

夜の屋外で確認してみたところ、最も使えるのが2枚重ね(ND1000)のようだ。
1枚では光量低下は確認できるが星確認には明るすぎる。
3枚ではもっとも輝度の強い5レベルでようやくレティクルが確認できる程に輝度が弱くなりすぎて実用性は低い。
2枚の時は、1レベルの輝度でちょうど良い感じがする。

20151007j

と言うわけで、フィルム2枚重ねで薄いプラスチックシートを用いて再作成である。
前作のブツではサイズに難があり、LED発光部に窓枠が被りそうになった。
不具合や修正を取り入れ作り直す。
急げ急げ~。時間が足りない~。

20151007k

アルミテープで強度を上げて完成である。
今回はアルミテープの厚みを考慮しているので、レティクルは窓の中央に存在してくれるはずである。

20151007l

あとはフィルターをアルミテープでLED投射部に固定して星景用EE-1のできあがりだ。
太陽撮影などで、LEDの輝度が欲しいときにはこのゼラチンフィルターを外せば良い。
後で時間があったらもう少しキレイに作り直そう。いや、でも面倒くさいな。

20151007m_2

閉じて良し。
星景撮影できる折りたたみ可能な防塵防滴のダットサイト。
重量も70gほどと殆ど変わりない。

20151007n

さて、カメラの方向性を決めるダットサイトも今回で解決した。
こうなると細かい不満を解消したくなる。

今、ポタ赤シリーズで一番気になるのはポーラーメーターの方位磁針の動きの遅さだ。
動きが安定するのを待っていたら夜が明けてしまうほどに遅い。

最近は山コンパスで代替しており、ポーラーメーターの活躍の場は少ない。
しかし、アバウトであるとはいえ、北極星の緯度をチェックできる角度計は美味しい。

このビクセンの使えないコンパスを使えるように改良したい。
徐々に不具合が改良されていくポタ赤シリーズ。
行き着く先は天国か地獄か。

以下次号。



ポタ赤を再考する1(導入編)
ポタ赤を再考する2(極軸アクセサリ編)
ポタ赤を再考する3(アングルプレート編)
ポタ赤を再考する4(ポーラメーター設置編)
ポタ赤を再考する5(レベラー編)
番外編:中秋の名月 2015
番外編:十六夜のスーパームーン
ポタ赤を再考する6(ドットサイト編)
ポタ赤を再考する7(ポーラメーター改造編)
番外編:ネジトラブル(前編)
番外編:ネジトラブル(後編)
ポタ赤を再考する8(三脚チョイス編)
ポタ赤を再考する9(角度計・前編)
ポタ赤を再考する10(角度計・後編)
ポタ赤を再考する11(GX8とEE-1の相性)
ポタ赤を再考する12(ゼロ・イン編)

2015年10月 6日 (火)

シルバニアファミリー

思い出の一品である。

嫁さんの妊娠が分かったばかりの頃、まだ男の子か女の子かも分からない状況の時に、デパートで可愛い動物キャラで人形遊びが出来るシルバニアファミリーを購入してきた。

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Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

初めてのシルバニアファミリーセットにネコ家族をくっつけて大風呂敷で購入してきた。
嫁さんが性別も分からないのに早すぎると仰け反ったのを覚えている。

20151006b
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

当時から女児だと頑なに信じていた。
上の二人には無かった現象だ。
嫁さんが衣類はお古があるからと言うものの、ピンクばかりのおニューベビー服ばかりを買い漁った。

内心、男児だったらどうしようという不安もなくはなかったが、何故か妙な自信があった。

20151006c
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

今、こうしてシルバニアファミリーで遊んでもらえるのを見ると感無量である。
娘が人形遊びをしているのを見るのは長年の夢だった。

ただ、予想外の行動が生じた。
人形の服を全て脱がすのだ。これは他のぬいぐるみでも見られる現象である。

さらに屋根の棟の上で、脱がした人形の股間を激しくガガガ・・・・、とスライドさせて遊ぶのだ。
おかげでシルバニアファミリーらはみんな股間が擦り剥けて毛羽立っている。
お父さん担当の父ネコがやられていると、思わず自分の股間を押さえたくなる。

愛娘道は奥が深いな。

2015年10月 5日 (月)

十日森神社例祭 2015

職場の町会で毎年行われる地味な神社のお祭りである。
祐天寺の大型"み魂祭り”より、何気に気に入っているのでちょくちょく顔を出す。

20151005a
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

息子に小銭を持たせて、家族みんなの分の安全祈願の参拝をお願いした。
息子には二拝・二拍手・一拝だと教えているにもかかわらず、ミッション系の学校に行っているせいか開手が違っている。
大丈夫であろうか?

20151005b
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

娘は縁日のきらびやかな商品に大騒ぎである。
早く下ろせとごねている。
この娘はひょっとして祭り事好きか?ちょっと心配である。

20151005c
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

ここの神社は職場関係で御神酒代を払っているのであるが、自宅では別の町会系の神社に御神酒代を払っている。
それぞれに自宅用・職場用のお札を貰うのであるが、自宅と職場のお札はそれぞれ違う札を貼っている。
神様同士で喧嘩しないか不安である。

20151005d
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

まあ、心配事はこの辺にして持ち出したレンズネタを。

今日は「EF35mm/1.4L2」か「SP45mm/1.8VC」かで悩んだのであるが、結局後者にした。
やはり夕方以降なので手ぶれが付いている事を優先した。

20151005e
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

もう少しゆっくり撮影したかったのであるが、今日は残務が押しているので休日返上で職場に戻らねばならない。
カメラネタの記事も色々ネタが押し押しなのでまとめる時間も無く更新も綱渡りだ。
神頼みである。

2015年10月 4日 (日)

SP 45mm F1.8 Di VC USD(テスト撮影)

このタムロンSP45mm/1.8Di VC USDは明るさをF1.8まで押さえておきながら重量は驚きの500gオーバー、加えて接写能を高めて、且つ手ぶれ補正のVCを搭載した単焦点レンズだ。

このサイズで、この大きさ・明るさならばさぞかしキヤノンのニューレンズEF35mm/1.4L2に匹敵とまでは行かないまでも、それに準ずるスーパーレンズなのではないかと否応なしに期待は高まる。

20151004a

手に入れてから早数日。
何度か試写をしているとなんとなくレンズの性能がぼんやりと見えてくる。

発売前の期待値が高すぎたせいか、どうやら思っていたレンズとは異なる感じがする。
別に駄レンズという訳ではないが、コントロールになったのが発売の近かったEF35mm/1.4L2と言うのもギャップを生み出した原因になると思う。

20151004b

まあ、前置きはこの辺にしてそろそろ本題に。

Pon5

テスト撮影はいつもの被写体であるポン様。
被写体まで2m、ボディはNikon Df。
ISOは100に固定、WBはオート、Aモードで各絞り値にてレリーズを用いて撮影を行った。

【テスト撮影】

写真は撮って出しとトリミング。

1.8(開放)
20151004c1

まずは全体像から。
開放から色のり、コントラストはしっかり出るレンズだ。
ボケはまあまあ。
そしてシェーディングが結構目立つ。
解像感は若干眠い感じがする。

20151004d5

トリミングである。
中央部の解像感はかなり眠く、後方にはグリーンの収差が見られる。
隅角部は標準域のレンズらしく解像感はしっかりしているが、こちらにもかなりの収差が見られる。

・F2.8
20151004c2

約一段強絞った状態だ。
シェーディングはかなり改善し、解像感も少しアップしている。
色のりやコントラストは開放同様しっかりしている。

20151004d6

中央部の解像感は犬のすう壁や看板の木目などから改善が確認されるが、カリカリの画像を出すにはまだ弱い。
収差も若干残るのは隅角部でも同じである。

・F5.6
20151004c3

2段絞ると一気に解像度がアップする。
シェーディングはほぼ消失し、全体に抜けの良い画質になる。

20151004d7

中央部・隅角部トリミングでも解像感は十分である。
F4と比べてもF5.6の方が解像感は高いので、おそらくF5.6がピークと思われる。

・F11
20151004c4

ボケもあまり目立たなくなりパンフォーカス気味になる。
解像度も十分だ。

20151004d8

が、トリミングで見るとF5.6よりは解像感は低下している。
まあ例の如く回折などが原因であろう。

【サムネイル】

ここで各画像をまとめてサムネイルにしておく。
クリックで拡大となる。

・全体像
20151004i

・中央部トリミング
20151004j

・隅角部トリミング
20151004k

【最短距離撮影】

最短撮影距離の29cmで犬の右目にピントを合わせて各絞り値にて撮影を行った。
もう一枚は点光源のトリミング。

・F1.8(開放)
20151004f5_2

近接撮影でもコントラストや色のりの低下かは目立たない。
ボケはかなり大きくでる。
最上のボケというわけではないが接写で大きく出る分、意外と気にならない。

・F8
20151004f6

F8まで絞り込む。
F5.6位までは点光源はキレイな円形ボケになる。
この辺りから9角形の形が目立ち始める。

同心円状のアスフェリカル文様も目立ちにくい。
精度の高い研磨が使われているのが分かる。

【まとめ】

決して開放から解像度がバリバリに高いレンズというわけではない。
昔のレンズのように絞り込まないと解像感がアップしないが、現代的なレンズらしく開放からコントラストや色のりは十分にある。

20151004g
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD(開放F1.8)

開放は使えないのだろうか?と心配になるかも知れないが、芯は通っているようなので、ソフトレンズのような描写になるわけではない。
個人的には十分使えると感じる。
人物撮影やペット撮影に使うといい感じになる。

20151004h
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD(F5.0)

絞り込むと解像感がグッと改善する。
35mmなどの準広角と違って45mmでは絞り込むシチュエーションは多いとは言えないかも知れない。

個人的な感想を述べさせて貰うと人物描写に長けたレンズなのだと思う。
掲載は出来ないがスタッフらを撮影させて貰ったところ、かなりいい質感の写りを出してくれた。

Nikonのレンズにボケを重視したポートレイトレンズNIKKOR58mm/f1.4Gがあるが、表面描写や収差の出方が若干似ている感じがする。
タムロンがこのレンズを意識したかは分からないが、使うとそれとは似て非なるものだと分かる。
ボケがかなり違うのだ。

ただ58mmより寄れて、手ぶれ補正が付いて、58mmよりは汎用性の高い45mmの焦点域を持って、コスト的に(58mmより)安く・・・・、でもボケは58mmほどでもないが結構キレイで、ちょっと重いレンズと言うことになるのだろうか。

20151004l_2
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

子供撮りや大切な人の撮影、ペットを含めて汎用性の高いレンズだ。
このレンズはヤバい。
Nikonマウントだけでなくキヤノンマウントもちょっと欲しくなってきた。

しかし寄れる分、保護フィルターは必須かも知れない。
私もチェリーの鼻やツメに備えて高級保護フィルターを用意した。

SP 45mm F1.8 Di VC USD

スペック
テスト撮影
実写と感想

2015年10月 3日 (土)

SP 45mm F1.8 Di VC USD(スペック)

私は40mm辺りのレンズが大好きだ。

45mmというとFM3Aと同時発売されたAi Nikkor45mm/2.8Pを思い浮かべる。
超軽量なMFパンケーキレンズで、3回ほど購入を繰り返した。
最短撮影距離は45cm。もう少し寄れたらなあと何度思ったことか。

20151003h

そんな思いを実現してくれたのが今回発売になったTAMRON SP45mm/1.8Di VC USDである。
まあパンケーキというにはあまりにもかけ離れた姿であるが。

20151003b

サイズは直径80.4x89.2mm、重量は520gとポチャキャラのような出で立ちだ。
標準的なマグカップほどの大きさである。
鏡胴は金属製でツルリとした質感だ。

20151003c

レンズ構成は8群10枚。
ガラスモールド非球面が2枚に異常低分散レンズ1枚を含む。
MFT曲線もなかなか優秀だ。

20151003d

フィルター径は67mm、鏡胴直径に比べるとやや窄まった形状をしている。
絞り羽根は9枚円形絞り。

20151003e

手ぶれ補正(VC)はCIPA規格準拠で3.5段分を呈する。
ピントリングはゴムローレット。適度なフリクションが付いて回しやすい。
フォーカシングしても鏡胴が伸びないインナーフォーカスである。

20151003f

最短撮影距離は29cm、最大撮影倍率は0.29倍。
フルフレーム対応でありながら、マクロを除く標準域の明るい単焦点レンズでこれだけ寄れるものは私は知らない。

20151003g

フードは花弁状タイプ。
内部は植毛ではなく、段差を取り入れた多層すじ状のものだ。
できれば植毛タイプが良かった。

20151003i
Nikon Df+SP45mm/1.8Di VC USD

何枚か試写してみたところ、手ぶれ補正効果は実に絶大だ。
SP24-70mm/2.8VCでの手ぶれ効果に疑問があったが、このレンズとの相性はすこぶるよろしい。

難を言えばフォーカス速度だ。
す~っ・・・・ピッ!という感じであろうか。

まあ現状での合焦率は非常によろしいので、一応このAF速度も受け入れている。
後日、人物撮影で更なるAFチェックを確認してみたい。

SP 45mm F1.8 Di VC USD

スペック
テスト撮影
実写と感想

2015年10月 2日 (金)

SP 45mm F1.8 Di VC USD がやってきた

先日、天気が崩れる前にいつものカメラ屋さんへ行ってきた。

20151002a

白箱に入ってきた。
普段の灰色箱からイメージを刷新するようだ。
ブランドカラーのルミナスゴールドのラインが入っている。

20151002b

持つと単焦点45mmとしてはギョッとするサイズであるが、意外にも重量感はさほど感じない。
たとえばAi Nikkor45mm/2.8Pの大きさから比較すると冗談のようなサイズだが、一段以上明るい開放値F1.8、29センチまで寄れる近接撮影、レンズ内手ぶれ補正搭載と考えればまあ妥当であろう。

20151002c

Dfに付けるとややアンバランスだが、重量バランスは思ったほど悪くない。
ボディを含めてトータルで1.2kg。
好みの焦点域に近いレンズであるから、常用になる可能性が高い。

何気に楽しみなレンズである。

20151003a

ところで最近思うところがあり、使用しているフィルターをいいものに変えてみようかと考え中だ。
まあ、もう購入してしまっているんですけどね。
一枚がお高いので一ヶ月に1~2枚ペースで変えていこう。

2015年10月 1日 (木)

送別会から総蔑会

今日は仕事が終わった後に期間限定アルバイトの送別会を行った。
会場は普段行きつけのイタ飯屋さんである。

20151001a
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

と言うわけで、計画性のない私はアルコールをつい飲み過ぎてグダグダである。
今日から残業デーが始まるにもかかわらず、ひどい体裁の私はソファーで横になったまま眉間にしわを寄せながら指で目頭を押さえている。
横ではアルコールを控えていたスタッフらが真剣な面持ちでキーボードを叩き始めている。

・・・・ああ、この状況は耐えられない・・・・。
明日の休日、いつものカメラ屋さんから帰ってきたら速攻で一人残務をしますので、今日はこのまま帰らせてください。
お願いしますぅ・・・・

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