ネコレンズ
最近、各システムでのネコを撮影する単焦点レンズが決まってきている。
キヤノンのEFシステムではEF35mm/1.4L II USM、NikonのFシステムではタムロンのSP45mm/1.8VC USDだ。
そしてマイクロフォーサーズではLeica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.である。
写す質感とボケ具合は圧倒的にキヤノン35mmであろう。
素早いAFでほぼ迷いは生じない。
だが、重い。5D3と組み合わせると1.7kgをオーバーする。
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM
開放から高精細な画質でキレイなボケを堪能出来る。
近接可能なレンズであるが、35mmという準広角から寄りすぎるとレンズを舐められたり引っ掻かれるリスクを伴う。
高級フィルター必須である。
ペットを横にスキンシップをしながら自然な画角が得られるのが良い。
汎用性が高いのがタムロンの新型単焦点45mmである。
フルサイズ対応単焦点レンズでありながら、29cmまで接写が出来るために簡易マクロ的な使用法も可能である。
軽量なNikon Dfに重いSP45mm/1.8VCの組み合わせが泣かせる。
それでも上記キヤノンの2/3程度であるが。
とにかく寄って良し、離れて良しのオールマイティレンズ。
接写が可能なのでボケを大きく生み出すことが出来る。
欠点はAFが若干遅いので、動き回る被写体はちょっと苦手だ。
ペットを撮るときは是非ともボケが欲しいときがある。
センサーサイズの小さいマイクロフォーサーズに大きいボケを生み出すためには中望遠以上の明るいレンズが必要だ。
それがこのレンズ、Leica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.である。
Panasonic GH4+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2OIS.
35mm換算で85mmという中望遠であり、ボケの換算F値はF2.4相当になる。
ところがこのレンズは50cmまで寄ることが出来るので、最短距離で撮影するとマイクロでありながら背景を大きくぼかすこと出来る。
開放から使えるスーパーレンズ。
ボケも美しく、解像感も文句ない。
欠点は中望遠と言うことだ。
ネコは目が合うと寄ってくる。
カメラを向けると「ん?なんだ?」という顔をして近づいて来るのだ。
そうなるともうどうにもならない。
ネコレンズはやはり寄れることが大切だ。
時にはどアップを、時には自然な全身像を。
次はAF速度であろう。
見た者は死ぬと言われているフレーメン反応の表情などは、素早いフォーカシングが必須である。
となると一番実用的なのはEF35mm/1.4L II USMかな?
でも重いからなあ。
スーパーネコレンズはあるのであろうか。
私個人は最後のパナ-ライカレンズは一番雰囲気は好きです。
これはあくまでも趣味的な問題ですが、ワンコ写真を常としている
ものにとっては非常にためになる記事です。
タムロンさんの45mmもなかなか~なものです。今のところ、重さよ
り写りを優先しようと思いますが、長く使っているときっと、ちぇりた
さんの意見がひしひし~とわかってくるんだろうな~と思ったりして
います。。(笑) 産まれた子犬たちにはボケは必要ですよ~♪
投稿: SAKURA | 2015年10月22日 (木) 09時59分
スーパーネコレンズは、肉眼ですかね。
只、マクロが使えなくなったのが辛いです。
投稿: anko | 2015年10月22日 (木) 21時26分
SAKURAさん、こんばんは。
写り優先ならやっぱりフルフレームですね。
そして単焦点レンズと。
広角・標準・(中)望遠と3本あれば完璧ですね。
標準や望遠のどちらかを相当焦点域のマクロレンズにするなんてのもいいかもしれません。
利便性ならズームになりますが、やっぱり単焦点は欲しくなりますよ(笑)
私のフルフレームは軽いF4ズームの広角・標準・望遠の3本で固めて、単焦点は35mmのみ使っています。
マクロは標準ズーム付属の簡易マクロで十分になりました。
もう明るい大口径F2.8ズームは使わないと思います。
投稿: ちぇりた | 2015年10月23日 (金) 00時23分
ankoさん、こんばんは。
私のオリジナルスーパーネコレンズは収差が激しく、フォーカスの合わないフォギーなソフトレンズのような描写になってしまいましたのでもう駄目なのです。
ううぅ・・・・。
投稿: ちぇりた | 2015年10月23日 (金) 00時26分