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2015年10月 9日 (金)

巨羆

北海道で9月下旬に400kgの羆(ヒグマ)が捕殺されたという記事をみた。
恐ろしい大きさだ。

20151009a

記事にも記載されているが、羆と言えば三毛別のヒグマ事件だ。
ちょうどあれから100年経ったという。

20151009c

このヒグマ事件は子供の頃に見たテレビの再現フィルムで知ることになった。
当時は非常に震え上がり、今も強烈な記憶となって残っている。
まれに見られる獣害の凄惨な事件であることから、何冊も関連本を購入し読み漁った。

20151009bwikiより

この三毛別ヒグマ事件の害獣は340kgなので、今回9月に仕留めた羆の方がさらに大きいことになる。
確かに写真を見ても洒落にならない大きさだ。
まあ、上を見たら500kgの北海太郎という幻の羆がいたようであるが。

20151009d
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM

北越雪譜という江戸時代後期の地誌に斯様なことが書かれている。

年歴たる熊一疋を殺も、其山かならず荒る事あり、山家の人これを熊荒といふ

要は年旧りたる山の主が狩られると山が泣きわめく様に大荒れするということだ。

今回は巨羆を仕留めたが、羆風(或いは羆嵐)は吹かなかったようだ。
一週間後に10m/s弱の暴風がきたようだが、タイムラグがあるようだし、100年前の340kg羆で体感暴風が50mに迫る勢いだったと言うからまさかとは思うが、ひょっとしたらまだ其の山には真の主たる羆が・・・・。

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コメント

ちょうど昨晩は、職場の近くでタヌキ騒ぎがありました。
野生のタヌキがここの街中で発見、悪さをしたとの話でした。

熊もそうなんですが、この地球で住んでいるものはすべて共生という考え方が必要じゃないかな~なんて思っています。
たまたま、主権は人間があるだけで住む・生きる権利ってどんな動植物にもあると思います。
それでも400kgは驚きに値しますね~(笑)  最後のぬいぐるみの「くまちゃん」は好きですが。。

野生の動物にも生きていくための狩り行為やテリトリーといった本能的なものが強く残っていますので、人間社会への干渉との兼ね合いになりますよね~。

本州では付けませんが、北海道へ登山に行くときはさすがにクマ除け鈴はつけました。ツキノワとはサイズがちがいますからね。
学生登山部の羆遭遇事件とか読むと震え上がります。

三毛別ヒグマ事件強烈でした。
吉村氏の熊嵐私ももってて読んでます。
最初に女性を襲うと女性ばかり食害するという・・・。

北海道開拓時代の苦労を思います。
なんとかこれからも折り合いつけて共存してほしい。
ワンダーホーゲルのも恐い話でした。 
最後テントに戻った学生の気分になるとたまらなく
なります。

北海道で死んで打ち上げられた鯨を夜間に雄羆が食している写真の目を見たときに、ああ、彼らのテリトリーにはやはり入れないなあと痛感しました。

人間が山に持ち込む食事などの残飯や餌付けで味を占めれば、野生の彼らは人里に降りて来たり、近づいて来る可能性があります。
これは熊だけで無く他の動物にも言えることですが、人の手で育てられている動物に接する感覚で野生動物に接するべきではないでしょう。

彼らとの共存は、彼らの野生社会を理解することではないかと思っています。

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