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2015年11月 2日 (月)

Leica DG Summilux15mm/1.7と星景写真

このレンズは非常にコンパクト(57.5x36mm)で軽量(115g)だ。
それでいて写りには自信のLeica銘柄だ。

20151102a

換算でそこそこの30mmという広角域を持つレンズとなると、超コンパクトポタ赤であるナノトラッカーの星景写真にも是非使ってみたくなる。
まさに東京のような空が狭いところで使うには打って付けではないか。

20151102b

だが、このズミルクス、以前やったテスト撮影ではせっかくハイスピードなF1.7にも関わらずF4まで絞らないとシェーディングやコマフレアの影響が消えないレンズなのだ。

と言うわけで、実際に星を写して隅角部のチェックをしてみましょうというのが今回の趣旨である。

20151102c

今回も赤道儀は使わず単純にシャッターを切るだけとした。
シェーディングはボディで補正機能が働くので、基本的にはコマフレアだけをチェックしたい。

【テスト撮影】

20151102d
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Summilux15mm/1.7

これが今回のコントロールとなるF4の写真だ。
だが、いきなり失敗してしまった。
プロソフトンAのフィルターを付けっぱなしにしてしまっていたのだ。
若干、星像の芯は残っているのでそこから判断したい。
マーカーは左上にあるぎょしゃ座の一等星カペラにする。

【F4.0】

20151102e1

トリミング画像である。
F4では一応星像に問題は無い。

【F2.8】

20151102e2

一段絞ったF2.8の画像である。
あー、一応は問題なさそうだ。F2.8でも使えそうだ。
まあフィルターでマスクされている可能性はあるが。

【F2.0】

20151102e3

さすがにこのレベルになると若干星像が乱れてくる。
だが、全体像で見ればさほど気になるほどではない。

【F1.7(開放)】

20151102e4

開放のF1.7だ。
画像には思いっきり「F1.4」と記載されているが全く気にしないで頂きたい。
単なるミスである。

コマフレアの羽根がかなり目立ってきた。
それでも昔の広角レンズに比べるとかなり小さい。まあ換算30mmでもあるし。
Leica銘柄の付いたコンパクトレンズだとこの辺りが限界なのかも知れない。

【まとめ】

と言うわけで、プロソフトンAでマスクされている状態ならば約一段絞ったF2.8でも全然問題ないと個人的には思う。
この画角ならば自分は多分フィルター付けることの方が多いので結果的にオーライとしたい。

まあ一段絞り込むだけで使えることが分かって良かった。
撮影後に露出のヒストグラムをチェックするとき、一段少なければ待ち時間が半分で済むのがありがたい。

20151102f

星空AFと合わせて、都心用の15mmレンズとして活躍して頂きたい。

しかし・・・・、キヤノンのBRレンズの性能を知ってしまうと、どうも他のレンズに対する判断の閾値が微妙に上がることに気づいてしまうのがヤバい。
あのレンズだったら・・・・とつい考えてしまう。
BRレンズは目に毒だ。

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