FIAT 140 な日々4(振れ取りの巻)
前回の続きである。
購入したときから後輪ホイールの左リム(枠)がどうやら歪んでいるらしく、シャカシャカとブレーキパッドに擦れてうるさい状態が続いている。
今回はこの「振れ」を修正する作業である。
コレを修復するには何とスポークを捻るらしい。
ただ無闇に弄るのではなく、適切なスポークを選んでその基部にある四角いボルト(ニップル)を適正な方向にスポークレンチで回す事だという。
前回はスポークレンチがなかったのだが、今回は専用工具セットを購入したので安心だ。
どうやらセット内で一番小さい3.6mmのものが使えそうである。
問題のホイールは、空気入れのバルブの周囲だ。
左側のリム(枠)部分が膨らんでいると思われる。
同側の車軸から出ているスポークのニップルを締めるとリムは引っ張られて張り出してくるらしい。
となると標的となるスポークは、反対側の右車軸から出ている2本あたりということか。
このスポークのニップルをホイールレンチで締めれば、そして左車軸から出ている2本を緩めれば問題の部分のリムが引っ込んでくれることになるはずだ。
慎重に1/4程度ずつレンチを回しながらタイヤの動きを確認する。
あ、本当に直った。スゴい。
自分でやりながら感動してしまった。
本当は左右のリムに対応するスポークを細かく微調整するらしいのだが、超小口径の激安チャリだし、そこまで入れ込む気は全くないのでこの辺で適当に終わらせたい。
そんなことよりも、スポークにそのような調整機能があったことに驚かされた。
チャリはスゴいねえ。
8.964-0=8.964kg
今回も重量変化はなしである。
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まったく~です。。(笑) 友人に自転車好きがいるのでウンチクは聞いて
知っていましたが、なんでもその道って奥が深いですね。
私はオタクではないので、ある程度の知識って持ちたいと思います。
建築もそうですが、ここ数年の工具の進化はすごいものがあります。
道具が便利だと効率もいいし、時間の余裕ができて楽しみも増えますからね。
投稿: SAKURA | 2015年12月30日 (水) 11時27分
すみません。
このコメントに返事をまだ出していませんでした。
しかも年越してから気づいてしまいました。
この自転車道はかなり面白いですね。
いじることの好きな人や実際に走ることが好きな人など、かなり様々な人を受け入れるキャパシティーがあると思います。
驚いたのが売られている部品の精度で、以前は精度を出すにはかなり精通している人の技術力がウエイトを占めていたと思いますが、今は簡単な工具でそれなりの精度を初心者でも出せてしまうことです。
もちろん、高精度になれば今でも上級者でなければ無理でしょうが、その敷居に驚きました。
ただ、自転車は人が運転する道具ですから、初心者が触るにはやはり基本的な王道に沿って作業は行うべきでしょう。
車体に負荷のかかるエビデンスのない改造には触れないつもりです。
投稿: ちぇりた | 2016年1月 1日 (金) 00時32分