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2016年1月25日 (月)

FIAT 140 な日々15(チェーンラインの巻)

今日は冬らしい雲一つない快晴日だった。
こんな日は風が強い。
よく釣りに行っていた頃は、冬の快晴日にはガックリしたものだ。
釣り糸が風で流されるために海川共に釣りどころではないからだ。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

ようやくチェーンリングを交換したので、いよいよチェーンラインを出すことである。
さて、ここでチェーンラインとはなんぞやと言うことになる。

要はペダル側の大きなギアで流すチェーンと、後輪に付いている小さなギアで流すチェーンを直線状に一致させることだ。

20160125a

わかりやすく図で説明する。
上記のように自転車正中線に対してギアの位置がズレていると、ペダルを回してチェーンを流した場合、捻れが生じてエネルギーのロスだけでなく様々な箇所に負担がかかる。

20160125b

正中線に対してそれぞれの位置が一致していると、チェーンの流れが直線状になり負担の少ないスムースなエネルギー伝達が可能となる。
今回はこれの調整をやるのだ。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

この格安FIAT140は、元からこのチェーンラインが若干ずれている。
FIAT140の先達者たちは、皆この洗礼を受け、そして苦労しながら調整している。
私も例にならってやってみましょう

チェーンポジションがわかりにくいと思うので、まずは赤色のチェーンを使ってみよう。
チェーンには2種類あるようで、多段ギア用の幅が細いチェーンと、この自転車のようにギア一つ用の幅広チェーンだ。

20160125d
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

あー、確かに後ろギアのポジションに比べてかなり外側にチェーンリングがズレているようだ。
コレを内側(右)にシフトさせるのだ。

20160125e
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

だいたいズレ幅は・・・・、えっ?11.5mm?
驚きだ。これは予想以上である。先達者のレベルを超えている。
ヤバい。チェーンリング選択失敗か?

20160125f
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

まずはクランクから伸びている5本足の上部に付いていたチェーンリングを、足の下部に付け直してみよう。
コレで3mm稼ぐことが出来る。
残りは 11.5-3.0mm=8.5mm である。

20160125g
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

ブラケットシェルの上に白線を付けておいた。
この位置までチェーンリングを内側に追い込むのだ。
まだまだだなあ・・・・。

20160125h

こうなるとクランクとチェーンリングの間に8.5mm分のスペーサーを付けるしかない。
強度的な問題があるが、スピード競技をやるわけではないし、10~15km/h程でちんたらポタリングをやる予定なので大丈夫ではないだろうか。多分。

一応、チェーンリングボルトはナットと一体型の二重構造タイプを選ぶ。
芯のボルトをナットの外装で覆うタイプで強度的な不安を低下させる。

スペーサーもこのタイプに対応するのは3.5mmと0.5mmの二種類しかないため、これらを組み合わせて8.5mm幅を作った。
本当は数が少ない方が良かったのであるが・・・・。

20160125i
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

うん、白線の位置まで追い込むことが出来たようだ。
これでチェーンラインがズレていたら泣く。

20160125j
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

うん大丈夫だ。良かった~。
でも、スペーサーの長さが気になるなあ。
まあいいか・・・・。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

いよいよ、本物を導入である。
チェーンを付けるのは初めてなのでドキドキである。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

チェーンを大小のギアに噛ませて取り付け準備に入る。
結構チェーンは重いなあ・・・・。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

切るピンを決めて、チェーン切りで切断する。
最近、これが楽しくて仕方がない。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

接続ピンをはめ込んで固定する。
これでようやく走ることが出来るようになる。

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Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

さて、チェーンが繋がった。
チェーンラインもバッチリだ。

20160125p
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

クランクを回して確認する。
おー、素晴らしくよく回る。

20160125q
Canon EOS 5D MarkIII+EF24-70mm/4L IS USM

すぐさま試乗してみたが、実に尻が痛い。
この軽いサドルは尻が痛い。

慣れるまで我慢である。

チェーン:247g→274g
チェーンリングボルト:13g→54g

7.92+0.027+0.041=7.988kg

あら?
チェーンを丈夫なものに、そしてスペーサーに丈夫なボルトを組み込んだら70g近く重くなってしまった。
危ない。ギリギリである。

いくつか気になるところを改善しなくてはならないので、このままだと8kgに戻ってしまうのは必至だ。
ボルトをチタン製に変える手もあるが、投資の割に軽量化が微々たるものだ。

以前、ロードを軽量化するのは100g1万円だと聞いたことがあったが、何か本当のような気がしてきた。
場合によっては8kg越えに妥協せねばならないのだろうか。

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コメント

力学的に・・・・・分かりますが、これは大変な仕事です。
自転車の皆さんはこんなことまで考えているんだ、、、と、初めての発見でした。
サドル、やっぱり~(笑)  でも、ロードタイプの皆さんはこれがふつーですよね~~お尻、鍛えないといけないんですよ。。(笑)

写真、ちゃんと記事の内容にリンクをしています。考えて写真を撮影しているんですね。すばらしい。。(笑)

私も自転車がこういうことまで行うとは思っていませんでした。
すべて統一規格、はめ込むだけのユニット化だと考えていましたから。

まあ、ある意味オリジナリティを出せますので、これもアリかなと。

最近、自転車ネタばかりでしたから、そろそろカメラ記事も書かないと・・・・。
すでに自転車の書き置きネタが切れてしまったので、今日からまたネタに悩む日が続きそうです。

こんにちは
BBを103mmに交換しての状態ですから、交換したピストのクランクが
おかしいのですかね。
ロードはまだ解り易いですが、MTBは規格乱立でどうしようもないです。
ロード乗る人は永遠のサドル選びの旅が始まるそうですね。
わたしのお尻は鈍感なので適当に買ったもので大丈夫みたいですが。

>カメラ記事
KIPON マウントアダプター EF-MFT AFはVerがあがって
だいぶ良くなったという話もありますがどうでしょうか。
わたしはもうあまりキヤノンレンズは残ってないので
まだ購入を迷ってます。

EF-MFTのファームアップがきたのですか?
最近カメラから遠ざかっていたのですっかり浦島太郎状態です。
早速記事にしたいと思います。情報を教えていただきありがとうございます。

ミニベロなのにサドルに苦労しています。
やっといいものに出会えたので直にアップしたいと思います。

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