FIAT 140 な日々8(ブレーキの巻・前編)
先日、ブレーキレバーを変えたのだから、自ずとフロントとリアのブレーキも変えたくなってくる。
拘りをもってやっていると、こういった欲求が出てきてしまうのは人間の性というものであろう。
というわけで、今日はブレーキの交換である。
子供の頃にマイフェイバリットチャリのブレーキをいじくり回してどうにもならなくなって怒られた記憶は未だに強く深層心理に残っている。
このトラウマを克服するためにも、何が何でもこの作業は成就させねばならない。
ん?メインフレームに白い粉がついていると思って指でなぞったら傷だった。
先日のハンドル作業中に、オリジナルブレーキレバーをぞんざいに扱ったのが原因のようだ。
さい先が悪くて思いやられる。
後でシールでも貼って隠しておこう。
まあ、気を取り直して作業に入ろう。
まずは前後のブレーキワイヤーをワイヤーカッターで切断することから始まる。
リードパイプをガイドから外して、テンションが緩んだ状況でカットする。
普通のニッパーやペンチでは切れないので注意が必要である。
切断したらワイヤーをガードしているアウターから引き抜くだけだ。
珍しいので直にワイヤーをいじくり回していたら指がベタベタになった。
次にワイヤーが抜けてプラプラになったブレーキ本体を自転車から取り外す作業に入る。
正ねじなので六角レンチで普通に取り外せる。
後輪ブレーキは台座ごと抜けることがあるらしいので注意が必要だ。
各台座にはグリスがついているので、取りあえずきれいに脱脂しておく。
キムワイプがどんどんなくなる。
今度、自転車専用のものを購入しよう。
ブレーキの取り除かれた自転車は妙に美しい。
元からついているワイヤーの白いアウターを利用するか、ブレーキレバーに付属していた黒いアウターを使うか、はたまた別のカラーを使うか悩むところである。
グリップカラーの失敗をここで挽回した方がいいかもしれない。
変な色を選ぶとより虫っぽくなるのでよく考えよう。
ここは思い切ってパープルにしてみた。
これでインセクト系からは脱却できるはずだ。
ウインブルドンもこの組み合わせだし、大丈夫だよね?
このワイヤーアウターを剪定用はさみで切ろうとしたら刃こぼれした。
舐めてた。アウターヤバい。
元についていたケーブルチューブを再利用させてもらう。
エネモービル用にブラックを持っていたが、色が強すぎるので半透明のこちらを活用する。
フレームについているガイドにワイヤーアウターを通す。
うーん、どうだ?
色の組み合わせは大丈夫か?
桃屋の江戸むらさきっぽく感じなくはないが、取りあえずいってみましょう。
各台座に自転車用グリスを塗布して、フロント、リアそれぞれのブレーキを取り付けていく。
ねじロックを使用し、しっかりと固定する。
さて、そろそろワイヤーでも通そうかねと余裕をこきながら、何気なく触れたブレーキに突然戦慄を覚えた。
角のように伸びたアームの部分が十分に閉じないのだ。
これでは自転車を折りたたんだ時に、他部位へブレーキアームが干渉する可能性が非常に高い。
あー、これは失敗した。
元に戻さねばならないのか?
何か解決策はあるのか?
紙面が尽きたので以下次号。
フロントブレーキ:163g→188g
リアブレーキ;163g→188g
8.906+0.025+0.025=8.956kg
あー、思ったよりもブレーキシステムの重量があったようだ。
やはりブレーキは鬼門なのか。
でも、安全面でケチることはリスクがあるのでここは目をつむりましょう。
なかなか思うように減量できないなあ。
まるで自分のようだ。
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コメント
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Vブレーキには種類があるのですが、
http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-mtb-brake.html
現物を見ないとわからないのですが、元のより重くなってさらにアームが長いのであれば、もとからついていたのは、ショートアームの方だったかもしれませんね。
ブレーキレバーとセットなので別に安全性には問題ないのですが、大きくなってしまうという問題はありますね。。。
軽くするならばロード用が着くかもしれません。ただし、多分ロード用ならばロングアームじゃないと届かない気がします。。
ややこしいですね。
投稿: つっきー | 2016年1月12日 (火) 09時39分
ショートアームというものがあったのですか。
自転車道は色々奥が深いですね。
ちなみにブレーキの解決法は結構 力業で対処しました。(笑)
今日アップ予定ですが、もし適切でないやり方でしたらご指導いただけるとありがたいです。
投稿: ちぇりた | 2016年1月12日 (火) 10時39分