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ana

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2016年2月27日 (土)

M.ZD ED300mm/F4 IS PRO(スペック)

実はこの記事を書くのは2回目である。
最初に書いて完成させた記事はブログアップ直前に間違えて消してしまったのだ。

ブログのモチベーションを奈落の底にたたき落とすこの行為は全て自分の責任であるのだが、それでも気を取り直してもう一度チマチマとブログを書き始める己のその姿は、賽の河原でひたすらに石積みをする子供のその姿に被るような気がしたが、まあ似て非なるモノなので取りあえずは黙々と再度書き直す作業を続けたい。

20160227a

今日は先日購入したオリンパスの超望遠単焦点レンズであるM.ZD ED300mm/4IS PROである。
数あるレンズ群の中では非常に高額な・・・・という程度ではないが、マイクロフォーサーズレンズの中で見ると頭ひとつ抜けたレンズなのである。

20160227b

サイズはφ92.5x227mmと実にコンパクト。
重量も1270g(三脚座抜き)と手軽な手持ち撮影が可能なレベルだ。

35mm換算で言うと600mmF4、つまりはロクヨンと言われる超望遠レンズ群に値する。
600mmの焦点域を持ちながら、F4のシャッター速度が稼げるため非常に汎用性が高いレンズである。
ボケ換算で考えるとF8相当になるが、マイクロは元からボケ重視のシステムではないことから購入する人も納得済みであろう。

20160227c

レンズ構成は10群17枚。
スーパーEDレンズ3枚、HRレンズ3枚、E-HRレンズ1枚と特殊レンズの内訳が4割以上と贅沢な構成だ。

20160227d

フィルター径は77mm、絞り羽根は円形9枚。
前玉をのぞき込むと、吸い込まれるほどに透明度の高いレンズであることが分かる。
これはスゴい。

20160227e

鏡胴の作りは高級レンズらしく金属製でしっかりとしている。
太さも非常に手頃で、大きく持て余してしまうということはない。
防塵・防滴機能も有しているので、結露さえ気をつければどこにでも持ち出し可能だ。

ピントリングは絶妙な重さ・遊びがあり、フルタイムマニュアルフォーカス時の微妙なフォーカシングをしっかりアシストしてくれそうだ。

またピントリングを手前にスライドさせるとMFクラッチ機構が働き、マニュアルフォーカスに於いては上記で述べた実用性の高いピントリングでジャスピンを可能としてくれる。

20160227f

そして、このレンズにはオリンパス初となる交換レンズ内手ぶれ補正機構が組み込んである。
レンズ単体で4段分、シンクロ対応機種に合わせれば6段分の補正機能を得られる。

あいにく私のE-M1はVer3.0だったので、未だ6段分は未経験だ。
ファームアップ用のケーブルがどこにも見当たらないので、ひょっとしたら実体験を得られるまでもう少しかかるかもしれない。

20160227g

最短撮影距離は1.4m。
これは換算600mmレンズとしては驚くべき距離だ。

また最大撮影倍率は換算0.48倍。
ほぼハーフマクロに匹敵する。

センサーの小さいマイクロフォーサーズはボケに関しては苦手であるが、接写に強くなるというメリットは美味しい。
被写体に寄れれば背景のボケも大きくなりやすい。何気に二度美味しい。

20160227h

フードはEF400mm/5.6Lと同様に引き出して使う。
伸ばした状態でフードを時計回りに回せば5~6cmほど伸長した状態でロックされる。
内面は起毛タイプで、さすがにマイクロ高級レンズだなあと思わせる。

20160227i

三脚座は取り外し可能で200gほど。
シュー部はアルカスイス規格のクランプに素早く取り付けられるよう溝付きだ。
思ったよりがっちりしており、実用性は高いと思われる。

外した三脚座を固定するネジの頭を隠すデコレーションリングが付属している。
手持ち撮影メインの時に役立つだろう。

20160227j

このレンズを最大限に堪能するには、やはりシンクロ手ぶれ補正機構対応機種のファームアップが重要だ。
早めにケーブルを探さないとマズい。
どこに置いたっけなあ?

ようやく書き終わりました。ふう

M.ZD ED300mm/4IS PRO

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テスト撮影
実写と感想
840mmの世界

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コメント

おはようございます。
オリのケーブルはどうしようもないですね。
わたしも毎回探さないといけないです。

望遠は使わないので買わないとは思いますが、
誘惑には弱いので心配です。

三脚座もすごいですね~~  600mmは未体験です。
ここ数日の月がとても綺麗なんで、見てみたいですね。
あっ、これは要求ではありません。(笑)  あくまでも、興味本位です。
体調は大丈夫ですか~? 週末は暖かいみたいなんでお互い、外でいい写真を撮りたいですね。

OM4-tkさん、どうもです。

本当にオリンパスのケーブルは何なのでしょうかねえ。
7年ほど前に初めて購入したオリンパス製のタフネスコンデジに、SDでなく未だxD-Picture Card専用スロットが搭載されていたのには仰天しましたが、まあよく言えば該当品を購入したユーザーを大事にするメーカー、悪く言えばグローバルスタンダードに疎いメーカーと言うことなんでしょうかねえ。

ただ、このケーブルはコネクタが汎用USBでなく他に使い道のない完全に超マイナーなオリジナル端子なので、早急にメモリカード対応か汎用ケーブルに切り替えて欲しいところです。
ガラパゴス云々のレベルではないです。

SAKURAさん、こんばんは。

実は先日に月を撮影してみたのですが全部ピンぼけでした。
多分、準備中にピントリングをスライドさせて、MFクラッチ機構が入ってしまったのではないかと。
気づかずにバシバシ撮って、自宅で見たら全部使い物にならないものでした。

このレンズを試用するときにはチェック項目が一つ増えますねえ。

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