5軸シンクロ手ぶれ補正
先日行ったファームアップにより、それまで微妙だった効果の手振れ補正が、6段分の効果という噂の5軸シンクロ手ぶれ補正のポテンシャルを引き出せるようになったのか、早速300mm/F4IS PROを味わってみた。
実際に換算600mmともなると、コンデジ持ちのスタイルよりはファインダーを覗きこむDSLRスタイルでのスタイルが殆どである。
マイクロフォーサーズでは私はコンデジ持ちがメインであったが、さすがに超望遠ともなるとEVFを覗かないとどうにもならない。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED300mm/4IS PRO
ハーフマクロが可能な換算600mm望遠レンズなので、比較的接写に対しても今までのような超望遠のために被写体までの距離をあけるという事を気にしなくてよいのが画期的だ。
レンズのピッチとヨーの2軸補正だけでなく、本体のシフトブレを含む5軸が組み合わさるために接写も強力にサポートされる。
まあ、実際の超望遠シフトブレ効果の程はよく分からないが。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED300mm/4IS PRO
ファーム後の補正能は、今までのそれとはまるで異なっている。
ファインダーが張り付くという表現は決してオーバーではない。
6段分の効果は確かにあるとみていいだろう。
このレンズは昆虫などの被写体に威力を発揮しそうだ。
今のシーズンはまだ出てこないので、別の被写体で確認してみたい。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED300mm/4IS PRO
鳥である。
まあ、一般的な雀をチョイスした。
しかし警戒心が強いせいかなかなか近くまで寄ることが出来ない。
なので1.4倍テレコンを装着してみよう。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED300mm/4IS PRO+MC-14
換算840mmになる。
600mmよりは補正効果は若干落ちるが全然問題ないレベルだ。
先日と同様、ヒヨドリで確認してみた。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED300mm/4IS PRO+MC-14
シジュウカラもいるので撮影してみる。
コイツは素早い。追うのが大変だ。
800mmオーバーでもさほどAF速度に変化は感じない。
ただ、やはり5軸シンクロでも600mm→840mmともなると効果は若干落ちるようだ。
シジュウカラを追いかけ回していたせいか、等倍レベルでは僅かなブレが見られる。
二線ボケが出やすい状況だが、多少その傾向は見られる。
が、見られはするが、エンハンスドされた感じでは無いので雰囲気は悪くない。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED300mm/4IS PRO+MC-14
メジロも見つけた。
最も素早い被写体だ。
贅沢かも知れないが、AF速度がもう少し速いと完璧だったかも知れない。
まあ、フォーカスリミットを使えば問題ないのであるが。
軽量・コンパクトなため、十分な手持ち撮影が可能であり、強力な手振れ補正機構をもつ超望遠レンズ。
このレンズのポテンシャルを引き出すには、5軸シンクロに対応したカメラ機種と一緒に使うのがベストであるが、レンズ内のみの補正になるがパナカメラでも存分にこのレンズの魅力を楽しむことは出来る。
Olympus OM-D(E-M1)+M.ZD ED300mm/4IS PRO+MC-14
近くでスズメが喧嘩を始めた。
鳥同士の取っ組み合いはなかなかシビアなものを感じる。
鳥の世界も人間の世界も大変だ。
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