FIAT 140 な日々24(クイック化は可能か?の巻)
チャリンコで一番多いトラブルはパンクではないだろうか。
普通は自転車屋さんに持って行って修理をお願いするのだが、輪行先などでパンクが起きるとホイールを外してチューブを取り出し自分で修繕する必要がある。
その自転車からホイールを取り外す事を、実に簡単に且つ素早く可能としたのが「クイックリリース」というシステムだ。
フォークの先に付いたレバーをクルクル回すことで、工具を使わずに簡単にホイールの取り外し取り付けができる。
クイックリリースはスポーツタイプの自転車に付いている事が多い。
その実に便利なクイックリリース化を私の折りたたみチャリであるFIAT 140に取り付けることは可能なのであろうか。
前回、交換したホイールには盗難防止にも優れたM6ボルトによる固定法が取られているが、一度クイック化はやってみたかったので一時的でも試してみようと思う。
クイック化で重要なのは、車軸のシャフトが中空であると言うことだ。
普通はゾリッドなシャフトなので、穴がないとどうにもならない。
前回交換した完組ホイールのシャフトは中空シャフトなのでクイック化可能なのだ。
それにもう一つ重要なことがある。
シャフトをフォークに固定する幅(OLD)が大切らしい。
規格に合わせた製品でないと取り付けは不可能だ。
FIAT 140は特殊な幅なので、一般的な汎用製品は使えない。
クイックリリースの本体(スキュアー)はFIAT 140専用のものを選んでみた。
さて、ここで問題になるのがスキュアーを固定するフォーク先端部の形状だ。
クイックリリース専用のモノとはまるで違う。
後輪などはホイールが抜け落ちるのではないかと不安にさせるような向きと形である。
ホイールの固定力を考えると後輪は諦めた方が良さそうだ。
後輪は諦めるとして、せっかく専用チタン製スキュワーを購入したので前輪だけでもやってみましょうか。
この場合、ステンレス製のナス型をしたハブワッシャを付けたまま取り付けないとヤバそうだ。
本来はハブワッシャをフォークの内側に付けると固定がしっかり行くのであるが、一時的なモノなのでフォークの変形を防ぐために普通に外側に付けることにした。
因みに、元から付いていた「ナット2つとボルト2本」を「専用チタン製スキュアー」に切り替えた場合の重量は、24gから19gと5gの軽量化に成功している。
まあ、工具なしのレバーによる簡単な取り外し可能なホイールというモノは、当然第三者にも簡単に外しやすいわけで、その結果盗難のリスクが非常に高くなる。
5gにケチってリスクが上がるのは割に合わない。
手軽にM6ボルト固定に戻せるため、しばらくは軽量化の為だけに付けておこうと思う。
気分的に納得出来たら元に戻すつもりである。
実はこの写真を撮影した直後に、リリースレバーを車体の左側に付けた場合では収納時に折りたたんだハンドルステムと干渉することが分かったので、慌てて逆の右側に付け直した事を記載しておく。
前輪ボルト:24g→19g
7.49-0.005=7.485kg
セコいのであるが、一時的に5g減らしておきましょう。
まだ、何か減らすことは出来ないであろうか。
携帯性を考えるとこのシューの役割は大きいと思います。
昔、北海道への連絡船の中で、タイヤと本体を別々にして運んでいたヒト
たちがいたのを思い出します。昔から自転車熱があったんですね。
週末のテレビで台湾の自転車熱を紹介する番組がありました。
観ていて~すごいいいなぁ~と思いました。車社会の日本では目からウロコ状態でした。
投稿: SAKURA | 2016年3月30日 (水) 09時11分
台湾は国を挙げての自転車大国みたいですね。
私もそちらからいくつかパーツを輸入しました。
クイックリリースは非常に便利なのですが、やはり盗難が心配ですね。
私のチャリは小径車で14インチという需要は決して高い方ではないホイールですからさほど心配はしていませんが油断は禁物ですからねえ。
今度購入しようと選択中のスポーツチャリもクイックがほとんどついているようですので、鍵は複数必要になるみたいです。
投稿: ちぇりた | 2016年3月30日 (水) 11時44分