無料ブログはココログ

ana

  • ana

« 究極のアンチモスキート グッズ | トップページ | 雨音 »

2016年5月30日 (月)

蚊に対する空間シールド ストロンテック

何気なく見つけたモノだった。

20160530c

実家の庭は写真を撮ったり様々な作業をしたりする場所として打って付けだ。
だが、蚊が多いのが最大の欠点だ。

20160530d

今までは絶対数を減らす目的で蚊の捕獲・捕殺に努めていたが、エンドレスな作業に結構うんざりしていた。
庭には鯉がいるので、蚊を一網打尽に出来るような殺虫剤の広範囲散布は父から堅く禁止されているのだ。

20160530e

そんな閉塞感で満たされた環境に一筋の光明とも言えるべき製品を見つけた。
ストロンテックという、ミスト状にした薬剤を定間隔で噴霧し続けて、空間的に蚊の侵入を遮断するというモノだ。

20160530f

気になるのは適応害虫が「ユスリカ」であると言うことだ。
ユスリカは吸血する蚊ではない。その辺の水滴をチューチュー吸う無害の蚊である。

だが、商品レビューを見ると、ユスリカだけでなく吸血を行うヤブ蚊系にも効果があるという。
これは是非とも試してみたい。

20160530g

ブツはイメージしていたモノよりもずっと小さい。
全高は10cm強、重量は175gほど。
小さな鉢というか、小型の七輪をひっくり返したような独特の形状を持つ。

20160530h

単3乾電池との比較である。
もちろん、踏み台になんかにしたら一発でお釈迦となる。

20160530i

起動は単3電池を2本。
2本で60時間の稼働が可能だが、オートOFF機能によって連続5時間までの連用が出来る。

20160530j

これがメインであるカートリッジだ。
第三石油類、危険等級Ⅲ、火気厳禁となっている。
ストロンテックの横で花火をしない方がいいだろう。
60mlで30時間の使用が可能となっている。

20160530k

設定は非常に簡単。
両側面に付いているボタンを同時に押すことでストロンテックのふたを外せる。

20160530l

電池を入れて、カートリッジのキャップを外してセットし、後はふたを被せるだけ。
電池とカートリッジがそろってさえいれば、ものの10秒ほどで準備は完了する。

20160530m

後は側面のスライドスイッチをON方向へ入れれば起動する。
カートリッジは液剤なので平らなところで設置するといいだろう。

20160530n

プシューッとミスト状の液剤が噴霧される。
30秒おきに排出されることで、蚊に対する空間シールドが形成されると言うが・・・・。

20160530b

本当に上手くいくのであろうか。
一応効果はストロンテックを中心に半径3.6mほどだという。
確かに無風状態ならばそれもあり得るであろう。
だが、ここは絶えず大気の流れが感じられる地上なのだ。

20160530o

というわけで、早速ヤブ蚊の温床であるいつものエリアに行ってみた。
まだ季節的にピークではないがそれなりに数のいるところだ。
無風ではないが、時折周囲の草が揺れる程度だ。

20160530p

早速飛んできた。
一匹仕留めるが、既に数匹身体の周辺を飛び回っている。
電撃ラケットを持ち出したい衝動に駆られるが、ここはグッと我慢である。

20160530q

地面に設置して早速電源ONである。
果たして効果の程は・・・・

20160530r

スゴい。

本当に蚊がいなくなった

が、たまに現れるが、暫くするとまたいなくなる。
実際に効果を実感できるまでは5分ほどかかる。

20160530s

因みにチャリンコをそばに置いて、エンドバーの取り付けを行ってみた。
時間的に20分ほど。
全く蚊に刺されなかった。

個人的には結構評価したいと思う。
だが、人数が増えたりストラクチャーといった障害物があるとミストの拡散は十分に行われない可能性がある。
また、カートリッジが一つ\1,000以上することからコスパは若干悪いと考えられる。

コレを片手に写真撮影も可能であるが、効果を出すまで置きっ放しにしておく必要があるし、移動しながらシャッターチャンスを狙う偶発モノには適さない。

ヤブ蚊の侵入を完全にブロックするものではないが、屋外で行うチャリの整備や、夏の天体撮影などにはかなりの効果を期待できそうだ。
本番にどこまで効果が出せるか、またシーズン中に試してみたい。

現時点ではストロンテックを優・良・可で判定するなら、限りなく「優」に近い「良」としたい。
コスパの問題があるが、それ以上に行動を起こすことなく蚊の侵入をある程度防いでくれることに価値を見いだしたい。

« 究極のアンチモスキート グッズ | トップページ | 雨音 »

コメント

ふふふ~このシリーズ、面白いですね。
ちぇりたさんはO型でしょうか~うちの妻もO型でよく刺されてると
本人が申しています。私が1個刺される時に10箇所以上刺されて
いたことがあります。
夏にむかってこれは有効手段かもしれませんね。
私たちは写真、お子さんたちは庭遊びの範囲が広がりますね。
一番は、花火のときがいいですね。(笑)

その通り、私はO型です。

O型の血液って何も余計なものが入っていないので美味しいんですかねえ。
まあ実際にO型の「オー」は0「ゼロ」をもじったものですから。

おかげさまで実家で30年近く鍛えられたせいか滅多に刺されることはなくなりましたが、たまーに刺されます。
嫁さんや子供たちが実家に来ると鬼のように刺されまくっていますね。
嫁さんから「あなたの実家では蚊に刺される方が悪いという風潮があるが、それはおかしい」と言われたことがあります。

言われてみると確かに我が家では子供時代から蚊に刺されると「隙があるから刺されるのだ」と身内から言われていました。
育った環境でかなり蚊に対する捉え方が異なるので、非常におもしろいです。

おっしゃる通りに問題はランニングコストですね。

汗かき体質には嫌なシーズンです。
初夏からカワセミ撮影のオフシーズンになる理由の一つが蚊(類似の虫)です。

以前、湖畔を撮影しながら歩いていたら、「奴ら」が纏わりついてきたので、顔の周りを手で払っていました。
数百メートル歩いた後、もう居ないだろうと手を止め耳を澄ましても「奴ら」の音がしないので、大丈夫だなと。。。
止めれば良かったのですが、確認の為に振り返ったら、沢山の黒い点「奴ら」が自分の後ろに列をなしていました。
頭の中にヒッチコックの鳥の音楽が。。。

それは災難でしたねえ。
ゆっくり歩行だとあやつら付いてきますからねえ。

私も森林限界以下で登山をしていると、よくブヨとかスズメバチにしつこく追いかけられたことがあります。
早歩きくらいでは振り切れないのでダッシュで逃げますが、余計な体力を使わせるので本当に困ります。

こんにちは。
僕はこの蚊取り器、キャンプ、BBQに使っています。
確かに使ってる時は刺されなかったですね。
やっぱりよく効いてると思います。

ボトルが、普通のドラッグストアでは売ってなくて、ネット通販でしか買えないのがちょっとネックなんですよね。

僕はキンチョーリキッドの中身を、百均注射器で吸い取って、これのボトルに注入して再利用なんかしてたりします。

僕さん、こんにちは。

なるほど、そういう使い方がありますか。
いいことを教えて頂きありがとうございます。

このストロンテックいいですよね。
私も外で自転車のメンテをするときは必須のアイテムになっています。
今度、実家で手軽なBBQを考えていますので、是非活用させてみたいと思います。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 蚊に対する空間シールド ストロンテック:

« 究極のアンチモスキート グッズ | トップページ | 雨音 »