TOAST PRO バージョンアップサービス
今から4年ほど前にトーストテクノロジー社さんから、TOAST PROというポータブル赤道儀(ポタ赤)を購入した。
ここ数日、惑星撮影に活躍しているアレである。
当時はレンズにフルフレーム対応のEFレンズを使用していたので、ポタ赤にもそれ相応の耐荷重を考えていた。
月や太陽の撮影に使用する超望遠レンズにも耐えられるコンパクトなものを探していたのだ。
今はTOAST PROもTP-2という後継機が登場し、PROには搭載されていない「太陽撮影モード」「月撮影モード」やその他いくつかの撮影モードが追加された。
一瞬、購入も考えたが頻繁に使うモノでもないし、持ち出しにはよりコンパクトなポタ赤であるナノトラッカー(ナノトラ)があるためTP-2はスルーしていたのだ。
しかし、ナノトラには月撮影や太陽撮影など充実した撮影モードが設定されている。
つまりは耐荷重の低い脆弱なナノトラッカーの方が、丈夫で精度の高いTOAST Proより多機能面では勝っているという逆転現象が生じていた。
ところが、先日よりTOAST PROの正規ユーザーに、電装系をTP-2同等の機能を持った回路に換装するサービスが始まった。
メインとなるギアユニットはそのままのようであるが、なんと言ってもTP-2同様の撮影モードが搭載され、しかもエネループや大容量リチウムイオンバッテリーによる駆動が可能となった。
今回注目しているのはバッテリー駆動が拡張されたことだ。
今までは調子の微妙に悪い単3電池ボックスか、キヤノンの5D3兼用のLP-E6対応バッテリープレートで対応していたが、汎用大容量リチウムイオンバッテリーが使えるという点が大きい。
Canon EOS 5D MarkIII+EF35mm/1.4L II USM
通常のUSBコネクタを有する大容量リチウムイオンバッテリーが使えるならば、規格は5V・500mAと考えられるので、時間当たりのワット数は2.5Whであろうか。
するとマイフェイバリットチャリのエネモービルの動力部、エネボトル(5V・3Ah)をバッテリーとして使用するのであれば冬以外なら一晩持つ可能性がある。
まだバージョンアップ品の現物がないのでなんとも言えないが、これは更新しようと考えている。
因みにTP-2相当への換装お値段\22,000。改良期間は一ヶ月程度。
うーむ、微妙だがTP-2(税込み\91,800)本体を購入するよりは全然マシか。
前向きに考案したい。
3枚目のバージョンアップ品の写真でDC-INPUTが6V~のままになっているのがちょっと気になるが。
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いろんな趣味がありますが、カメラだけでなくこれもすごくお金がかかるんですね。まぁ~趣味ってそんなものか~なんて。
天体には興味がありますが、現実はきびしいものがありますね。(笑)
しばらくはちぇりたさんのレポートで満足しようと思っています。
投稿: SAKURA | 2016年5月21日 (土) 21時25分
天文趣味のコストはスゴいみたいですね。
入れ込むと一財産かかるとか。
中には自宅に観測ドームまで作る人がいますからねえ。
私も使っていますが、ナノトラッカーは2万円を切る赤道儀なのでおすすめですよ。
自分の手で撮れた天体写真は、ヘッポコでもとても愛着が湧きます。
投稿: ちぇりた | 2016年5月21日 (土) 23時06分