E-M1 MarkII の4K動画切り出し
今までパナの独擅場だったマイクロフォーサーズ機の4K動画機能が、とうとうオリンパスのフラッグシップ機E-M1 MarkIIにも搭載された。
E-M1 MarkIIにはAF/AE追従で秒間18枚、AF/AE固定で秒間60枚という驚愕の連写性能を持っているが、ちょっとした子供のワンシーンを取るのに毎回大量のRAW写真ファイルが作られるのも何なので、jpegではあるが4K動画からの切り出しの方がHDDにも優しく動画も残せるので個人的には好みかな?
でも、RAWはやっぱり魅力ではある。
まあ、細かいことは置いておこう。
早速4K動画の撮影する。
被写体はいつもの犬の置物である。
被写体までの距離は2m、レンズはM.ZD 12-40mm/2.8PRO、F値はF4に固定、ISO200、WBはオートに設定した。
Olympus E-M1 MarkII+M.ZD ED12-40mm/2.8PRO
まずは焦点距離を25mm(換算50mm)でスチル撮影した。
20Mのセンサーだからクロップ率は高いかな?
次はいよいよ4K動画撮影である。
あれ?水平画角はそのままのようだ。
これはズームの焦点距離をそのままに4K動画から切り出したjpegである。
画像は3840x2160ピクセルなので、センサー全面を使用した800万画素4K動画なのであろうか。
今回の撮影設定は動画用手振れ補正機構の電子補正をoffにしている。
ボディ内の5軸補正を併用しても同画角だが、三脚使用なので双方offとした。
見たところE-M1 MarkIIには4Kフォトの機能は見つからなかったので、取り敢えず4k動画からの単純切り出しである。
試しにE-M1 MarkIIの電子補正をOnにすると若干クロップがかかる。
それでも今まで所持してきた4K動画撮影機に比べると非常に小さい。
画角を若干犠牲にすればボディ内5軸だけでなく、電子補正も併用する強力な補正能を得ることが出来る。
因みにコレは同画角GX8の4Kフォトである。
クロップ率はかなりあり、レンズの画角も考慮して撮影せねばならない。
こうして考えると、E-M1 MarkIIの4K動画はアスペクト比さえ考えなければ相当使える。
Panasonic DMC-GX8+Leica DG Nocticron42.5mm/1.2ASPH.OIS.
E-M1 MarkIIはピクセル抜き出しの4K動画と思い込んでいたが、横ピクセルをフルで活用する水平画角がそのまま使える4Kだったのだ。
3月に発売予定になっている殆どクロップ率のない6Kフォトを搭載しているGH5もひょっとしたら4:3アスペクト比もクロップなしかも知れない。
これからの4K動画機は、センサー画素数を気にしなくてもそのままレンズ画角を使える機種が増えていくのであろう。
4Kは800万画素相当、6Kは1800万画素相当と単純にレンズ画角を考えずにアスペクト比のみを考慮して撮影出来るのだ。
画像を処理するエンジンは相当なものなのだろう。
妙にコストが高いのも頷ける。
とうとう~って、どうしても肩並べの意識ってあるんでしょうね。
4Kの未来はわかりませんが~連射能力はすごいですね。
土曜日、天気がよくって久しぶりにドックランに出かけました。秘蔵?の一眼で連射を試みましたが、AFのミートが悪くてがっかり~~
やっぱり早く走るものは、フルサイズとの相性が悪い、、、と諦めています。それに替わるものは、Aps-cかな~と思っていましたが、これは良さそうですね。せっかく500枚から撮影するんだったら~検討してもいいかな~って。 でも、20万でしたよね。(笑)
投稿: SAKURA | 2017年1月30日 (月) 16時50分
フルフレームセンサーでしたらボディも動体追従に特化したAFシステムが搭載されていないと動物の動きモノはきびしそうですねえ。
NikonでしたらD5辺りではないかと・・・・。
APS-CでしたらD500が評判も良くてリーズナブルでしょうねえ。
E-M1 M2はAE/AF追従で18枚/秒というのが凄まじいです。
しかも被写界深度がありますのでそうは簡単に外しません。
私もスズメを撮影しましたが、結構驚くべき追従性能ですよ。
外さないわけではありませんが、これは7DなどのDSLRでもありましたからかなり実用性は高いと言わざるを得ないと思います。
でも実際にはご自身で確認されることをお勧めします。
手に持たれたら、多分欲しくなりますよ。笑
投稿: ちぇりた | 2017年1月30日 (月) 21時53分