E-M1 MarkII の高感度
ようやく愛用しているRAW現像ソフトであるSILKYPIX Pro7もE-M1 MarkIIに対応してくれたので高感度のテストを施行してみた。
E-M1 MarkIIは前モデルから3年ぶりに登場した。
追従性能をさらに昇華させ、4K動画にも対応させてきたオリンパスのフラッグシップ機である。
今回はこのMarkIIの高感度テストについて行ってみた。
被写体はいつものポン様である。
カメラまでの距離は2mに設定。
レンズはM.ZD ED25mm/1.2PROをチョイス、F5.6に固定してホワイトバランスはオート、各ISO値でレリーズ撮影を行った。
Olympus E-M1 MarkII+M.ZD ED25mm/1.2PRO
今回は高感度テストなので、被写体の中央部のみをトリミングした写真のみをアップしていきたい。
【高感度テスト】
今回はコントロールとなる感度をISO200として比較していく。
左半分がISO200(CTR)、右半分が比較対象感度である。
実は今回の高感度テストはちょっと失敗している。
コントロールとなるISO200/F5.6の撮影写真がぶれているのだ。
なので不本意ではあるが、同時刻に撮影したISO200/F1.2の撮影データをコントロールとする。
解像感とボケ具合が異なるので、取り敢えず看板の木目調で比較したい。
殆ど変化はないようなのでスルーしたい。
若干、木目の解像感が若干低下している。
犬の毛並み模様も同様だ。
ただ、等倍にしないと分からないレベルである。
ノイズは一応まだフリーとみる。
木目調・犬の毛並み模様もISO800に比べさらに低下している。
境界部が僅かに不明瞭に。
ノイズも若干僅かに出現。
結構のっぺり感が表れた。
木目・毛並み感は低下しているが、まだ等倍にしなければ辛うじて耐えられるレベルだ。
さらに解像感は低下。
ここまで来ると撮って出しでも微妙に分かる。
カラーノイズが僅かに出てきた。
木目調・毛並み感もベッタリである。
境界部も毛羽立った感が強く出ている。
カラーノイズも目立ってきた。
・ISO25600
ここまで来ると非常用である。
偽色が目立つので実用性は低いが取り敢えず記録出来たらというレベルである。
ISO64はどうだろう。
ダイナミックレンジが多少狭くなったりするらしいが、一応目立った問題はなさそうだ。
ISO25600の後で見ると際だってキレイに見えるので
一応、トリミングのサムネイルを作っておいた。
参考に。
トリミングがあったら全体像のサムネイルも欲しくなる。
参考程度に。
【まとめ】
ちょっとテスト比較のコントロールが微妙なので正確な判断がしにくいのであるが、大まかな感じで結果を言うとマイクロフォーサーズ機として際だった高感度性能を持っているわけではない様だ。
(まさかとは思うが、手振れ補正機構は切っていたと信じたい)
Olympus E-M1 MarkII+M.ZD ED40-150mm/2.8PRO
画像処理はオリンパスらしい感じである。
正直パナソニックのDMC-GX8の方が個人的にはいいのではないかと思われた。
新型なのに何でだろう。
センサーに側面位相差が付いているためであろうか。
Olympus E-M1 MarkII+M.ZD ED12-100mm/4 IS PRO
ただ、強力なボディ内手振れ補正や50M相当のハイレゾショットモードを有しているためマイクロボディとしては現行機として最強であることに間違いはないであろう。
また追従能もミラーレスとしては強力と言われているため、その辺りも後日検証してみたい。
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