DMC-GF7を買ってみた
既にGF9が発売になったこの状況で、先代モデルであるGF7を購入してみた。
コチラには4Kセルフィーなどという気の利いた4K機能など全くない。
自撮りも一発勝負という、この色合いからは考えられぬ男らしいミラーレスだ。
マウントはマイクロフォーサーズ規格、パナソニックの現モデルでGF9と並ぶ最小サイズである。
発売から2年ほど経過したことで価格もかなりこなれてきた。
ボディ本体は236gと実に軽量。
センサーはフォーサーズサイズの1600万画素LiveMOS型。
既にE-M1 MarkIIやDC-GH5を所持しているために、4K機能やEVFはいらない。
とにかく余計なものを省いた小型軽量のマイクロフォーサーズボディが欲しかったのだ。
軍艦部である。
本当に余計なものがない。(笑)
iAボタンすら省いてダイヤルに組み込んでもらっても構わなかったのだが、意外にも重宝しているのでコレで良かったと思っている。
エントリーモデルなので質感はそれなりに。
シャッターボタン基部にある電源レバーが実に使いやすい。
ダイヤルボタンの固さに高級感は認められないが、勝手に回ってモードが切り替わる様なことはないため機能的には大丈夫だ。
シャッターフィーリングも及第点である。
左にはファンクションボタンが付いている。
個人的にはISOに割り当てたが、これは自撮り時にシャッターボタンになる優れものだ。
今までは自撮り時はシャッターボタンが左にくるので左手で操作するのだが、これは右手でシャッタを押せるため使い勝手が非常にヨロシイ。
ただ「シャッター押し→即撮影」ではなく、液晶に3、2、1・・・とカウントダウンが表示されて「0」で撮影になるのだ。
このカウントモードは変えられない。
まだ数字を理解しない子供との自撮りでは逆にシャッターチャンスを逃す可能性もある。
しかし娘はこの機能のおかげで数字を理解してくれたので、ある意味パナさんには感謝している。
軍艦部中央にはペンタプリズム部のような扁平な隆起が見られる。
ここにストロボが隠されている。
TTL調光に対応したGN5.6相当(ISO200・m)のミニストロボだ。
自己完結型のボディを求めていたので、小さくてもストロボがあると嬉しい。
光量不足だが指でストロボを上に向けながら撮影するとバウンズも出来そうだ。(笑)
iAボタンの直ぐ下にあるレバーをスライドさせてストロボをオープンさせる完全手動型なので、暗いと自動的に開くタイプなどではない。
プラスチッキーなレバーがやや貧弱なのが心配だ。
背面液晶は3.0型の104万ドットだ。
精細感は微妙だが、タッチパネルに対応しているのでストレスなく使える。
ヘッドにあたるストロボ収納部の後部にヒンジがあり、液晶が180°チルト可能だ。
180°開くと自撮り撮影も出来る様になる。
ただ、このまま液晶を見つめて自撮り撮影すると視線が微妙に上目遣いになってしまう。
なので液晶カウントダウンの最中に、娘には空いた自分の左手で「ハイ、それじゃあここを見てちょうだい」とレンズを指さしている。
背面部ボタンはパナらしい配置だ。
細かい操作はタッチパネルのファンクションキーに当てている。
メーカーお着せのユーザーインターフェースを活用しながら、オリジナリティーある拘りのボタン配置がおすすめだ。
このボディはスタンドアローン型の完結ボディを求めていたので動画も撮影している。
1920×1080のFHD/60pによる撮影が可能だ。
さすがに精細感は4Kに比べると厳しいが、結構キレイに記録出来ることと動画ファイルサイズが小さいことが嬉しい。
側面端子はHDMI端子とUSB2.0(ハイスピードマルチ)のインターフェースを持つ。
リモート端子がないのが残念だ。
まあ、テスト撮影ではタイマーを使えば良いか。
底面部である。
エントリー機でありながら三脚穴はレンズの光軸状に配置。
バッテリーカバーには電源カプラも使用出来るようカバーが付いている。
スライドさせて使う。強く引っ張りすぎると切れそうなので注意が必要だ。
ちょっと固いバッテリカーバーを開くと、バッテリーとSDカードホルダーがある。
バッテリー一つでスチル撮影ならば230枚程度。
もう一つバッテリーが欲しくなるところだが、これはあくまで散歩用。
男らしく一本でやっていきたい。
GF7にはショルダーストラップが取り付けられる様に三角環が左右に付属している。
ただ、個人的にはこのカメラは布で包んで鞄に放り込みつつ使いたいと思っているため、ハンドストラップを片方に取り付けた。
因みにレンズの絞り変更は背面ダイヤルの「露出マーク」を二回押す。
それで絞りの変更がダイヤル操作で可能になるのだが、私は絞りリングの付いたLeica DG Summilux15mm/1.7を常用レンズとして使用している。
このレンズならば直感的に絞り値の変更が可能になる。
意外にも購入したところ最も使用頻度の高いカメラになってしまった。ドピンクだが。
連休中は本格的な遠出をすることなく、ちょっとした外出ばかりだったためこのカメラの恩恵にあやかることが出来たようだ。
コンパクトなマイクロフォーサーズだからこそ、つい機能や高画質を追求するあまり各社フラッグシップを購入して大型化の道を進んでしまったが、マイクロフォーサーズの本来あるべき長所をたまに再確認するのも実に良いモノである。
GFシリーズは、「3」を使っていたことがありました。
とてもコンパクトで、とくにワンコ連れの我が家にはとってもいいサイズ。
それと【iA】がとっても使いやすい・・・・たしか、ちぇりたさんも画面タッチ
のシャッターを使っているとおっしゃっていましたね。
投稿: SAKURA | 2017年5月12日 (金) 09時46分
バリアングル液晶でコンデジスタイルの撮影をする時はタッチシャッターが多いですねえ。
コンパクトなミニカメラではiAによるお任せモードで気軽な撮影が気楽でいいです。
今はGF7が常に鞄の中に放り込んであります。
投稿: ちぇりた | 2017年5月12日 (金) 11時02分